BRAVERS EDITION episode.27

BRAVE SUCCESSION
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
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ネオブラックマフィアの首領・デスクローン総統から、ブレイバーズ長官・牧村光平の誘拐作戦を強要された黒百合ダークリリィは、安土市のブレイバーズ本部「セントリネル・ハブ」に潜入。黒百合の潜入に気づいた寺瀬詩郎だったが、逆に黒百合に捕らえられてしまった。

※文章は、chatGPTで生成しております。

暗闇の対話

どこまでも広がる暗闇。星一つない夜空のような空間に、寺瀬詩郎は一人立っていた。いや、正確には「一人」ではなかった。

寺瀬詩郎は、Leonardo.AiのモデルLeonardo Anime XLで生成しました。
もう一人の寺瀬詩郎とは、Leonardo.AiのモデルDreamshaper v7で生成しました。

目の前には、もう一人の自分がいる。

メタリックボディなサイボーグスーツに身を包み、不敵な笑みを浮かべるその男は、記憶を失う前の「悪の組織」の幹部だった頃の詩郎そのものだった。整った顔立ちも背筋の伸びた立ち姿も同じ。しかし、その目には冷たい光が宿り、どこか人間味のない雰囲気を漂わせている。

「よお、久しぶりだな、俺。」悪の詩郎が薄く笑った。「こうして直接顔を突き合わせるのは初めてか?」

詩郎は拳を握りしめ、睨み返した。
「お前が誰だろうとどうでもいい。俺には関係ない!」

「関係ない、ねえ。」悪の詩郎は肩をすくめる。「そう言い切れるか? お前、最近ずっと疑問に思ってただろう? 自分が一体何者なのか、どんな過去を背負っているのか……。」

詩郎はぐっと口を閉ざした。その言葉が図星だったからだ。

「安心しろよ、俺はお前だ。お前自身の過去だよ。」悪の詩郎はゆっくりと詩郎に歩み寄る。「そして、お前を再び本当の道に導いてやるためにここにいる。」

「本当の道?」詩郎は声を荒げた。「ふざけるな! 俺はもうブレイバーズの一員なんだ。悪の道になんて戻るもんか!」

悪の詩郎はその言葉に笑みを深めた。
「ブレイバーズだって? それがお前の選んだ道か。そんなおためごかしの正義ごっこに、何の価値がある?」

「ごっこじゃない!」詩郎は叫んだ。「俺は――俺は、人を守るためにここにいるんだ!」

悪の詩郎は腕を組み、詩郎をじっと見つめた。その目は冷ややかだが、どこか楽しそうでもある。
「守る? 誰をだ? お前に守れる相手なんているのか? 組織にいた頃の方がよっぽど強かったじゃないか。」

「違う!」詩郎は一歩踏み出し、拳を握りしめた。「たしかに俺は強かったかもしれない。でも、それで何を得た? 誰も守れなかった。姉さんも、俺自身も……!」

その言葉に、悪の詩郎の笑みがわずかに薄れた。

「お前の言う通り、俺は自分が何者だったかを知りたい。でも、過去の俺に縛られるつもりはない!」詩郎は胸を張り、目の前のもう一人の自分をまっすぐに見据えた。「俺は今を生きる! 過去の俺がどうだったとしても、俺の選ぶ道は、未来は――俺のものだ!」

悪の詩郎はしばらく黙ったまま詩郎を見ていた。そして、薄く笑うと後ずさった。
「ふむ……なるほどな。まあ、いいだろう。」

「……どういう意味だ?」詩郎は眉をひそめた。

「今は好きにしろってことさ。」悪の詩郎は背を向けた。「だが忘れるな。俺はお前の中にいる。どれだけ正義の味方を気取っても、俺という存在は消えやしない。いずれ、お前が俺を必要とする時が来る。その時、また会おう。」

そして、暗闇の中に彼の姿が溶け込むように消えていった。

詩郎はその場に立ち尽くしていた。自分の中に巣くう影。それを完全に断ち切ることはできないのかもしれない。だが、それでも――

「俺は俺だ。」詩郎は呟いた。

闇の中に一筋の光が射し込む。その光を掴むように、詩郎は前へと歩き出した。

囚われの詩郎

「んんっ…!?」

悪夢から覚めた寺瀬詩郎は、気が付くと見知らぬ廃屋の中で鎖で縛られていて椅子に座らされていた。口にも粘着テープを貼られていて声を出すこともままならない。

寺瀬詩郎は、Leonardo.AiのモデルLeonardo Anime XLで生成しました。
背景は、Leonardo.AiのモデルDreamshaper v7で生成しました。

「んんんーっ!んんぐぅーっ!んぐぅーッ!」

そこへ黒百合が様子を見にやって来た。見た目の雰囲気はかなり変わっていたが、詩郎は直感で、目の前の女が自分が尾行していた不審な女性職員だと気が付く。黒百合は詩郎の口から乱暴に粘着テープを剥ぎ取った。

「うっ…!!」
「大人しくしてたみたいね。あなたがサイボーグで助かったわ。何といったって数日間は食事もトイレも不要なんですからね。おかげで私もいちいち人質の世話のためにここに戻って来る手間も省けるというもの…」
「俺をどうするつもりだ? ころすんならさっさとれよ!」
「そう慌てないのよ。あなたには利用価値がありそうだから、まだ生かしておいてあげるわ。後で私の遊び相手にもなってくれそうだし…」
「お前の目的は一体なんだ!?」

