ネオブラックマフィアの首領・デスクローン総統から、ブレイバーズ長官・牧村光平の誘拐作戦を強要された黒百合は、怪人クローカメレオンと共に光平たちが休暇で訪れた銀嶺山で待ち受け、光平と沢渡優香の捕獲に成功する。
一方、光平たちの危機を知り急行した寺瀬詩郎と稲垣健斗、そして獅場俊一の3人は、ようやく銀嶺山に到着して合流したのだが……。
※文章は、一部を除いてchatGPTで生成しております。
策謀の夜、黒百合の指揮
「んっ、んんっ…!!」
「んぐっ!!…んぐぐっ!!」
光平と優香はともに縛られて山小屋の中に閉じ込められている一方で、山小屋の外では黒百合と怪人クローカメレオンが立っていた。夜の静寂に包まれる森の中、二人の話し声だけが響く。
「ついに捕らえたぞ! あの天凰輝シグフェルを! 拙者たちの大手柄だ~!」
クローカメレオンは大きな声で笑いながら、得意げに何度も尾を振り回していた。
一方、黒百合はその様子に冷ややかな視線を向け、低い声で釘を刺した。
「呆れたわね。喜ぶのはまだ早いわ。むしろ、大変なのはこれからよ。」
クローカメレオンは、さっきまでの興奮した様子を少し引っ込めて振り返った。
「というと?」
黒百合は腕を組み、冷静に答える。
「問題は、これからどうやって牧村光平の身柄を目的地まで無事に移送するかよ。ただの若造を捕まえたわけじゃない。あの天凰輝シグフェルを相手にしてることを忘れないで。」
「しかし、黒百合殿!」クローカメレオンは声を張り上げた。「奴の女も一緒に捕まえたではないか! 人質がいる以上、奴も無茶な真似はできまい。心配のし過ぎだ!」
黒百合は、呆れたようにため息をつく。
「甘いわね。その油断が命取りになるのよ。」
「むう…」クローカメレオンは、困惑しながらも少し引き下がった。
「それに…」黒百合は眉間にシワを寄せ、低く呟く。「デスクローン総統からはここから先の指示がまだ来てないのよ。」
「何!?」クローカメレオンは驚き、声を荒げた。「総統閣下は我らのミッションをお忘れではないだろうな!?」
「忘れるなんてあり得ないでしょうけど、こんな無茶な任務を押し付けておいて、あの男…後は知らんふりを決め込むつもりかもしれないわね。」
黒百合はそう言うと、不満げに森の暗闇を睨んだ。その時、森の奥から一人の戦闘員が駆け込んできた。
「キキ――ッ!! 黒百合殿! クローカメレオン様!」戦闘員は鋭い声で叫んだ。「若い女が二人、こちらに向かって接近中です!」
「何だと!?」クローカメレオンは飛び上がるように驚いた。
一方で黒百合は、焦る素振りも見せずに冷静だった。唇に薄い笑みを浮かべながら、静かに呟く。
「おそらくブレイバーズの隊員ね。でも、心配ないわ。こんなこともあろうかと、そちらの対策も万全よ。吊り橋に切り落としておいたから、そう簡単にはこちらに来れないはずだし、それと他にもう一人の人質も取っておいてあるからね…」
黒百合は指を鳴らし、声を張り上げる。
「クラブバブラス! 出て来なさい!」
その呼び声に応じて、森の暗闇からもう一体の怪人が姿を現した。巨大なカニを思わせる鋭いハサミを持った改造人間・クラブバブラスだ。その甲殻のような体は鋼鉄の輝きを放ち、闇の中で威圧感を漂わせていた。
「呼んだか、黒百合さん。」クラブバブラスは低く不敵な声で応えた。
黒百合は軽く頷き、指示を下す。
「クラブバブラス、かねてからの手筈通り、その女たちの捕獲はあなたに任せるわ。派手に暴れて構わないけど、くれぐれも無駄な手間はかけないで。」
「おう、任せておけ!」クラブバブラスはそのハサミをカチリと鳴らし、笑みを浮かべる。「すぐに片付けてきてやるぜ。」
その言葉を最後に、クラブバブラスは森の奥へと消えていった。黒百合はその背中を見送りながら、低く笑みを浮かべる。
「さあ、ブレイバーズの力、見せてもらうわよ。」
