サバゲ―サークル「DRYADES」の新規加入メンバーである上江洲紗樹は、夜に自宅近くで変質者に襲われたところを星彩のルミナに救われた。それ以来、紗樹はルミナの熱烈なファンとなる。
しかしその後、女子大生を狙った新たな拉致監禁事件が発生。アスカロン財団の加藤段十郎も喫茶店Lilyに姿を現し、またDRYADES代表を務める羽鳥瑠璃華の発案で学生たちによる自発的な夜間パトロールも始まり、事態は俄かに動き出す。
小寺洸介と別城寿莉愛は、D地区をパトロール中、怪しげな不審車を目撃し、その車が敷地内に入って行った廃墟ホテルの内部へと潜入するが、ホテルから脱出直前に寿莉愛は行方不明となり、洸介は加藤段十郎と再会する。しかしその頃、羽鳥瑠璃華たちは、埼玉県警の則元刑事によって夜間パトロール隊を強制的に解散させられてしまっていた。
※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。
深夜の公衆トイレ
鷺島国際大学の学生寮へ続く道。その途中にある小さな児童公園は、昼間の賑わいが嘘のように静まり返っていた。ブランコは風に軋み、砂場には誰もいない。公衆トイレの白い外壁だけが、妙に浮いて見える。
その中――男子トイレの個室で、白鳥玲音は必死にもがいていた。
「んんーっ!! んむむーっ!!」
声にならない声が、狭い空間に反響する。縄で身動きを封じられ、口には猿轡。状況を理解しても、怒りより先に困惑がこみ上げる。

男子トイレ背景は、Leonardo.Ai App – Generate AI Images, Videos & DesignsのモデルLeonardo Anime XL(Anime General)で生成しました。
扉の前に立つ羽鳥瑠璃華は、涙が滲みそうな目で両手を合わせていた。
「ごめんなさい、白鳥先輩……! 本当にごめんなさい!」
声は震え、何度も頭を下げる。
「少しの間だけ、そこで大人しくしててください。必ず……必ず戻りますから!」
返事は、くぐもった抗議の声だけだった。
「んぐむむーぅっ!!」
瑠璃華は唇を噛みしめ、踵を返す。扉の向こうに残る気配から目を背けるように、公園を抜けて走り出した。仲間たちが消えた。時間がない。誰かが動かなければ――その焦りが、彼女を突き動かしていた。
だが、公園を出て数十メートル。街灯の下で、行く手を塞ぐ影があった。仁王立ちで、逃げ道を断つように。

「どこに行くの、瑠璃華さん?」
低く落ち着いた声。笹南侑衣梨だった。
瑠璃華は息を呑み、足を止める。
「侑衣梨さん!? ど、どうしてここに……!」
胸の奥で、焦りが一気に膨らむ。逃げるべきか、誤魔化すべきか。けれど侑衣梨の視線は、すでにすべてを見通しているようだった。静かな夜の空気が、二人の間に張り詰めていく。
まさかのバトル突入
街灯の白い光の下、二人の影が向かい合う。夜の住宅街は静まり返り、遠くで車の走る音だけがかすかに聞こえていた。
侑衣梨は腕を組み、落ち着いた声で言った。
「警察の人から、自宅に帰るように言われてたんでしょ?」
その一言に、瑠璃華の表情が揺れる。彼女は一歩前に出て、勢いよく両手を合わせた。
「お願い、侑衣梨さん! 見逃して!」
必死さが滲み出る声だった。
しかし侑衣梨は首を横に振る。
「ダーメ。これ以上、危険なことに巻き込ませるわけにはいかないわ!」
その言葉には、はっきりとした拒絶と、確かな保護の意志があった。
瑠璃華は歯を食いしばり、ぐっと身構える。
「くっ……こうなったら腕ずくでも!」
一瞬だけ、申し訳なさそうに眉を下げてから続ける。
「一応手加減はするけど、痛かったら勘弁してね!」
次の瞬間、瑠璃華は踏み込んだ。だがその攻撃は、あっさりと侑衣梨に受け止められる。手首を掴まれ、勢いを殺されても、瑠璃華は驚かない。むしろ口元を歪め、ニヤリと笑った。
「やっぱり……前々から思ってたんですよねぇ~」
視線を鋭くして続ける。
「侑衣梨さんも優姫さんも、ただの喫茶店の店員じゃないって。あなたたち、本当は何者なの?」
侑衣梨は一瞬だけ目を細め、すぐにいつもの調子に戻った。
「さあ、どうなのかしらね?」

「惚けるつもり?」
瑠璃華は腕を振りほどき、再び構える。
「なら、拳で聞いてみるしかないわね!」
こうして二人の衝突は始まった。攻めては受け、かわしては踏み込む。互いに譲らず、決着のつかない攻防が続く。だが、時間とともに動きは鈍り、呼吸は荒くなっていった。

やがて二人は同時に距離を取り、その場に座り込む。
「ハァ……ハァ……なかなか、やりますね……」
瑠璃華が息を切らしながら言う。
侑衣梨も肩で息をしつつ、苦笑した。
「ハァ……ハァ……そ、そっちもね……」
沈黙の後、互いに視線を交わす。勝敗はついていない。
「……引き分け、でいいですか?」
瑠璃華が控えめに切り出す。
侑衣梨は少し考え、ため息をついた。
「仕方ないわね……」
そして条件を付け加える。
「みんなを探しに行くんでしょ…? いいわよ。ただし、私も一緒について行く。それが条件よ」
瑠璃華の顔が、ぱっと明るくなる。
「本当ですか!?」
「ええ。あなたたちを放っておけないもの」
そう言って立ち上がる侑衣梨。その横で、瑠璃華も勢いよく立ち上がった。
こうして二人は、同じ目的のために並び立つことになる。夜の街は、まだ何も語らないまま、静かに彼女たちを待ち受けていた。
(つづく)

コメント
則元刑事の予想通り白鳥玲音君をトイレに緊縛監禁して救出に向かう瑠璃華さん、後輩に緊縛監禁されてしまう玲音先輩ちょっと情けなくありません?瑠璃華さんも監禁場所は選んだほうがいいような…。
救出に向かう瑠璃華さんの前に立ちはだかったのは笹浪侑衣梨ちゃん‼拳語りの末に同伴を条件に行かせてもらえることになった瑠璃華さん、次回遂に初DIDか‼
> 後輩に緊縛監禁されてしまう玲音先輩ちょっと情けなくありません?
まあ玲音くんは基本、そんなキャラです(;^_^A アセアセ・・・
> 瑠璃華さんも監禁場所は選んだほうがいいような…。
朝になっても忘れられていたりして…💦
哀れ玲音くん( ノД`)シクシク…
> 次回遂に初DIDか‼
侑衣梨ちゃんは旅鴉様が挿絵を作ってくれたので、DIDはほぼ確定ですね。
瑠璃華姐さんはというと、先に侑衣梨ちゃんを人質に取られ、それでやむなく自分も囚われの身に……という展開ならありそうです。