詩郎の毅然とした問いに、黒百合は暫し考えるように沈黙した後、口を開き始めた。

「そうねぇ…冥土の土産に教えてあげようかしら。私の狙いはアンタたちのボス、ブレイバーズ長官の牧村光平よ」
「何だって! 長官を!?」
「おっと、教えてあげられる特別サービスはここまでよ。あとは自分で考えなさい。もっとも、縛られていては考えたところで何もできないでしょうけど」

そこまで言うと、黒百合は再び詩郎の口を粘着テープで塞いだ。

「…な、何を!? やめ…むぐぅぅッッ!!」

黒百合は再び部屋から出て行ってしまった。こうしている間にも牧村光平に危機が迫っている。なんとかここから逃げ出してみんなに報せなければ!と必死にもがく詩郎であった。

土曜日の不穏な気配

セントリネル・ハブの隊員用ブリーフィングルームは静まり返っていた。週末の土曜日。長官の牧村光平は、今日は珍しく留守だ。沢渡優香錦織佳代と共に久々の休暇を楽しむため、セントリネル・ハブを離れている。

代わりに、寺瀬詩郎(実はネオブラックマフィアの怪人クローカメレオンが化けた偽者)、獅場俊一、そして稲垣千秋の3人が待機をしていた。いざという時にはすぐ出動できる態勢でありながら、どこか緊張感の薄い空気が漂う。

俊一が椅子に腰掛けたまま大きく伸びをした。
「なんだよ、この平和すぎる空気。何も起こらないと退屈だよなー」

「それが一番いいことでしょ」と千秋が淡々と返す。

だがその言葉とは裏腹に、彼女の視線は何度も詩郎へと向けられていた。

いつもと変わらないように見える詩郎。しかし、千秋の中に妙な違和感があった。最近は徐々に性格も明るくなり、冗談を飛ばして俊一と軽口を叩き合う間柄にまでなった詩郎だが、今日はそれがない。まるで別人のように静かで、どこかぎこちないのだ。

千秋は思い切って俊一に耳打ちした。
「ねえ、俊一。今日の詩郎くん、ちょっと変だと思わない?」

「変?」俊一は片眉を上げ、ちらりと詩郎を見た。詩郎は新聞を広げてソファに座っている。視線は記事に向いているものの、その手元がわずかに固い。

「気のせいじゃないのか? アイツが無口なのはいつものことだし、考えすぎだろ」と俊一は首を振った。
「いや、絶対に何かおかしいよ」と千秋は声を潜めた。「俊一にはわからないの? あれ、本当に詩郎くんなのかな……?」

「いやいや、そんなことあるわけ――」

俊一が言いかけたその時、詩郎が新聞の向こうから声をかけてきた。
「おい、俺のことジロジロ見てどうしたんだよ?」

「な、なんでもない!」俊一は慌ててそっぽを向く。

詩郎は肩をすくめると、また新聞に目を戻した。しかしその動きにさえ、千秋はどこか違和感を覚えずにはいられなかった。

千秋はそっとスマホを取り出し、連絡帳を開いた。そしてこういう時に一番頼りになる相手の名前をタップする。


その頃、稲垣健斗は友達とスクールバスに乗り下校中だった。今日は土曜日なので、学校は午前中で終わったのだ。

「バイバイ!」と友達Aが手を振った。
「健斗くん、さようなら!」友達Bも笑顔で別れを告げる。

「じゃあまた来週な!」健斗もスクールバスから降りて手を振り返し、軽快な足取りで歩き出した。

稲垣健斗と背景は、Stable Diffusion Onlineで生成しました。

友達と別れたタイミングで、ポケットのスマホが鳴った。画面を見ると、姉の千秋からの着信だった。

「もしもし姉ちゃん? どうしたんだよ?」健斗はスマホを耳に当てる。

「健斗、ちょっと頼みたいことがあるんだけど……」千秋の声は少し緊張しているように聞こえた。

「頼みたいこと?」健斗は足を止めた。

つづく。


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コメント

  1. 旅鴉 より:

    悪の自分と対峙する正義の自分、この構図良いですね~、昔のゲームのサイキックフォースのエミリオ思い出します(この例え解らなかったらスイマセン)

    >「守る? 誰をだ? お前に守れる相手なんているのか? 組織にいた頃の方がよっぽど強かったじゃないか。」

    確かに…最近なんかあっさりとやられてばっかりな感じですからね…

    とりあえず自分と戦いという夢から覚めたら、何だか縛られ口ガムテされた捕らわれ状態になっている詩郎くん…
    そしてここで颯爽と黒百合姐さん現る!くっころってる詩郎くんに誇らしげに語り始める黒百合姐さん。

    「冥土の土産に教えてあげようかしら。私の狙いはアンタたちのボス、ブレイバーズ長官の牧村光平よ」

    姐さん姐さん、冥土の土産にとか言うやつ…典型的な〇亡フラグってしってました?

    牧村長官は楽しく女の子とピクニック、そして留守番させられてるのは獅場俊一くんと稲垣千秋ちゃん、そしてカメレオンレギウス…じゃなかった、怪人クローカメレオンが化けた偽者の寺瀬詩郎くん。

    上手く化けれたと思っていた詩郎くんの偽物のクローカメレオンだが、

    君のような勘のいい娘は嫌いだよって言われそうな、やたらと鋭い千秋ちゃんにあっさり怪しまれてしまう。
    そして頼れる弟の健斗くんに連絡をとる千秋ちゃん、はたして健斗くんに何をさせようとしているのやら?

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