アスカロン財団のライトシーカー、テリーサ=エリスとマッテオ=ラファエロ=グラツィアーニの二人は、巷で活躍しているという謎のスーパーロボットの調査をするために、常夏の楽園パシフィックゲートウェイ島に上陸した。謎のロボットの機体名称が「アクアライザー」であることまで突き止めた二人だったが……。
※文章は、一部chatGPTで生成しております。
友美に忍び寄る魔の手
週刊パシフィックの新人契約カメラマン・中村友美は、最愛の弟・弘樹がネオブラックマフィアに襲われ誘拐されかけた事態に怒り心頭。あれ以来、独自にネオブラックマフィアの動きを追っていた。
「ヒロくんをあんな危ない目に遭わせるなんて! ネオブラックマフィアの奴ら、絶対に許さないんだからッ!」
ジャーナリストの端くれとして、また一人の姉として、アクアライザーの活躍で弘樹が無事に救出された現場へと戻り、他に何か見落としている点はないか?と念入りに辺り一帯を見回して歩く友美。
「ヒロくんがこの方向に連れて行かれるところだったってことは、奴らのアジトはこの近くにあるのかな?」
現場百回――事件現場にこそ解決の糸口が隠されているのであり、百回訪れてでも慎重に調査を繰り返すのは、云わば捜査の常道である。弘樹を乗せていた車が向かっていた方向へとしばらく歩いてみる友美。いつしか彼女は、人や交通量の少ない郊外へと辿り着いていた。
しかし、そんな彼女の背後に、にゅるにゅるっと、音もたてず忍び寄る何かが…!?

「えっ…!?」
テリーサ、学校に潜入。
翌日、再び放課後のエバーグレン高校を訪れるテリーサとマッテオ。この時間帯は、部活動などで学校に残っている生徒はまだ多いものの、校舎の教室内にはほとんど人がいなくなる。このチャンスを待っていたテリーサは、一人で校舎内に忍び込むつもりでいた。
マッテオは、心配そうに眉をひそめた。
「本当に学校内に忍び込むつもりですか? 不法侵入になりますよ?」
テリーサは軽く笑って肩をすくめた。
「人聞きの悪いこと言わないでよ。見学よ、あくまで見学!」
エバーグレン高校は、普段の平日は敷地内は一般人にも広く開放されている(…とはいえ、警備員が常駐している警備ゲートは通らねばならないが)。今なら中村弘樹が普段通っている教室には、おそらく誰もいない。その隙に弘樹の机に直接手で触れて、テリーサのサイコメトリー能力で残留思念を読み取り、何か手がかりを掴もうという魂胆だった。
マッテオは、なおも渋い表情を浮かべている。
「一人で大丈夫ですか? 私もついて行った方が…」
しかし、テリーサは彼の言葉をさえぎるように言った。
「神父まで一緒について来ちゃったら、それこそ不審者扱いされて目立つじゃん! 私なら年恰好からしてそんなに怪しまれない筈よ。まあそこで吉報を待ってて♪」
マッテオは仕方なくため息をつきながら頷いた。
「…わかりました。くれぐれも気をつけてください。」
こうしてテリーサは生徒を装って、女の子らしいスマイルと挨拶で警備ゲートも軽くスルーし、まんまと学校内に潜入。廊下を慎重に進み、1年生の弘樹の教室に辿り着いた。教室内は静まり返っており、窓から差し込む夕方の柔らかな光だけが室内を照らしていた。
テリーサは弘樹の席を見つけ、そっと近づく。誰もいないことを再度確認した後、彼女は机の表面に手を触れた。冷たい木の感触が指先に伝わる中、彼女は目を閉じ、精神を集中させる。
サイコメトリーの能力を使い、机に残された思念を探る。
「……ビンゴね。」
ニヤリと笑うテリーサ。どうやら彼女は、弘樹とアクアライザーなる巨大ロボットとの関係に関わる、何か重大な手掛かりを掴んだようだ。
一方、校舎の外で待つマッテオは、心配そうに校舎を見つめながら祈るように手を組んでいた。
