朝霧尋紀、友貞稜太、譜久里知世は、UFOマニアの仲良し小学生トリオである。雲龍峰の麓で偶然UFOを目撃した彼らは興奮し、すぐにその時に撮影した証拠写真を週刊誌に売り込もうとしたが、どこも相手にしてくれなかった。最後の望みをかけて鷺島国際大学報道部に向かうも、チーフディレクターの桜庭陽平に門前払いされてしまう。しかし尋紀たちのUFO写真に興味を持った漆崎亜沙美は、同じ報道部の小寺洸介に頼み込んで車を出してもらい、尋紀たち3人を引率する形で今度こそUFOの動かぬ証拠写真を撮ろうと再び雲龍峰へと向かったのだが、そこで秘密基地を築いていた悪のハント星人に捕らえられてしまった。
ハント星人の放つ異星人分解光線の前に敗れたと思われていた異星人スーパーヒーロー・ミラージュジャックも知世の身体を借りて復活し、同じく囚われていた尋紀と稜太を救出! さあ、UFO少年団の反撃が始まった!
発射カウントダウン
ついにハント星人たちは満を持して日本政府に対し宣戦布告。亜沙美たちを人質に取っていることを公表し、要求に応じなければデスマグマ砲を東京に向けて発射すると脅し降伏を迫って来た。直ちに防衛隊の戦闘機が雲龍峰めがけて出撃して来たが、「五月蠅いハエは叩き落せ!」とばかりにハント星の科学技術で整備された万全の防空網によって、戦闘機は空しく次々と撃墜されていく。
亜沙美、優、有理紗の3人は、デスマグマ砲の砲台が設置された屋外すぐそばの柱に縛り付けられていた。ハント星人曰く「デスマグマ砲の記念すべき初攻撃を見学できる特等席」だそうだ。
「ドウヤラ日本政府ハオ前タチヲ見殺シニスルコトニシタラシイナ…」
「人質ハ3人イル。一人クライ見セシメノタメニ処刑シテモマダ2人残ルナww」
「んんーっ!!んんーっ!!💦」
「んむぐぐーっっ!!💦」
亜沙美たちに絶体絶命の危機が迫る!
秘密基地壊滅
一方その頃、譜久里知世に融合したミラージュジャックから指示された朝霧尋紀と友貞稜太の二人は、同じく地下牢で捕まっていた小寺洸介を救出。ハント星人たちが皆基地の外に出払っている隙を突いて、基地の心臓部ともいうべきエネルギー炉のある部屋へと辿り着いていた。
「導火線の設置は終わったよ」
「どうする? 時間だぜ…」
「ミラージュジャックは予定の時間になったら、どんなことが起こっても必ず決行しろと言っていた」
「お姉ちゃんたち…どうか無事でいて!」
洸介たちはエネルギー炉に爆薬を仕掛け、導火線に点火した。その頃、地上ではミラージュジャックがハント星人たちと対峙していた!
「オノレミラージュジャックメ! 生キテイタノカ!?💢」
「私は大宇宙の大いなる正義が遣わした光の使者! そう簡単にくたばってたまるかww」
「ダガミラージュジャック、貴様一人ガ茶番ヲ打ッタトコロデ無駄ナコトダ! スデニ日本ハ我々ハント星人ノ手中ニアルモ同然!」
「フフフッ…果たしてそれはどうかな?」( ̄ー ̄)ニヤリ
その時、地下から大きな爆発音と轟音が鳴り響いた。
「…ナ、ナンダ!?💦」
「何事ガ起ッタノダ!?💦」
「お前たちの秘密基地の心臓部であるエネルギー炉が吹っ飛んだのよ。肝心の動力源がなければ、もうご自慢のデスマグマ砲も異星人分解光線も撃つことは出来まい」
「オ、オノレェェッッ!!💢」
「デアエー!!デアエー!!曲者ダァァッッ!!」
「コヤツハ大宇宙ノ正義ノ使者ノ名ヲ騙ル痴レ者ダ! コノ狼藉者ヲ切リ捨テロ!!」
「已むを得ん! 俺の名前は引導代わりだ! 迷わず地獄に落ちるがよい!」
この後、例の如くハント星人たちはミラージュジャックにフルボッコにされ、その邪悪な地球征服の野望は潰えることになるのであるが、戦闘シーンは(書くのが苦手なので💦)省略します。一応捕まっていた亜沙美たちは助け出され、洸介や尋紀たちボーイズの方も基地の爆発前にちゃんと脱出していて無事だったのは言うまでもない(^^♪
END
コメント
>ついにハント星人たちは満を持して日本政府に対し宣戦布告。亜沙美たちを人質に取っていることを公表し、要求に応じなければデスマグマ砲を東京に向けて発射すると脅し降伏を迫って来た。直ちに防衛隊の戦闘機が雲龍峰めがけて出撃して来たが、「五月蠅いハエは叩き落せ!」とばかりにハント星の科学技術で整備された万全の防空網によって、戦闘機は空しく次々と撃墜されていく。
はい、これはニュースになるでしょうから、仮にも最新鋭戦闘機が国内のあきらかに地球外生命体らしき者の兵器で撃ち落されてるわけですから、これが第三国の攻撃だとしたらそれこそ大問題なわけですし、仮にも報道部を名乗ってる人間が、まさか新聞も読んでなくニュースを見てないってことはないでしょうから…っていうわけで、陽平くんの意見を聞きたいところなんですが!
さて、人質が3人もいるので1人ぐらいはと、勿体な…ゲスい事を言い出すハント星人、このままでは3人の中の誰かが…って美女達のピンチの裏で…
少年達に基地のエネルギー炉に爆弾を仕掛けさせるという物騒なことをさせるミラージュジャック、導火線って…なんでアナログなもん使わせてんだろあぶねーだろ!
そして自分は颯爽と捕らわれの美女たちの前に現れ、時代劇の悪役のような台詞を吐くハント星人達を無双、これまた美味しい所を持っていきやがった…
…で、今回は地球外生命体の目撃者が多数、しかもその中の3人は報道部の仲間達、更にミラージュジャックの存在…陽平くんの意見を聞きたいのですが!
> 陽平くんの意見を聞きたいのですが!
大事なことだから2回繰り返しましたね?( ̄ー ̄)ニヤリ
お答えします。陽平くんの頑なにオカルトを信じない性格は、某MI6の殺しのライセンスを持つ美少年キラーな少佐殿に匹敵します。おそらくTVや新聞でハント星人に関するニュースが流れたところで「そんなのはフェイクニュースだ!」と即座に全否定するのではないでしょうか?