BRAVERS EDITION episode.155

BRAVE SUCCESSION
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※掲載されている画像の無断転載を禁じます!
※アフィリエイト広告を利用しています。

ブレイバーズ錦織佳代クリストフォロ=エヴァルド=コルティノーヴィス3世(クリス)寺瀬詩郎の3人は、アスカロン財団との定期会合のために、財団本部オメガ=タワーズを訪れる。佳代たちを出迎えるアルマ=ブラックバーンだったが、そのアルマが脱獄した黒百合ダークリリィによって拉致され、あろうことか詩郎にアルマ誘拐の容疑がかかってしまう。

黒百合のアジトに監禁されていたアルマは、ライトシーカー三刀谷真玲周翠琳のコンビによって無事に救出されたのだが、今度は行き違いで佳代が黒百合に捕らえられてしまう。アルマの証言で釈放された詩郎は、彼女の救出に向かう。

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

◆ 最下層 ― 潜む罠と迫る圧殺危機

 廃工場の階段を駆け下りたサーベルタイガーレギウスエターナルフレンドは、ついに最下層──冷気が漂うコンクリートの大空間へと踏み込んだ。

 そこにいた。

「黒百合……!」

 サーベルタイガーレギウスの目が鋭く光る。

 黒百合と、その側に立つ手下の女・百合鴉。そして奥の狭い区画には、鎖で全身を固定され、口にはガムテープを貼られた錦織佳代が押し込められていた。

縛られている錦織佳代は、PixAI – AIイラスト·AI画像専用の投稿&生成サイト(無料)のモデルTsubaki(訓練者:PixAI Official)で生成した画像を、無料AI画像ジェネレーター:テキストでAIアートを創造 – SeaArt AIのクイックツール テキストプロンプトによるAI画像編集で加工して作成しました(口のガムテープ除く)。

 両側の壁にほとんど余裕がなく、佳代の肩がすでにコンクリートに押し付けられ、苦痛に身をよじっている。

「んっ……んんっ!!」

 必死に声を上げようとするが、ガムテープがそれを塞いでいた。

 エターナルフレンドは指をびしっと黒百合へ向けて叫ぶ。

「お前たちの悪事もここまでだ!」

「黒百合、姐さんを返してもらうぜ!」

 サーベルタイガーレギウスが低く唸る。

 黒百合は唇を弧にして、手にしたリモコンをひらひらと揺らした。

「フフフッ……できるかしら?」

 その指がスイッチを押す。

 ガガガガガッ……!

「!?」

 佳代のいる区画の左右の壁が突如動き始め、プレス機のように狭まっていく。

 佳代は鋼鉄の壁に挟まれまいと必死に体をよじるが、鎖で何重にも固定されて動けない。

「んんっ! んんんーッ!!」

「姐さん!!」

 サーベルタイガーレギウスが咆哮した。

「黒百合、てめぇーーッ!!」

 怒りのあまり地を蹴り、一直線に佳代の区画へと突っ込もうとしたその瞬間――。

ドゴォォォォン!!!

 床下から何か巨大なものが突き破り、コンクリート片が四散した。

アースワームモンスターは、Leonardo.Ai App – Generate AI Images, Videos & DesignsのモデルLeonardo Anime XL(Anime General)で生成しました。

 現れたのは、ぬらりとした粘液に覆われた巨大生物――
 アースワームモンスター

 蛇のようにうねる巨大ミミズ。その口は円形の牙が渦を巻き、全てを削り取る歯車のようだ。

「おいおいおいおい!? あんなの聞いてねぇぞ!!」

 エターナルフレンドも青ざめた。

「グギャアアアアアア!!」

 アースワームモンスターが咆哮し、二人を丸呑みしようと襲いかかる。

「邪魔すんなら……潰すぞッ!!」

 サーベルタイガーレギウスが爪を構え応戦しようとしたが、その隙に黒百合はひらりと後退し、笑みを浮かべながら出口へと退いた。

「それじゃあ、ごゆっくり。
 あなたたちがその怪物と遊んでる間に、佳代ちゃんは……ね?」

「黒百合様、お先に失礼します」

 百合鴉も深々と一礼し、煙玉で姿を消す。

「待ちやがれぇッ!!」

 サーベルタイガーレギウスが追おうとするが、アースワームモンスターが進路を塞ぐ。

「ギシャァァッ!!」

 怪物の牙がついた吸引口が襲い来る。

 エターナルフレンドはマントを翻し、カードを投げながら叫ぶ。

「寺瀬! 集中しろ!
 今はまずコイツを倒すんだ!!」

「分かってる!! だが急がねぇと姐さんが……ッ!!」

 壁はゆっくりだが、確実に佳代の体を押し潰しに近づいている。

 彼女の目には恐怖と、詩郎たちへの必死の訴えが浮かんでいた。

(詩郎……早く……!)