テリーサに迫る危機
テリーサは教室を後にしようとした矢先、思いがけない人物と鉢合わせしてしまった。目の前に立っていたのは、志賀野紗季だった。
「あれっ? テリーサさんじゃないですか?」
驚きのあまり、テリーサは一瞬言葉を失った。
「……さ、紗季さん!? なんでこんなところにいるのよ!?」
紗季は首をかしげながら、少し驚いた様子で答える。
「学校への取材の帰りです。生徒会のボランティア活動をレポートしたところで。それより、テリーサさんこそ、こんなところで何をしてるんですか?」
不意を突かれたテリーサは一瞬うろたえたが、すぐに笑顔を作って取り繕った。
「え、ええっと……ちょっと校内を見学したいと思って。それで、迷っちゃったのよね💦」
紗季は少し怪訝そうな顔をしたものの、特に疑う様子は見せなかった。
その時、紗季のスマホから着信音が鳴った。画面を確認した紗季の表情が少し強張る。
「あら、友美さんからだわ!」
慌てて電話に出る紗季。テリーサはその様子を不安そうに見守った。
「もしもし、友美さん? えっ! 何ですって!?」
紗季の顔色がさっと変わった。
「どうしたの?」
紗季は電話を切り、焦った様子で説明した。
「大変です! 友美さんが、昨日弘樹君が助けられた現場で、怪物に襲われたんですって!」
「それ本当なの!? 怪物ってまさか……」
「私は警察に連絡してから、すぐに現場に向かいます!」
テリーサは素早く頷く。
「分かった。私たちもすぐに行く!」
そう言うと、テリーサは急いで自分のスマホを取り出し、外で待機しているマッテオに連絡を取る。
「もしもし神父! 緊急事態なの! 友美さんが!」
その時、テリーサの背後にそっと近づいた紗季が、素早く彼女の首筋に手刀を打ち込んだ!
「うっ…!?」
その場で気を失い、倒れ込んでしまうテリーサ。
『もしもし!テリーサ!どうしましたか!?テリーサッ!!』
床に落ち、マッテオからの応答する声が空しく響くテリーサのスマートフォン。紗季はそのスマホの液晶画面めがけて履いていたハイヒールで強く踏みつけた。
囚われのテリーサと友美
「うっ、ううっ……」
「…さん! テリーサさんッ! 起きてください!!」
「うっ、こ、ここは…?」

背景は、Stable Diffusion Onlineで生成しました。
気が付くとテリーサは、どこか見知らぬ廃墟らしき建物の一室で、友美と一緒に柱にロープで縛り付けられていた。
「…いったぁッ。ちっくしょー、まだ頭と首筋の辺りがズキズキするぅ!」
「大丈夫ですか?」
「それよりここはどこ? あなたは何で捕まってるのよ? 怪物に襲われたんじゃなかったの?」
「それは……」
そこへ二人の前に姿を現す志賀野紗季。
「やっとお目覚め?」
「紗季さん、これはいったいどういうつもりかしら…?」
「フフフッ…こういうことさッ!!」
紗季は変身し、ネオブラックマフィアの怪人ヴェノムデビルの正体を現す!
「やっぱりそういうことだったの。アンタの心は常に読んでいたはずだったんだけどね…」
「舐めるな小娘。俺は自分の心に鍵をかける術を心得ているのだ。たとえサイコメトラーだろうがテレパスだろうが、俺の意図を見抜くことなどは出来ん!」
「本物の紗季さんはどうしたの?」
「さあな、今頃野垂れ死にしていなければいいが、フフフッ…!!」
「私たちをどうするつもり?」
「そうだな、そこのポンコツ女カメラマンはともかく、ライトシーカーのお前にはたっぷりと利用価値がある。洗脳を施してアスカロン財団に送り返し、スパイとして利用してやるのも面白そうだな!」
中村友美とテリーサ=エリスは、ネオブラックマフィアの手中に落ちてしまった。果たして彼女たちの運命は!?
