南の島の極秘調査 第3話

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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※掲載されている画像の無断転載を禁じます!
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アスカロン財団ライトシーカーテリーサ=エリスマッテオ=ラファエロ=グラツィアーニの二人は、巷で活躍しているという謎のスーパーロボットの調査をするために、常夏の楽園パシフィックゲートウェイ島に上陸した。財団の協力者であるジャーナリストの志賀野紗季の紹介で、週刊パシフィックの新人カメラマン・中村友美に接触するテリーサたちだったが、結局大した情報は得られず調査初日は空振りに……。

※文章は、chatGPTで生成しております。

放課後の監視風景

翌日、テリーサとマッテオは、ブライトバレー市内にあるエバーグレン高校の校門を遠くから注意深く観察していた。ちなみに時刻は放課後である。

「テリーサ、出て来ましたよ」

「ふ~ん、アイツね。報告書だと性格は陰キャだって書いてたけど、それなりに交友関係はあるみたいねぇ」

双眼鏡を覗きながら、テリーサがそう呟く。テリーサとマッテオが車中から密かに監視していたのは、たった今校門から友達数人と一緒に出て来た、黒髪で紺色のパーカーに白い半ズボンの少年だ。名前は「中村弘樹」。エバーグレン高校の普通科に通っている1年生の生徒で、昨日、週刊パシフィックの編集部で会った中村友美の弟である。

「見た目はごく普通の平凡な高校生ね。あんまり強そうにも見えないけど、なんでこんな子が監視対象なのかしら?」

「財団の報告によれば、彼の近くで異常現象が頻発しているそうです。例のスーパーロボットとの関係がある可能性も高いとのことらしいですよ」

マッテオの話では、弘樹が無双しては悪漢たちをノックアウトしている現場が度々目撃されており、普段は本当の実力を隠しているのでは?という。それに例のスーパーロボットの目撃談も、この高校の近辺に集中していた。

「…まさか。あの子が操縦してるってわけ?」

車のエンジン音だけが響く中、半信半疑なテリーサは首をかしげながらも双眼鏡を離さない。やがて弘樹は友達と別れ、住宅街へと続く細い道に入っていった。その瞬間――。

「グギャギャギャッ!」

突如、路地裏から飛び出してきたのは、悪の組織ネオブラックマフィアの亀型怪人「ガメドレイカー」と、配下の戦闘員たちだった。

ネオブラックマフィア戦闘員イラストは、りばーさいど様。
中村弘樹イラストは、KazuHanabi様。
怪人ガメドレイカーと背景は、Leonardo.aiのモデルDreamShaper v7で生成しました。

「…な、何なんだよお前ら!?」

「キキ―ッ!!」
「小僧、大人しく俺たちと一緒に来るんだ!」

「何すんだよー!? た、助けて―!!💦」

悲鳴を上げながら後ずさる弘樹。しかし、周囲に助けを求めようにも、この路地に人気はなかった。ネオブラックマフィアたちは弘樹を捕まえて強引に車の中に押し込むと、その場から急発進して行ってしまった。その様子を、自分たちの車の中から唖然として見つめているテリーサとマッテオ。

「ちょっとちょっと!何よアイツ!やっぱり弱いじゃない!?💦」

「ですが、見捨てるわけにはいきません! 行きますよテリーサ!」

テリーサとマッテオの二人は、ネオブラックマフィアの一味にあっけなく車に乗せられ連れ去られてしまった弘樹を助けるため、迅速に車の追跡を開始したのだった。

緊急SOS

エバーグレン高校の片隅に位置する、校舎裏の古びた建物──そこが同校公認のインダストリアルメック開発チーム「トロピカル・ギアーズ」の工房だった。

広々とした作業場の中央には、未完成のインダストリアルメックのフレームが無骨にそびえ立っている。無数の工具や部品が散乱した机の周りでは、理工科2年の橘拓斗滝沢俊彦レイラ=ジェーン=ウィルソンの3人が設計作業に没頭していた。

