朝霧尋紀、友貞稜太、譜久里知世は、UFOマニアの仲良し小学生トリオである。雲龍峰の麓で偶然UFOを目撃した彼らは興奮し、すぐにその時に撮影した証拠写真を週刊誌に売り込もうとしたが、どこも相手にしてくれなかった。最後の望みをかけて鷺島国際大学報道部に向かうも、チーフディレクターの桜庭陽平に門前払いされてしまう。しかし尋紀たちのUFO写真に興味を持った漆崎亜沙美は、同じ報道部の小寺洸介に頼み込んで車を出してもらい、尋紀たち3人を引率する形で今度こそUFOの動かぬ証拠写真を撮ろうと再び雲龍峰へと向かったのだが、そこで秘密基地を築いていた悪のハント星人に捕らえられてしまった。
ミラージュジャックVSハント星人
雲龍峰の地下深い闇の中に、邪悪なハント星人たちが潜んでいた。彼らは地球を征服するための秘密計画を進めており、その中枢となる基地を雲龍峰の地下に築いていたのである。
突然、基地に緊急警報が鳴り響く。暗闇の中、一群のハント星人兵士が武器を手に取り、侵入者に備える。その時、地下基地の中央に光が差し込む。その光の中から、大宇宙の大いなる正義の使者の一人、異星人のミラージュジャックが姿を現した。
ミラージュジャックはその視覚能力を活かし、ミラージュビジョンを切り替えながら敵の配置を確認した。瞬く間にミラージュブレードを手に持ち、素早くハント星人に襲いかかった。彼のブレードは空気を切り裂き、敵の装甲を容易に貫通した。
ハント星人はミラージュジャックの出現に驚きつつも、迅速に反撃に転じる。エネルギーを込めたビームを放ち、ミラージュジャックに向けて照準を定める。しかし、ミラージュジャックはその攻撃を見越して素早く回避し、その間にミラージュボムを手に取った。
光と熱を放つミラージュボムが爆発し、地下基地は一瞬で明るい光に包まれた。混乱の中、ミラージュジャックは機敏に動き、ハント星人たちを次々と倒していった。
しかし、ハント星人の指揮官はまだ生き残っていた。彼は巧みな戦術でミラージュジャックに対抗し、激しい一騎打ちが繰り広げられた。
「フハハハハ!! 待ッテイタゾ、ミラージュジャック! ソロソロ来ル頃ダト思ッテイタ」
「何だと!? いったいどういうことだ!?」
「コウイウコトダ!」
ハント星人たちはこの時に備え、対ミラージュ星人用必殺兵器「異星人分解光線砲」を開発していたのだ!
「今日ガ貴様ノ最期ダ! ミラージュジャック!! 異星人分解光線砲ヲ食ラエッ!!」
「何をこの程度ッ……ぐ、ぐわあァァッッ!!」
異星人分解光線を正面からマトモに浴びてしまったミラージュジャックは、完全に消滅してしまった! そして後に残されたのは、ミラージュジャックと一心同体に融合していた地球人の少女、星本有理紗であった。星本有理紗がミラージュジャックと融合していた経緯については、こちらを参照のこと。
「何ダ? コノ地球人ノ小娘ハ?」
「オソラク、ミラージュジャックト融合シテイタノダロウ…」
「野蛮ナ原始生物ノ如キ地球人ノ雌ト融合スルトハ…。相モ変ワラズ物好キナ奴ww」
「セッカクダカラコノ地球人モ我々ノ捕虜ニスルトスルカ」
気を失ったまま倒れている有理紗は、そのままハント星人たちに担がれて地下の秘密基地へと運び込まれて行った。
果たして、僕らのヒーローであるミラージュジャックは本当に死んでしまったのか!? あぁミラージュジャックよ、願わくば今一度正義と平和を守るために蘇ってくれ!!
洸介の後悔
「おーい!! 出せー!! 出しやがれーっ!!」
ハント星人の秘密基地の地下牢へと一人放り込まれていた小寺洸介。あれから朝霧尋紀ら子供たちとも引き離され、今彼らや亜沙美がどのような状況に置かれているのかは皆目見当もつかない。
「くっ、漆崎さんみたいに俺ももっと尋紀くんたちの話に真摯に耳を傾けていれば、こんなことには…!」
桜庭陽平ほどの筋金入りのオカルト否定派ではないにしても、洸介自身も尋紀たち小学生が最初にUFO写真を持ち込んだ時はマトモに相手をする気にもならなかった。しかしそのUFO写真は本物だったのだ。今更後悔しても仕方がないが、あの時もっと彼ら子供たちの訴えに誠実な態度を示すべきだった。
「俺は絶対に諦めないぞ! 必ずここから生きて脱出して、尋紀くんたちにしっかりと謝らないとな!」
{あのー……もしもし?}
「――!! わあァァッッ!! な、何だよお前は!? もしかして幽霊か?」
{幽霊とは失敬な! 私は遥か彼方の大宇宙より遣わされた大いなる正義の使者、ミラージュジャックだ!}
縛られている洸介の目の前にいきなり現れたのは、ハント星人の異星人分解光線によって倒されたはずのミラージュジャックであった! 今は肉体を持たない精神エネルギー体であるので、洸介が「幽霊」と言うのもあながち間違いではない。
ミラージュジャックは「実はかくかくしかじか」と洸介に事情を説明し、近くに融合するための適当な人間の肉体はないか?と尋ねて来た。ミラージュジャックは現地の惑星の環境に適応した知的生命体と融合しないと力が湧いて来ず、巨大な悪と戦うことが出来ないのだ。
「それなら俺の身体を使ってくれ! それで漆崎さんや子供たちを助けられるなら安いもんだぜ!」
{あー、すまん。男の肉体は生理的に無理だ。悪いが他を当たらせてもらう。邪魔したな…}
「…ちょ、ちょっと待ってくれ!!💦 そんなこと言わずに行かないでくれよー!!💦」
哀れなるかな、ミラージュジャックにあっさり融合を断られてしまった小寺洸介。果たして彼は自力でこの窮地を脱することが出来るのか? そしてミラージュジャックは次にいったい誰と融合しようというのだろうか?