「絶対に間に合わせる!!」

 サーベルタイガーレギウスは咆哮し、アースワームモンスターへ飛びかかった。

 エターナルフレンドもカードを投げ、怪物の目と思しき感覚器を狙う。

 巨大な怪物と二人のヒーロー。
 時間は無情に過ぎ、壁は佳代の肩に更にめり込み――。

◆ 救いの光 ― 天凰輝シグフェルの奇跡

 長い激闘の末、アースワームモンスターは最後の断末魔を上げ、ドロリと崩れ落ちた。
 サーベルタイガーレギウスとエターナルフレンドが肩で息をしながら振り返ると、佳代のいる区画の左右の壁は――

完全に密着していた。

「……そ、そんな……」

 サーベルタイガーレギウスの変身がふっと解け、寺瀬詩郎の姿に戻る。

「嘘だ……嘘だろ……?
 姐さんが……!」

 ガコン、と片膝をつき、そのまま床に崩れ落ちる。

「うわあああぁぁぁ~~ッッ!!」

 詩郎の嗚咽が地下空間に響く。
 肩を震わせ、床を拳で叩きながら、涙を止められない。

 エターナルフレンドも仮面越しに目を伏せ、小さく呟いた。

「寺瀬……」

 その時だった。

「ちょっと、勝手に殺さないでよ!」

「……え?」

 詩郎の涙が止まる。顔を上げる。

 直後――。

ドゴォォォン!!

 密着したはずのコンクリート壁が内側から破裂し、破片が飛び散る。

 粉塵の中から現れたのは、黄金と紅蓮の輝きを纏った英雄・
 天凰輝シグフェル

 その腕には――

天凰輝シグフェルにお姫様抱っこされた錦織佳代は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。

「……姐さん……!」

 錦織佳代が、お姫様抱っこされた状態で無事に抱えられていた。

「よかった……無事だったんだな……
 驚かせやがって……!」

 詩郎は涙のまま笑顔になり、胸を撫で下ろした。

 佳代は困ったように微笑んだ。

「ごめんって。でもほんとギリギリだったんだから。
 光平が少しでも遅れてたら、マジでヤバかったかも」

 天凰輝シグフェル――その正体である牧村光平は、佳代を優しく下ろしながら言う。

「万一佳代ちゃんにもしものことがあったら、
 彩堂寺に申し開きができないからな」

「確かに戒、怒ると怖いところあるしね~」

 佳代の軽口に、シグフェルも苦笑した。

「いやぁ~~めでたしめでたし! 素晴らしい結末ですねぇ~!」

 エターナルフレンドが親指を立てて笑う。

 詩郎はグッと拳を握りしめた。

「くそ……黒百合、逃がしたか……!」

「まあまあ寺瀬。生きてるだけで今日は勝ちだぜ」

 エターナルフレンドが肩を軽く叩く。

 佳代も詩郎に向かって微笑む。

「助けに来てくれてありがとね、詩郎。
 あんたの声、ちゃんと聞こえてたよ。
 ……本気で泣いてたのは笑ったけど」

「う、うるせぇ!」

 顔を真っ赤にする詩郎と、いたずらっぽく笑う佳代。

 黒百合は取り逃した。
 しかし――

仲間は全員、生きて戻れた。

 それだけで、今日の戦いは勝利だった。

◆ オメガ・タワーズ本部長室 —静かなる余波—

アスカロン財団本部オメガタワーズ。その高層階――本部長室。
冷たいガラス壁越しに街を見下ろすレイチェル=アスカロンの声は、静かだが決して柔らかくはなかった。

一か月の謹慎を命じます。

机の前に立つアーノルド=フックスは、微動だにせずただ立っていた。

「ブレイバーズの牧村長官は事を荒立てる気はないそうよ。この程度で済んだこと……彼に感謝なさい」

沈痛な表情でも、怒りでもない。ただ無表情。
その瞳には、レイチェルにも読み取れない“濁り”があった。

フックスは深々と一礼すると、無言のまま部屋を出て行った。
無機質な扉が閉じた直後――奥の扉が静かに開く。

「レイチェルお嬢」

入って来たのは、ライトシーカー所属のサイコメトリスト、テリーサ=エリス
癖のある赤茶の長い髪をポニーテールにまとめ、黒ショートパンツにブーツというラフな装い。しかし、その瞳だけは鋭く、かつどこか暗さを秘めている。

レイチェルは腕を組み、短く問う。

どう? フックスの思念を読んだ結果は?

