東京サイド その他周辺人物

　沢渡優香の従弟（優香の母・奈津子の弟夫婦の長男）で、梓季町小学校６年生、12歳。

　従姉のボーイフレンドである光平のことも実の兄のように慕っている弟分の少年。『GREEN SMASH（グリーンスマッシュ）』の小学生特別会員枠として、Gスマの部室にも度々顔を出している。

　同じ教室のマドンナである桜庭和奏に対して、仄かな恋心を抱く。

　梓季町小学校６年生で、晴真と同じクラスの学級委員長を務めている女の子。

　友達思いで頭脳明晰、学年のアイドル的存在で、まさに非の打ちどころのない美少女。

　晴真に誘われる形で『GREEN SMASH（グリーンスマッシュ）』の小学生特別会員となり、Ｇスマの部室に晴真と一緒に度々顔を出している。

　沢渡優香の母で、柏村晴真の伯母。
　海防大学医学部法医学教室准教授で監察医。
　娘や光平たちの所属するテニスサークル『GREEN SMASH（グリーンスマッシュ）』の顧問も務めている。
　旧姓は柏村。

　優香の父で夫の圭介（警察官で殉職当時の階級は警部、その後二階級特進して警視正）とは、優香が中学生の頃に死別している。

　優香と光平の仲をからかうのが日課であり、女子大生の娘がいるとは思えないほど、外見が若い。
　警察やブレイバーフォースからの要請を受け、法医学の見地から事件捜査に協力している。

　光平がシグフェルであることは承知している。

　警視庁刑事部特命広域捜査課所属の女性刑事。28歳。階級は警部補。沢渡優香の今は亡き父・圭介の元部下で、優香や奈津子とは知人同士。ブレイバーフォースの斐川喜紀隊長は後輩に当たり、バディを組んでいた時期もある。

　実は高校・大学を通じてテニス部に所属しインターハイの出場経験もあるテニス経験者で、優香や奈津子から頼まれた縁で、非番の日はテニスサークル『GREEN SMASH（グリーンスマッシュ）』の部室に顔を出し、Gスマの非常勤コーチを務めている。

　現在、久峨コンツェルン絡みの事件が度々もみ消されることに不信を抱き、独自に調査を始めている。

　内閣総理大臣を2期務め、国会議員の職を退いた今も影の終身総理として政財界に隠然たる影響力を持つ国家の重鎮。徳川親藩大名の末裔である。普段は鎌倉郊外の邸宅に居を構えているため、「鎌倉の老人」「鎌倉の隠居」とも呼ばれている。

　牧村光平の亡き父・陽一郎の政治の師であり、現在の光平の後見人的立場。光平がシグフェルであることも知っており、時折日本政府の手に負えないような問題の解決を光平に依頼してくることもある（逆に事件の解決に政治的な力やコネが必要になった場合、光平の方から宗瑞に相談を持ち掛けることも）。

　光平からは「ご隠居」、優香と佳代からは「ご隠居様」、秘書の月影一郎太からは「先生」と呼ばれている。日野愛都紗の父・弦一郎とは囲碁仲間の関係。

　ちなみに80代に差し掛かった老齢ながら、柳生新陰流免許皆伝の使い手である。

　松平宗瑞に仕える秘書兼ボディーガード。その正体は、平家落ち武者の流れを汲む伊賀の忍者集団「月影一族」の若頭領。錦織佳代の忍びとしての直属の上司に当たり、彼女から「若」と呼ばれている。

　光平がシグフェルであることも当然知っており、宗瑞の屋敷内にある道場で彼の剣の稽古の相手を務めることもある。年齢は25歳。