つづく。
コメント
異星人分解光線砲、いつの間にかこんな物を…。いつものハント星人じゃない…。そしてミラージュジャックと分離されてしまった有理紗ちゃんが捕らわれの身に…。これってもしかしたらTEAMFRIENDSから誰か来るというフラグなんでしょうか?
精神エネルギー体になったミラージュジャック、洸介君の申し出を拒否してあくまでも女性の体にこだわってますが、亜沙美ちゃんと知世ちゃんどちらに…、と言いたいところですが、知世ちゃんではミラージュジャック的には幼すぎるということになるんでしょうかねえ。
> これってもしかしたらTEAMFRIENDSから誰か来るというフラグなんでしょうか?
いえ、TEAM FRIENDSとのコラボの予定は今のところありません。今回特別出演するのは有理紗ちゃん一人だけですね。同じく似たようなキャラクターである学生探偵社ともコラボする予定はないです。
> 知世ちゃんではミラージュジャック的には幼すぎるということになるんでしょうかねえ。
恐れながらそれは考えが甘いかと。地球人の女体の神秘に並々ならぬ知的好奇心を示すミラージュジャックが、「年齢が幼過ぎるから」とかの理由で知世ちゃんに配慮するとでも思いますか?( ̄ー ̄)ニヤリ
うん、やはりミラージュジャックさまの仰るとおりに、遠く異星から来訪した異星人が男女問わずに必ずしも自分と同じ性別の地球人に憑依する必要も法もいわれもないわけで・・・やはり、憑依するなら美少女ですかね~( ̄▽ ̄)もちろん、自らヒロピンな目に遭って自ら脱出!!なんて計画してるわけであります(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
まったく関係のない話でございますが、大首領JUDOの名でX(旧Twitter)も復活いたしました!(^▽^)/
> まったく関係のない話でございますが、大首領JUDOの名でX(旧Twitter)も復活いたしました!(^▽^)/
それはよかったと同時に羨ましい限りです。
イー〇ン・マ〇ク氏が経営権を握るようになってから、どんどん改悪されて使いづらくなっているX(旧Twitter)ですが、もう管理人はアカウント復活は諦めております。
もし気が向いたらで構いませんので、よろしければJUDO様のXアカウントにて当ブログの宣伝もよろしくお願い申し上げます🙇
やっぱり現れたかミラージュジャック、どうせまた出鱈目な超パワーを見せて無双するんでしょ…って…あれ…やられるんかい!
ミラージュジャックよ…ハント星人ごときにやられるとは情けない…っと思わずドラクエの王様のような言葉が出てきてしまいましたね…その上とり憑いてた有理紗ちゃんまで捕虜にされてしまうなんて…
まあ…君の仇は他のXだかマスクだかがとってくれるだろうから、安らかに眠れ…ってG並にしぶとい野郎がそうかんたんに退場するわけないですよね~
今まで非現実的な事件に散々巻き込まれてきたのに、UFOに懐疑的でけっこう暢気していて、あっさりとハント星人に捕らわれ、そしてキッズ達を窮地に…その事に責任を感じるも縛られ閉じ込められ絶賛役立たず中の洸介くん、
そこへ、フォースと一体化したジェダイごとく霊体で現れるミラージュジャック、新たな融合体を探している彼に、自らの体を刺し出そうとする洸介くんに…
>{あー、すまん。男の肉体は生理的に無理だ。悪いが他を当たらせてもらう。邪魔したな…}
お前はブレイバーンか…そう言えばこんな奴だった…まあ気持ちは解るが…
哀れこのまま放置される洸介くん、このまま最後まで役立たずで終わるのかな…?
さて今回変態…ミラージュジャックがとり憑くのは…順当にいけば亜沙美ちゃんだが…まさかこいつ…JSにまで手を出すのか…?
> さて今回変態…ミラージュジャックがとり憑くのは…順当にいけば亜沙美ちゃんだが…まさかこいつ…JSにまで手を出すのか…?
あのミラージュジャックのやることですよ?
J S に 手 を 出 す に 決 ま っ て る じ ゃ な い で す か!!