テリーサは肩をすくめた。

「最悪よ。ぜんっぜん無理。
今回の一連の騒ぎの間、ずっと彼をマークしてたけど……尻尾は全く掴めなかった」

レイチェルの眉がわずかに揺れる。

「そう……彼が一番怪しいと思っていたのだけれど。
やはり見込み違いだったのかしら?」

室内には淡い沈黙が満ちた。

最近、技術開発研究部から流出した機密情報――。
レイチェルはその黒幕をフックスと見て、テリーサに密かに探らせていたのだ。

テリーサは長い髪をかき上げ、ため息をつく。

「本気で心を読ませる気がない人間の思念は……まるで固い石みたい。
彼、あれだけ禄でもない性格してるくせに、肝心なとこだけは鉄壁なんだから」

「……テリーサ、引き続き調査をお願い」

「了解。でも――気をつけた方がいいよ、お嬢も。
フックス、技術開発研究部の副部長のくせに……妙に“静か”なんだ。心が」

レイチェルはゆっくり頷いた。

二人とも、その静けさの意味をまだ知らなかった。


私室に戻ったフックスは背広を脱ぎ捨て、机の奥にある金庫を開ける。
そこから取り出したのは、小型の金属ケース。その中に――
彼自身が密かに開発した異質な装置があった。

手のひらサイズの神経波制御器。
脳波を撹乱し、思念の読み取りを“すり抜ける”自己催眠装置。

「……ふん。あの気色悪いサイコメトラー娘ごときに、私の心が読めるはずがないだろう」

唇の端を、ねっとりと吊り上げる。

「レイチェル……アルマ……そしてブレイバーズ……」
よくも私に恥をかかせてくれたな……!

今回の一件――詩郎への拷問まがいの尋問、潔白の証明、そして自分への謹慎処分。
フックスの中では、全てが“他人のせい”であり、“自分は被害者”だった。

「覚えていろ……必ずだ。
私が失ったもの……何倍にもして返してやる……!」

暗い部屋に、復讐の炎が燻る。
その気配は冷たく、粘りつくように重い。

だが――誰もまだ、この男が隠し持つ“牙”の鋭さに気づいていなかった。


そしてここ、ニューヨークのスラム街でも…。
黒百合が最初に使用していたアジト――その廃墟ビルは、数時間前の激戦で完全に崩れ落ち、いまは巨大な瓦礫の墓標と化していた。

夜風が吹き抜ける。
遠くでサイレンの音がかすかに響く。
誰も近づこうとしない危険区域の中心――沈黙していた瓦礫の山が、突如として震えた。

ガラ…ガラガラガラッ!!

瓦礫が跳ね飛び、コンクリートの破片が宙を舞う。
その下から――巨大な影が這い出すように姿を現した。

鱗に覆われた強靭な肉体。
鋼鉄をも砕く爪。
赤黒い輝きを宿す竜の双眸。

今日、シグフェルと相打ちになったはずの怪人――
いや、“竜門会”最高幹部「竜生九子」の一人、
**蒲牢**その人であった。

蒲牢は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。

息を荒くし、肩を上下させながら、彼はゆっくりと立ち上がる。

「……ふん。さすがに堪えたな」
瓦礫からこぼれ落ちた砂埃を振り払い、忌々しげに爪を握りしめる。

この程度で俺がやられると思ったか……天凰輝シグフェル!