「ここの接続部分、もう少し強度を上げたほうがいいんじゃないか?」 拓斗が図面を指さしながら言う。

「でも、重量が増し過ぎるとバランスが崩れるわよ。」 レイラが顎に手を当てながら答えた。

「それなら、カーボン合金を使えば…」 俊彦が提案を始めた矢先だった。

突然、部屋の隅に置かれた無線呼び出し機がけたたましく鳴り響いた。赤い警告ランプが点滅し、緊急信号を告げている。

「これは……!」 拓斗が急いでモニターを確認する。

『ヒロキ・ナカムラ…SOS…位置情報特定…』

「弘樹が危ない!?」

拓斗の表情が一瞬で険しくなる。彼の親友、中村弘樹からの緊急信号だった。

「何があったの?」 レイラが不安そうに尋ねる。

「わからない。だけど、弘樹が助けを求めている以上、黙って見過ごせるわけがねえよッ。」

意を決した拓斗は、工房の奥にある秘密の扉へと駆け寄った。彼が手慣れた様子で壁のパネルに手をかざすと、重厚な扉が静かに開いていく。そこに広がるのは、地下に隠された巨大な格納庫。

「行ってくる!」

拓斗の視線の先に佇むのは、蒼く輝く機体──アストラルロイド「アクアライザー」だ。

「拓斗、無茶はしないで!」 レイラが叫ぶ。

「大丈夫、アクアライザーなら何があっても負けやしない。」

拓斗はコックピットへと飛び込み、操縦桿を握る。機体のエンジンが唸りを上げ、格納庫内のライトが次々と灯った。

「アクアライザー、出撃だ!」

機体は勢いよく格納庫のゲートを突き破り、青空へと舞い上がった。

その先に待つ、親友の救出へ向けて──。

弘樹の危機

中村弘樹イラストは、KazuHanabi様。
背景は、Stable Diffusion Onlineで生成しました。

「んっ、んんっ…!!(拓斗くん、早く助けて…!!)」

走行中の車内の後部座席で、口をガムテープで塞がれて縄で縛られている弘樹。前方の運転席や助手席に座る戦闘員たちに気づかれないように、ポケットの中に忍ばせていたポケベル型の発信器のスイッチを押し、さっきからSOS信号を発し続けている。拓斗が万一の場合に備えて、弘樹に事前に渡していた物だった。

ライトシーカーとアクアライザーがそれぞれ追う中、果たして弘樹の救出は間に合うのか!?

つづく。


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コメント

  1. bakubond より:

     本格的な調査を始めたライトシーカー、弘樹君の力の源泉が極度のシスコンだと知ったらどういう反応になるんでしょうかねえ…。少し気になります。

     そして、弘樹君の急を知ってトロピカルギアーズも始動‼遂に正体バレか‼そしてその後には当然NGHPへの勧誘ということになりそうですが彼らはどのような答えを示すんでしょうか。

     前回アストラルロイドの背後に異星のテクノロジーの存在があることをかぎつけたテリーサとマッチオのライトシーカーコンビはコスモスの民の存在にまで行き着けるんでしょうか。そこまで行くにはまだ時期尚早でしょうか?行き着いた時の反応もまた面白そうですね。

    • > 弘樹君の力の源泉が極度のシスコンだと知ったらどういう反応になるんでしょうかねえ…。少し気になります。

      それは管理人も気になるところです(^^♪

      > 前回アストラルロイドの背後に異星のテクノロジーの存在があることをかぎつけたテリーサとマッチオのライトシーカーコンビはコスモスの民の存在にまで行き着けるんでしょうか。そこまで行くにはまだ時期尚早でしょうか?行き着いた時の反応もまた面白そうですね。