そして再び、森には静寂が訪れるのだった。
吊り橋の攻防!蟹型怪人クラブバブラスの罠
山中の急な坂道を駆け上がり、錦織佳代と稲垣千秋はようやく例の吊り橋へとたどり着いた。しかし、目の前に広がる光景に二人は息を呑む。
吊り橋は無残にも切り落とされ、向こう岸へ渡る手段が断たれていた。橋の両端を支えていたワイヤーは、切り口がむき出しのまま揺れている。
「これは……」佳代は慎重にワイヤーの切り口を調べた。鋭利な刃物で切られたような痕跡があり、切り口の金属はまだ新しく輝いている。
「最近切られたみたいね。おそらく光平と優香は、この向こうに…」と佳代が呟いた。
千秋は眉をひそめながら佳代に近づいた。「完全に向こう岸に渡れなくするための罠ですね。でも、私がスワローレギウスに変身すれば――」
千秋がそう言いかけた瞬間、山中に響き渡るような声が二人を制した。
「待てぇぇぇいッ!」
不意に響く男のような低い声に、二人は反射的に周囲を見回す。
「誰ッ!?」佳代が鋭く声を上げると、吊り橋から少し離れた木陰から、異形の怪人が姿を現した。
蟹の鋏のように巨大な腕、甲殻に覆われた屈強な体躯、そして赤いカラーリングの甲羅が特徴的なその怪人は、不敵な笑みを浮かべながら二人を見下ろしていた。
「俺の名はクラブバブラス!ネオブラックマフィアの改造人間だ!ここから先は通させん!」
「クラブバブラス……!?」千秋は拳を握りしめた。「ネオブラックマフィアの新しい怪人ね!」
佳代は冷静さを保ちながらも、周囲を素早く見回した。「吊り橋を切り落としたのはお前たちね?どうせ私たちの邪魔をするつもりなんでしょ?」
クラブバブラスは愉快そうに甲高い声で笑った。「その通りだ!貴様らが牧村光平の救出に向かうのを防ぐため、俺がここで待ち構えていたのだ!」
「そう簡単に阻まれると思ったら大間違いよ!」千秋はそう言うと、胸元のブレイバーズデバイスを掴んだ。「ブレイブシフト、スワローレギウス・パワードモード!」
しかし、千秋が変身しようとした瞬間、クラブバブラスの巨大な鋏が地面を叩きつけ、振動が二人を襲う。
「ぐっ……!」千秋は足を踏み外しそうになり、変身を中断した。
「おいおい、焦るなよ!」クラブバブラスは高笑いを続けた。「俺が本気を出せば、お前たちごとこの崖を崩してやることもできるんだぜ! それにこれを見ろ!」
クラブバブラスの合図で、戦闘員に捕らえられている柏村晴真が連れて来られる。黒百合が話していた「他にいるもう一人の人質」とは、展望台の観光事務所から連れ去られた晴真のことだったのだ。
「ちくしょう! 放せ! 放せったら!!」
「晴真くん!?」
「佳代姉ちゃん、ごめん!」
展望台の観光案内所に預けてきたはずの晴真が何故ここに!?と驚く佳代。事務所のスタッフに預けたとはいえ、やはり晴真を一人残してきたのは悪手だったか、と悔いるが後の祭りだ。
晴真を盾にしながら「さあ、この小僧の命が惜しかったら、大人しく降参して我々に捕まれ!」と佳代と千秋に迫るクラブバブラス。
「子供を人質を取るなんて卑怯よッ!!💢」と千秋が怒りの声をあげるが、クラブバブラスにはどこ吹く風。卑怯者呼ばわりは、かえって悪党たちには誉め言葉でしかなかった。
「分かったわ。抵抗はしない。あたしたちをどうにでもしなさい。……ごめん、千秋ちゃん」
「気にしないでください。こういう場合、人命が最優先です。私も一緒に付き合いますよ」
「フフフッ…聞き分けのいい娘たちだ。よしっ、お前ら、この二人を捕まえろ!!」
「キキ―ッ!! 大人しくしろッ!!」
「ちょっとどこ触ってんのよ!?💢」
「痛いじゃないッ!! 暴れたりしないから放しなさいよッ!!」
こうして佳代と千秋も、ネオブラックマフィアに捕まってしまった。これで残るは俊一、詩郎、健斗の3人だけとなり、ブレイバーズはこの窮地を脱することが出来るのであろうか!?
