誘拐組織に属する女狩人(ハンター)・石鼠に拉致されてしまった鷺島国際大学報道部の小寺洸介と漆崎亜沙美、そして桜庭陽平と鳳凰院優の4人。自力で縄抜けに成功した洸介と亜沙美と陽平は、残る優を救出すべく、いよいよ今回の事件の主犯である石鼠に決戦を挑む!
吊り天井の罠
「んんー!!んんんー!!」
「フフフッ…この部屋にはね、吊り天井の仕掛けが施してあるの。お友達があなたを助けに部屋に入ったところで扉に外側から鍵がかかって、それと同時に天井が落ちて来て4人まとめてペチャンコって寸法よww」
「んむぐぅっー!!」
部屋の中央に縛られた優を座らせ、自分はマイクを取って館内放送で部屋の位置を伝える。
「え~テストテスト……鷺島国際大学報道部の皆さぁ~ん、聞こえるかしら? アンタたちの可愛い美人記者さんは、このアジトの最上階の部屋にいるわよ~♪ だから助けにいらっしゃぁ~い。もし怖いなら彼女を見捨てて自分たちだけで逃げてもいいけどww」
その放送を別の場所で聞いていた亜沙美、洸介、陽平の3人。
「何言ってんの!あのオバサン! あたしたちが優を見捨てる訳ないでしょ!!」
「今すぐ助けに行かないと!」
「待て、小寺! それに亜沙美ちゃん! これは奴らの罠だ!」
「罠なのは百も承知! 今こそあたしたち報道部の魂を見せる時でしょ!」
「異議なしだぜ!」
「やれやれ、しょーがないなぁ。僕も付き合うよ!」
危うし!洸介と優
途中で特に妨害に出会うこともなく、優の閉じ込められている部屋の前へと辿り着いた亜沙美たち3人。慎重に扉を開けると、中には椅子に座らされて縛られている優の姿が!
「んんんー!!んんんー!!(みんな! 入って来ちゃダメ!!)」
「待って優! 今助けるから!」
「待て!! もしかしてまた立体映像じゃないだろうな?」
一度石鼠の仕掛けた罠に嵌った経験をしている陽平は、囚われの優を目の前にして慎重に行動すべきだと主張する。
「よしっ、それじゃあ俺が囮として先に中に入ってみる」
陽平と亜沙美を廊下に残し、洸介が単身で部屋の中に入り慎重にゆっくりと優に近づいていく。その様子を監視カメラ経由で見ながらイラついていたのが石鼠だ。
「ちょっとぉー! なんで3人一緒に中に入んないわけー? ま、いっか。この際だから2人だけでも始末しちゃおう。ポチっとな…」
石鼠は片手に持つリモコンで、吊り天井の作動スイッチをついに押してしまう。
果たして洸介と優の運命は!?
コメント
>「フフフッ…この部屋にはね、吊り天井の仕掛けが施してあるの。お友達があなたを助けに部屋に入ったところで扉に外側から鍵がかかって、それと同時に天井が落ちて来て4人まとめてペチャンコって寸法よww」
問答無用のデストラップ、石鼠姐さん本気ね、でもオバサン…前もっての説明は失敗フラグですよ…
館内放送までして大仰におびき寄せたはいいものの、まとめて始末のつもりが…そりゃ散々ひどい目に遭わされてますからね…警戒はしますわ…
結局洸介くんが囮になって部屋に入ることに、思惑と違うが、ここはやむなしとトラップのスイッチを押す石鼠姐さん、洸介くんの運命は…ここで陽平くんと亜沙美ちゃんが何もしないで待っているとは思えませんね、何かアクションをおこしていると予想します。
> 洸介くんの運命は…ここで陽平くんと亜沙美ちゃんが何もしないで待っているとは思えませんね、何かアクションをおこしていると予想します。
そうですね。タイトルが「亜沙美VS石鼠一味」となっている以上、特に亜沙美ちゃんには石鼠姐さんをギャフンと言わせるほどの主役級活躍をしてもらわなければなりません。そろそろこの物語のオチ・結末を考えないといけない時期が迫ってます(またミラージュマスクに来てもらおうかなぁ…)。
吊り天井・・・えげつない石鼠さまの罠(-_-;)
このピンチをどう乗り切るのか・・・実は、天井裏にすでに味方のくノ一やらが潜入してたり・・・(某水戸のご老公でよくあった風景?)
> このピンチをどう乗り切るのか・・・実は、天井裏にすでに味方のくノ一やらが潜入してたり・・・(某水戸のご老公でよくあった風景?)
ご老公や金さんではありませんでしたが、亜沙美ちゃんたちはプロの犯罪者相手にもう十分頑張りましたので、あとは専業の正義のヒーローに任せるべきでしょうね。
おや? やはりまたあのポンコツ宇宙人ヒーローが颯爽と降臨したみたいですよww