装甲戦士、都市に現る 第10話

重機装士ヴァルダー

重機装士ヴァルダーこと海防大学工学部1年生の皆上遼馬は、ブレイバーズ長官の牧村光平から若手女優・琴川玲奈の護衛を命じられる。
しかし大咲山キャンプ場公園の撮影現場が狂信怪人レッドペンディクターに襲われ、仲間の綾瀬早弥香西沢基樹共々玲奈を連れ去られてしまった。捕らえられていた早弥香と基樹、そしてその他制作関係者たちを助け出したヴァルダーは、その足ですぐさま残る玲奈の救出に向かう。

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

生贄の玲奈

 アジトの山荘から少し離れた山間の採石場。

 むき出しの岩肌と、切り立った断崖が広がるその場所には、不自然なほど大掛かりな撮影セットが組まれていた。

 中央には石造りの生贄の祭壇

 その前で、琴川玲奈が拘束されていた。

琴川玲奈(猿轡は除く)は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。
鉄枷と鎖は、ぽよい様。
背景は、アート、動画、チャット&ツールのためのAIクリエイティビティコミュニティ – SeaArt AIのクイックツール テキストプロンプトによるAI画像編集で追加しました。

 両手には重い鉄枷。そこから伸びる鎖が祭壇両脇に立つの柱に繋がれている。口には猿轡を噛まされ、身動きが取れない。

 玲奈は恥ずかしそうに体をよじる。

 「んっ、んんっ……!!」

 必死に抗おうとするが、鎖がカチャカチャと鳴るだけだった。

 その様子を、少し離れた場所から見下ろす者がいる。

 メガホンを握り、監督席の椅子にふんぞり返る狂信怪人――レッドペンディクターだ。

 彼は腕を組みながら満足そうに頷き、声を張り上げた。

 「よぉーし、カァァッット!!」

 その一言で、周囲にいた撮影スタッフたちがようやく息をついた。

 玲奈も一瞬だけ肩の力を抜く。

 だが、それも束の間だった。

 レッドペンディクターが手を振り上げる。

 「次のシーンに移る!」

 そして怒鳴った。

 「あれを用意しろ!

 戦闘員たちが慌ただしく動き出す。

 やがて、エンジン音を響かせながら一台の大型車両が採石場へ入ってきた。

 クレーン車だった。

 それを見た瞬間、撮影スタッフたちの顔色が変わる。

 レッドペンディクターは満足そうに宣言した。

 「今度はあのクレーンを使って、桃原美鈴を谷底の真上に吊るすのだ!」

 指を突きつけて続ける。

 「命綱なしでな!

 その言葉に、現場が凍りついた。

 撮影スタッフの一人が思わず声を上げる。

 「そんな……!」

 「命綱も無しでやるなんて無茶ですよ!」

 レッドペンディクターは鼻で笑った。

 「その方がリアリティが出るのだ」

 腕を組んで言い放つ。

 「昭和の特撮ヒーローの撮影では命綱など使っておらんかったと聞くぞ!
 やってやれんことはあるまい!?」

 別のスタッフが必死に訴える。

 「我々は反対です!」

 「彼女が危険すぎます!」

 その瞬間、レッドペンディクターの目がギラリと光った。

 「……貴様ら」

 低い声で言う。

 「自分たちの立場が分かっているのか?」

 次の瞬間。

 見張りの戦闘員たちが一斉に銃を構えた。

 カチャッ

 銃口が撮影スタッフたちへ向けられる。

 「うっ……!!」

 「そ、そんな……!」

 誰も動けない。

 レッドペンディクターは高笑いした。

 「命が惜しかったら、とっとと言われた通りにしろ!」

 そして玲奈を指差す。

 「さあ!」

 「琴川玲奈――いや、ライピンクこと桃原美鈴を!」

 「クレーンで空高く吊るすのだ!!」

 戦闘員たちが玲奈へ近づいていく。

 玲奈の瞳が恐怖に揺れた。

 「んんっ……!」

 このまま本当に吊るされてしまうのか――。

ヴァルダー見参

 その時だった。

 突然。

 パァァァーーーン……!

 澄んだトランペットの音色が、採石場一帯に響き渡った。

 戦闘員たちが一斉に顔を上げる。

 「キキ―ッ!?」

 レッドペンディクターも立ち上がった。

 「な、何者だ!?」

 「どこから聞こえて来るんだ!?」

 戦闘員の一人が慌てて指をさした。

 「あっ、あそこだー!!」

 全員が振り向く。

 そこには――

トランペットを吹いている重機装士ヴァルダーは、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。

 採石場の上にそびえる断崖絶壁

 その崖の上に、一人の戦士が立っていた。

 白いパワードスーツに身を包み、堂々とトランペットを吹いている。

 重機装士ヴァルダー

 やがて音色が止まる。

 レッドペンディクターが怒鳴った。

 「貴様、何者だ!?」

 ヴァルダーはゆっくりとトランペットを下ろし、名乗りを上げた。

 「俺の名は――重機装士ヴァルダー!