      まだ今回のエピソードの段階では、そこまで行き着かないとは思いますが、もしコスモスの民の存在がアスカロン財団側にも明るみになったら、アルマちゃん辺りは異星の未知のテクノロジーに興味津々になりそうですし、逆にアーロン会長は「学術調査だと? そんなこと素直に信じられるか!」とか言って、ミラージュ星人同様に疑念の対象と見做しそうです。

  2. JUDO より:

    とりあえず、弘樹君のボディチェックをしっかりとやりなさい!!と叱責(# ゚Д゚)

    ガメドレイカーのデザインが格好いいですね。基本コンセプトは、ショ〇カー型のシンプルな改造人間なのでしょうか?そういえば、今更ながらですがネオブラックマフィアの戦闘員って色を信号カラーに変えたら・・・ゲフンゲフンッ!!

    • > ガメドレイカーのデザインが格好いいですね。基本コンセプトは、ショ〇カー型のシンプルな改造人間なのでしょうか?

      背中にバズーカ砲を背負ったら、まんまデ〇トロン怪人のカメ〇ズーカですね(;^_^A アセアセ・・・

  3. 旅鴉 より:

    前日は大した成果を得られなかったテリーサとマッテオ、今度は友美さんの弟の弘樹の調査に、

    >「ふ~ん、アイツね。報告書だと性格は陰キャだって書いてたけど、それなりに交友関係はあるみたいねぇ」

    誰だそのあんまりな報告書上げた奴は…もっと言い方あるだろ、テリーサちゃんの弘樹くんの扱いはぼっちくんだったのか…

    見た目は普通の高校生、だけどこうゆう人間に限って実は凄いってのは、古今東西よくあること!
    おっと、お誂え向きの怪人と戦闘員が現れた、うんこの亀怪人のビジュアルいいですね!

    >「何すんだよー!? た、助けて―!!💦」

    って…あれ…💦話が違うぞ…

    >「ちょっとちょっと!何よアイツ!やっぱり弱いじゃない!?💦」

    >「ですが、見捨てるわけにはいきません! 行きますよテリーサ!」

    スーパーヒーローとは思えない弱さで拉致られる弘樹くん、この予知はこなかったマッテオ、とりあえずワタワタしながら追いかけるライトシーカーの2人、まあサイコメトラーが追いかけるわけですから、大丈夫でしょうけど…これは失態だぞ!

    >本格的な調査を始めたライトシーカー、弘樹君の力の源泉が極度のシスコンだと知ったらどういう反応になるんでしょうかねえ…。

    確かに…これが力の源だと知ったら、頭も抱えたくなりますね…

    そして、まあ不幸体質なのは姉弟共通のようで、心配した拓斗くんが渡しておいたポケベル型の発信器が、
    これで救難信号を送る弘樹くん、それに反応した拓斗くんが早速弘樹くんの救出に…っていきなりアクアライザー!?
    早速ライトシーカーと謎のスーパーロボットが接触ってことになりそうですね、はたしでどんなことが起きるのか!?

    • > おっと、お誂え向きの怪人と戦闘員が現れた、うんこの亀怪人のビジュアルいいですね!

      なぜここでネオブラックマフィアがいきなり弘樹くんを拉致ったのか…?
      それは偽者の志賀野紗季(ヴェノムデビル)が、「テリーサとマッテオが次の調査するのは、中村友美の弟の弘樹だ」と同僚のガメドレイカーにリークしたからです。
      偽紗季は、テリーサたちから「次は弘樹くんを調査します」と予定を直接聞き出した訳ではありませんが、一緒に行動しているときに(あるいは別れてからも)いろいろ調べ上げたのかもしれません。

      ここで旅鴉様には大変申し上げにくいのですが、少し残念なお知らせが…。
      次回、第4話でも女の子の緊縛挿絵はありません🙇💦
      ですがさらにその次の第5話では、AI生成イラストですが「女の子の連縛」と「触手」のシーンを用意しております。4話のエピソードをやらないと5話のエピソードに繋げられないため、どうか今しばらくご辛抱の程を…!

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