つづく。
コメント
晴馬君は胸縄、女の子2人は後ろ手首・・・
二つが合わされば・・・と思いますが、やはり後ろ手首はAIにも限界があるのでしょうか(´Д⊂グスン
『PixAI』ですと、比較的「後ろ手首」イラストの生成は成功しやすいようです。ご参考までに。
https://pixai.art/
ちなみに胸縄はAI生成ではなく、写真からの切り抜きなどで自分で作った素材を合成して使っています。
ここ最近は覗けはしましたが、ちょっと忙しく感想書く暇と体力がなかったです、スイマセン💦
敵の策略に嵌り、優香ちゃんを人質にとられ、とうとう捕らわれの身となってしまった牧村光平こと天凰輝シグフェル!
>「ついに捕らえたぞ! あの天凰輝シグフェルを! 拙者たちの大手柄だ~!」
たかだか変身するぐらいが取り柄のカメレオン野郎が随分と調子にのってますね、
黒百合姐さんは流石にまだ油断していないようですが…
>「デスクローン総統からはここから先の指示がまだ来てないのよ。」
>「何!?」クローカメレオンは驚き、声を荒げた。「総統閣下は我らのミッションをお忘れではないだろうな!?」
>「忘れるなんてあり得ないでしょうけど、こんな無茶な任務を押し付けておいて、あの男…後は知らんふりを決め込むつもりかもしれないわね。」
デスクローン総統の中の人がもしあの方だったのであれば…忘れてるか興味なくしてる可能性あるな…
そこへ新な敵、伊賀忍者錦織佳代とスワローレギウス稲垣千秋が接近中!
だが、黒百合姐さんには、それに対抗すべく策があった!
2人を迎え撃つのはネオブラックマフィアの怪人クラブバブラス!
スイマセン…どうしてもこいつのことクラブハウスって言ってしまうんですけど…
このゴルフ場の建物みたいな名前の奴に立ち向かおうとする佳代ちゃんと千秋ちゃんだったが、なぜかそこには山頂展望台の観光事務所に預けてたはずの晴真くんが人質にとられていた!
そして佳代ちゃんと千秋ちゃんも手も足も出せぬまま捕らわれの身となってしまう…これはまた良い後手絵が出来ましたね~、戦闘員の絵ととても合ってますね!
残るはライオン丸とサイボーグ戦士と少年忍者だけ、さあどうするブレイバーズ!?
まだメンバー的に余裕はありそうですが、ここ最近極めて運がない奴がいますからね…
> ここ最近は覗けはしましたが、ちょっと忙しく感想書く暇と体力がなかったです、スイマセン💦
これまで稀に一日くらい間を空けることはあっても、管理人の記憶が確かならば旅鴉様が3日以上もお見えにならないことは今まで一度もなかったと思うので、正直心配しておりました。お疲れのところお越しいただきありがとうございます。
BRAVERS EDITION episode.32でのAI生成で作った、観光事務所の事務員のお姉さんの緊縛イラストの感想を旅鴉様から聞けなかったのは残念でした…。
いつも楽しみにしている旅鴉様の感想コメントが管理人のプログ更新のモチベーションにも繋がりますので、今後とも(勿論無理のない範囲で)感想コメントを何卒よろしくお願い申し上げます。
> デスクローン総統の中の人がもしあの方だったのであれば…忘れてるか興味なくしてる可能性あるな…
そうですね。おかめの御前=管理人は確かに飽きっぽい性格ですから。でももし本当に途中で放り投げたりしたら、きっと管理人は石を投げられることでしょう(;^_^A アセアセ・・・
> スイマセン…どうしてもこいつのことクラブハウスって言ってしまうんですけど…
実は最初は「カニバブラス」という名前の予定だったのですが、それだと『仮〇〇イダー』に出ていた〇ョッカ―の蟹怪人に名前が似過ぎてしまうため、「カニ」のところを英語名の「クラブ(crab)」に変えてみました。
> 残るはライオン丸とサイボーグ戦士と少年忍者だけ、さあどうするブレイバーズ!?
もうこれ以上野郎の捕虜を増やしても意味はないので、ライオン丸とサイボーグ戦士と少年忍者の3人にはバトル&人質救出役ポジに専念してもらいましょう。詩郎くんにも「不幸キャラ」「ヒロイン扱い」の汚名を返上する機会を与えないといけないですし(;^_^A アセアセ・・・