 崖の上から堂々と宣言する。

 「子供たちに夢と希望を与える特撮を汚そうとする悪の怪人よ!」

 拳を握る。

 「これ以上の悪事――見過ごすわけにはいかん!!」

 その言葉を聞いたレッドペンディクターは、目を見開いた。

 「……貴様」

 ゆっくりと指を突きつける。

 「今のは……もしかして」

 声を震わせながら言った。

 「昭和の頃に放送されたレジェンドの特撮ヒーロー――新造人間マシンダー01の登場シーンのオマージュか!?」

 ヴァルダーは一瞬固まった。

 そして――

 急に嬉しそうな声になる。

 「えっ、もしかして分かる!?」

 レッドペンディクターは胸を張る。

 「特撮好きなら分からいでか!!」

 ヴァルダーは思わずテンションが上がった。

 「いやぁ~!
 今までちっともこの定番の登場の仕方を分かってくれない悪党ばっかりでさぁ~!
 ようやく理解し合える敵と出会えて嬉しいよ♪」

 敵同士なのに、妙に意気投合してしまう二人。

 その様子を――

 撮影スタッフたちは、なんとも言えない白けた目で見ていた。

 玲奈も猿轡を噛んだまま困惑している。

 「……ん?」

 その視線に気づいたヴァルダー。

 「……あ」

 気まずい沈黙。

 コホン、と咳払いする。

 「……コホン!」

 次の瞬間。

 ヴァルダーは崖からジャンプした。

 ドォン!!

 地面に華麗に着地。

 砂煙が舞い上がる。

 ヴァルダーはレッドペンディクターを指差した。

 「誘拐した琴川玲奈さんと、撮影スタッフの皆さんを返してもらうぞ!」

 レッドペンディクターはニヤリと笑う。

 「おぬし……なかなか出来そうだな」

 ゆっくりと前へ出る。

 「よかろう」

 巨大なペン型の杖を構えた。

 「ヴァルダーとやら! 我自ら相手をしてやる!!」

 岩山の採石場に、緊張が走る。

 ヒーローと怪人が向かい合う。

重機装士ヴァルダーと狂信怪人レッドペンディクターは、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。

 ついに――

 重機装士ヴァルダー VS 狂信怪人レッドペンディクター

 決戦の火蓋が、切って落とされようとしていた。

(つづく)


コメント

  1. bakubond より:

     レッドペンディクター監督の下で快調に進む玲奈ちゃんのDIDシーンの撮影。次なるシーンはクレーン車への吊り下げ、そこへ人造人間兄の如くトランペットを吹きながらヴァルダー登場‼レッドペンディクター監督がどのようなポーズで玲奈ちゃんを吊り下げるかで評価が分かれそう…。後手胸縄縛りか、両手釣りということになりそうですが、私の場合前者でしたら
    「何邪魔してんだ‼」
    ということになり、後者だったら
    「よし、間に合ったな」
    ということになりそうです。
     
     次回いよいよ決戦ですが、価値観談義をしながらの戦いになるんでしょうかねえ…。

    • > レッドペンディクター監督がどのようなポーズで玲奈ちゃんを吊り下げるかで評価が分かれそう…。後手胸縄縛りか、両手釣りということになりそうですが、

      管理人も後手胸縄縛りを想定しておりました。『快傑〇バット』に確かそういうシーン(幼い女の子が吊るされる)があったような…。
      両手釣りですと、『太〇戦隊サン〇ルカン』の劇場版でのGIDでありましたね(ただしこちらはクレーン車ではなくヘリコプター…💦)。

  2. S-A より:

    前回人質の早弥香ちゃん&基樹君を救出し、いよいよ玲奈ちゃんとスタッフ一同を救うべく最終決戦…と思いきや共通の趣味の話で盛り上がってしまうヒーローとヴィラン、コミカルでシュールな光景です😅さすがに我に返っていざ対決、ですが戦闘の合間のオタク同士の特撮談義とかも興味ありますね。

    • > ですが戦闘の合間のオタク同士の特撮談義とかも興味ありますね。

      「特撮ヒーロー作品は、まず第一義的に子供たちのための物」と考えるヴァルダーと、「特撮ヒロインは自分の性的欲求を満たすだけの道具」としか考えていないレッドペンディクターの違いが際立つ展開になるかと思います。

  3. 旅鴉 より:

    レッドペンディクター先生が撮影を開始、まずは鎖に繋がれ猿轡をされた玲奈ちゃん、う~ん良いですな~
    そして次は…クレーンで吊るすシーンへ、命綱は無し!
    確かにそれはちょっと危なすぎるような…でも余分なものがあるとリアリティーがなくなるのはたしかにそう…まあ今の時代ならちょちょいのちょいで編集して簡単に消せますけどね(そもそもCG使ってクレーンもいらないかも)
    昔は、本当に撮影で苦労してたんですよね…許可とるのも大変だし、だから爆発をともなうバトルは採石場で…って脱線してスイマセン!💦

    >レッドペンディクター監督がどのようなポーズで玲奈ちゃんを吊り下げるかで評価が分かれそう…。後手胸縄縛りか、両手釣りということになりそうですが。

    自分もbakubond様と同じ、前者ですかね。

    さて、スタッフ達の反対を押し切り、危険な撮影を強引に進めようとするレッドペンディクター超監督、その時…どこからともなく謎のトランペット音色が!
    採石場の崖の上に、パワードスーツを着て器用にトランペットを吹く(どうゆう原理だよ)戦士、重機装士ヴァルダー!

    このなんともインパクトだけはある登場に突っ込みを入れたのは、レッドペンディクター超監督…

    >「今のは……もしかして」

    >声を震わせながら言った。

    >「昭和の頃に放送されたレジェンドの特撮ヒーロー――新造人間マシンダー01の登場シーンのオマージュか!?」

    それを知ってる同志を見つけ、相手が敵でありながらも喜ぶ重機装士ヴァルダー、オタクって仲間を見つけると以上に喜びを感じるものなんですよね…DID趣味の人間が他にもいることを知った時マジで歓喜しましたからね…💦
    …っていうか、平成生まれが昭和のヒーローに詳しいとか、土曜日の夜のテレ朝の番組で、「昭和ヒーロー博士ちゃん」とかで紹介されてそうですよね遼馬くん、ああ特撮はいたな…

    何はともあれ、レッドペンディクター超監督と意気投合したヒーロー博士ちゃんの重機装士ヴァルダー…じゃない!
    周りそっちのけで何楽しそうに話してんだよお前ら!玲奈ちゃんも引いてんじゃねーか!
    周りの生温かい視線を受け、ようやく我に返った2人、ここでいよいよ対決、果たして勝負の行方は…

    >価値観談義をしながらの戦いになるんでしょうかねえ…。

    まあ黙って戦わないでしょうねコイツら…💦

    • > 採石場の崖の上に、パワードスーツを着て器用にトランペットを吹く(どうゆう原理だよ)戦士、重機装士ヴァルダー!

      マスクをつけてるのにどうやってトランペットを吹いているのか……本当に謎ですね(;^_^A アセアセ・・・
      もしかして当て振り(演奏部分を録音済み音源で流し、それに合わせて楽器を演奏するふりをすること)か!?💦

      > …っていうか、平成生まれが昭和のヒーローに詳しいとか、土曜日の夜のテレ朝の番組で、「昭和ヒーロー博士ちゃん」とかで紹介されてそうですよね遼馬くん、ああ特撮はいたな…

      遼馬くんはおそらく自分が生まれる前に放送されていた特撮ヒーローについては、テレビでの「懐かしのヒーロー特集」みたいな番組やネットでの情報で触れて興味を持ち、レンタルDVDやネット配信で片っ端から鑑賞しているんでしょうね…。
      管理人も大体そんな口です(;^_^A アセアセ・・・

  4. JUDO より:

    レッドペンディクター,何というか一部の面倒な濃い特撮ファンを具現化したような存在に思えるのは気のせいでしょうか・・・?
    スタッフの安否が気がかりと同時に玲奈ちゃんの身体を縛るスタッフには「俺に代われ!!!」と言いたくなる心境(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
    これは、ちょっと前の2時間ドラマスタッフにも言えることですね(´艸`*)

    仮○ライダーでない方のゼロワンを彷彿とさせる登場の仕方のヴァルダー( ̄ー ̄)ニヤリ
    そういえば、10年ほど前にあったキ○イダーのリブートは、結局1度きりで立ち消えになってしまったのでしょうか🥶

    • > レッドペンディクター,何というか一部の面倒な濃い特撮ファンを具現化したような存在に思えるのは気のせいでしょうか・・・?

      ネオブラックマフィアの構成員は、みんなレッドペンディクターみたいな奴らです(;^_^A アセアセ・・・

      > スタッフの安否が気がかりと同時に玲奈ちゃんの身体を縛るスタッフには「俺に代われ!!!」と言いたくなる心境(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

      もし特撮ヒロインのDIDシーンのメイキング映像とかあったら、是非見たいところ…。

      > そういえば、10年ほど前にあったキ○イダーのリブートは、結局1度きりで立ち消えになってしまったのでしょうか🥶

      実はその映画、管理人は見ていなかったりします。
      主演は確かルパパトのザミーゴ役(他に大河ドラマでもよくお見かけする)の人でしたね。

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