重機装士ヴァルダーこと海防大学工学部1年生の皆上遼馬は、ブレイバーズ長官の牧村光平から若手女優・琴川玲奈の護衛を命じられる。
しかし大咲山キャンプ場公園の撮影現場が狂信怪人レッドペンディクターに襲われ、仲間の綾瀬早弥香、西沢基樹共々玲奈を連れ去られてしまった。
※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。
アジト潜入

狂信怪人レッドペンディクターのアジト――。
山奥に建つその古びた木造の山荘は、夜明けを迎えてなお不気味な静けさに包まれていた。
その一階の一室。
部屋の中央には二つのパイプ椅子が並べられており、そこに西沢基樹と綾瀬早弥香が座らされていた。

二人の両手は背中でロープに縛られ、口にはガムテープが貼られている。身動きの取れない状態だった。
周囲には数人のネオブラックマフィア戦闘員。
機関銃を手にした彼らが、無言のまま警戒している。
不気味な沈黙が部屋を支配していた。
その時――
突然、部屋の隅に立っていた戦闘員の一人が、背後から何者かに引きずり込まれた。
「キキ―ッ!?」
短い悲鳴。
だが次の瞬間には、声は途切れていた。
廊下の暗がりの中に、その戦闘員の体が崩れ落ちる。
そこに立っていたのは――
鋼鉄の装甲をまとった戦士。
重機装士ヴァルダーだった。
早弥香の靴に仕込まれていたGPS信号を頼りに、ヴァルダーはこの山荘を突き止め、単身潜入していたのだ。
ヴァルダーは壁の陰から様子をうかがう。
残りの戦闘員が四人。
その瞬間を狙い――
ヴァルダーは一気に飛び出した。
「ッ!」
ドン!
一人の戦闘員を肘打ちで気絶させる。
振り向いた別の戦闘員が銃を構えようとしたが――
ガシッ!
その腕を掴み、床へ叩きつける。
さらに回転蹴り。
バキッ!
三人目が壁へ吹き飛ぶ。
残る一人が慌てて引き金を引こうとするが――
ヴァルダーの拳が先だった。
ドゴッ!
戦闘員はその場に崩れ落ちた。
わずか数秒。
部屋は静まり返った。
ヴァルダーはすぐに二人へ駆け寄る。
「二人とも、無事か!?」
ガムテープを剥がし、ロープを切る。
基樹は大きく息を吐いた。
「ぷはっ……」
そして文句を言うように言った。
「遅いじゃんかよ」
ヴァルダーは肩をすくめた。
「そう言うなよ」
「これでも飛ばして来たんだぜ」
こんな状況でも軽口を叩き合える。
それは、ヴァルダー――遼馬と基樹の間に揺るぎない信頼があればこそである。
その横で、早弥香が立ち上がる。
少し泣きそうな顔をしていた。
「……心配したんだからね」
ヴァルダーは一瞬だけ言葉を詰まらせた。
そして、ヘルメット越しに笑う。
「悪かった」
両腕を軽く広げる。
「この通り、俺はピンピンしてるから安心しろ」
基樹が急に真面目な顔になる。
「遼馬」
「地下室の牢屋に、行方不明だった制作スタッフの人たちが捕まってる」
ヴァルダーはすぐに頷いた。
「分かった。任せろ」
三人はすぐに山荘の奥へ向かう。
地下牢にて
薄暗い階段を下り、地下室へ。
そこには鉄格子の牢屋が並んでいた。
中から声がする。
「……ん?」
白影伸一が顔を上げる。
「君は!?」
ヴァルダーは手を上げた。
「下がっていてください!」
そして鉄格子を掴む。
装甲のパワーを込める。
ギギギギ……!
分厚い鉄がきしみ始める。
そして――
バキン!!
ヴァルダーは力ずくで鉄格子を引き裂いた。
牢の扉が開く。
中から白影プロデューサー、脚本家の井ノ原敏久、仏谷監督、その他の制作スタッフたちが次々と外へ出てきた。
白影は深く息をつく。
「誰だか知らないが……ありがとう」
「おかげで助かったよ」
その時だった。
早弥香が辺りを見回して言う。
「……あれ?」
「そういえば玲奈さんは……!?」
全員が顔を見合わせる。
確かに――
琴川玲奈の姿がない。
井ノ原が答えた。
「玲奈君なら……」
「一時間くらい前に、数人の撮影スタッフと一緒に裏口からどこかへ連れて行かれた」
「……!」
基樹が声を上げる。
「何だって!?」
ヴァルダーの拳が静かに握られる。
「……」
そしてすぐに振り向いた。
「俺が奴らの後を追って玲奈さんを助ける」
基樹と早弥香を見て言う。
「基樹、早弥香」
「白影プロデューサーたちを頼む!」
早弥香は力強く頷いた。
「分かったわ!」
基樹も胸を叩く。
「任せとけって!」
ヴァルダーは地下室を飛び出し、山荘の外へ向かう。
そこには黒い専用マシン――
**スーパーバイク『ヴァルダー・ラプター』**が待っていた。
ヴァルダーはバイクに跨り、エンジンを始動する。
ブォォォォン!!
エンジンが轟いた。
「待ってろ……玲奈さん」
アクセルをひねる。
次の瞬間――
ヴァルダー・ラプターは土煙を上げ、山道を一直線に駆け出した。
狂信怪人レッドペンディクターを追って。
そして、囚われたヒロイン――琴川玲奈を救うために。
(つづく)

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