つづく。
コメント
>「ヒロくんをあんな危ない目に遭わせるなんて! ネオブラックマフィアの奴ら、絶対に許さないんだからッ!」
愛しの弟を酷い目に遭わせたネオブラックマフィアに怒り心頭な友美さん、だがここはジャーナリスト(仮)、拳で戦うのではなく悪の正体を暴き、白日の下に晒すこと、そのための調査ために事件現場に赴いたのだが…殆どド素人の友美さんの動きなどお見通しなわけで、勿論待ち伏せを受けてしまうのである…カモネギだった…
そしてその頃、何とかアクアライザーの秘密を探ろうと、その関係者であるであろう弘樹くんから情報を得ようと考えたテリーサちゃん、ここでやっぱりサイコメトリーの本来の使い方、弘樹くんの机から残留思念を読み取り、アクアライザーの秘密を探ろうと考えた、
何か嫌な予感がするのか心配するマッテオ神父、だがさくさくと学校へと入っていくテリーサ、さすが国際色豊かなエバーグレン高校、白人女性のテリーサちゃんをあっさりスルー、まあ19歳で挿絵の見た目も若いですからね、騙されるわ。
そして弘樹くんの机から情報を読み取ったテリーサちゃん、意気揚々と帰ろうとしたら、意外な人物と遭遇、なんとそれは紗季さんだった。
下手くそな言い訳で誤魔化そうとするテリーサちゃん、そこに紗季さんのスマホに友美さんからの電話が、なんと友美さんが怪人に襲われたらしい!
慌ててマッテオ神父に連絡をとるテリーサちゃんだが、その首筋に紗季さんが手刀を振り下ろす。
改めて思うのですが、怪人ヴェノムデビル…演技上手すぎだろ…。
テリーサちゃんが目を覚ますと、なんと怪人に襲われている友美さんと仲良く縛られていた!
そして目の前には志賀野紗季改め、怪人ヴェノムデビルが…!
ここで思念が読めなかったことの種明かし、こいつには自分の心に鍵をかける術を使える、サイコメトラーやテレパスなどの天敵だった!
調査系なので送られたテリーサちゃんですが、まさかこんなんがいるって解かるわけねーだろ!
とりあえず話を聞く限りまだ本物の紗季さんは監禁されてるだけで無事っぽいですね。
>「私たちをどうするつもり?」
>「そうだな、そこのポンコツ女カメラマンはともかく、ライトシーカーのお前にはたっぷりと利用価値がある。洗脳を施してアスカロン財団に送り返し、スパイとして利用してやるのも面白そうだな!」
いやいやポンコツカメラマンにも弘樹くんを呼び出すための餌って役割がありますから捨てちゃだめですよ、そしてテリーサちゃんは洗脳を施してスパイとして使うですと…洗脳…なんだろう色々と気になるキーワードですね、どんなことされちゃうんだろ、わたし、気になります!
> 殆どド素人の友美さんの動きなどお見通しなわけで、勿論待ち伏せを受けてしまうのである…カモネギだった…
今回はテリーサちゃんとの連縛ということで、絵柄もAI生成されたテリーサに合わせるために、友美さんも同じAIイラストにしてみました。いつもの「半袖セーラー服&ショートパンツのマリンルック」がAI生成で上手くいかなかったため、落人村ブログ時代の黄色Tシャツとデニムショーパンの組み合わせコーデに一時的に戻してみました。友美さんの髪の2本のアホ毛も再現できなかったのは、個人的に残念でした。髪型はアホ毛の生成が一番難しいかもです💦
> 改めて思うのですが、怪人ヴェノムデビル…演技上手すぎだろ…。
見事テリーサちゃんを(ついでに友美さんまで)捕らえるとは、怪人ヴェノムデビル、我が配下ながら有能な奴よ、フフフッ……。
> とりあえず話を聞く限りまだ本物の紗季さんは監禁されてるだけで無事っぽいですね。
ところで自分でシナリオを書いていてこう言うのも何ですが、本物の紗季さん、長期間監禁されている間、ちゃんと食事やトイレの世話を受けているんでしょうか…?
ヴェノムデビルは「野垂れ死にしていなければいいがな」とか言っていたので、少し心配ですね。
まあそこはツッコんではいけないのでしょうが(;^_^A アセアセ・・・
> いやいやポンコツカメラマンにも弘樹くんを呼び出すための餌って役割がありますから捨てちゃだめですよ、
いよいよライトシーカーの目の前で、弘樹くんが無双する時が近づいているようですね。
果たして彼のバーサーカーモードは、ネオブラックマフィアの怪人にも通用するのでしょうか?