咆哮とともに瓦礫が爆ぜる。
その声は闇の中に反響し、夜空の奥へ吸い込まれていく。

蒲牢の脳裏に浮かぶのは、最後に見たシグフェルの姿――
あのフェニックスの輝き。
あの一撃だけは、確かに彼の誇りと肉体を焼いた。

だが、倒すには至らない――
否、あれしきで倒れる蒲牢ではなかった。

「シグフェル……次は必ず仕留める。
俺をここまで追い詰めた報いは……地獄で払わせてやる」

闇の中、蒲牢の瞳だけが冷たい炎を燃やしている。
彼の背後で瓦礫が崩れ落ち、まるで龍が再び羽ばたく合図のようだった。

夜の闇に消えるその背中は、
新たな惨劇の幕開けを確かに予告していた――。


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コメント

  1. JUDO より:

    エターナルフレンドもシグフェルも駆けつけるなど、ブレイバーズ編ひとまずの完結編に相応しい豪華な布陣でしたね。壁に挟まれピンチも久しぶりに見た気がします。
    百合百合悪女コンビは、まんまと逃げ失せたみたいですが、そろそろこちらの時空でもご活躍を・・・と言いたいところですが、諸事情でもう少し本編再開は後になるかもです(´;ω;`)

  2. 旅鴉 より:

    黒百合を追いかけた詩郎くんとエターナルフレンド、その先で鎖で縛られ口をテープで塞がれた本物の佳代姐さんを見つけるが…ここで壁が動きだし人質の佳代ちゃんをプレスしようと迫っていた、このままでは佳代ちゃんがたこせんべいのようにペチャンコに!

    佳代ちゃんを助け出そうと走り出す詩郎くんとエターナルライバル、だが突如コンクリートの壁をぶち破りトレマーズに出てくるような巨大ミミズの化け物、アースワームモンスターが現れ、行く手を遮る!
    いや本当に聞いてねーよ、なんでこんなもんまで使役してんだ百合百合コンビ、てっきり詩郎&エターナルフレンドVS百合百合コンビのタッグマッチになるかと思ったのですが。
    とりあえず2人で協力してこのデカブツを倒したのだが、時既に遅し…佳代ちゃんは壁にプレスされてしまった…ガチ泣きする詩郎くんが痛々しいですね…
    …って、メインヒロインをそんな雑な殺し方をする管理人様ではなく、ここでいつものごとく美味しいところをさらっていく、前線に出たがる長官、天凰輝シグフェルこと牧村光平氏が佳代ちゃんをお姫様抱っこして華麗に登場、百合百合コンビは逃がしてしまったものの、とりあえずは佳代ちゃんも無事に助けられて一件落着!
    …ところで、さっきからずっといるタキシード野郎を、皆さん普通にスルーしてないですか、めっちゃアピールしとりますけど…
    ちょっと前まで一般人だった奴が突如ヒーローとなって現れた時点で少しぐらい驚いてやれよ…手助けした礼も言われないどころか、アウトオブ眼中、完全に空気なんですけど…ちょっとばっかし章介くんが哀れと言うか…マジで何しにきたのコイツ…(泣
    …っといいますか、アメリカくんだりやってきて、ご当地のヒーロー差し置いてヒーローやってるのは良いのですが…彩人くんじゃないですが…学校大丈夫…?そろそろサッカー部クビになるよマジで…

    そして所変わってアスカロン財団本部では、アーノルド=フックスが今回の件の責任を取らされていた、謹慎一ヶ月はちょっとばっかし軽すぎるような…
    ここでテリーサちゃんがサイコメトリーを試みたのですが、フックスから何も読み取れず…だがむしろ気持ち悪いぐらい心が静かだったことに逆にテリーサちゃんは疑念を抱いたようですね、これでこいつは白って判断しないところが流石です。
    そしてやっぱり思念を読ませない装置を装備してましたかフックス、狡猾な科学者だけあって流石に抜かりないですね~
    でもテリーサちゃんはまだ引き続き調査するようですし、本人の頭から読めなくても、場所に残る残留思念からいずれフックスに辿り着きそうな気がしますが、その時にレイチェル嬢かテリーサちゃんにピンチが訪れそうな気もしますね…
    さてそのフックスの野郎は…

    >「レイチェル……アルマ……そしてブレイバーズ……」
    >「よくも私に恥をかかせてくれたな……!」

    いや、全部お前自身のせいだろ…とことん性格が歪んでますね…こいつを副本部長にしたメルヴィン=ファインズの爺さんも人を見る目があるのかないのか解んないですね…
    なんだか怒りの矛先がブレイバーズにも向かってますし、とんだとばっちりですねブレイバーズも…それでなくてもブレイバーズにも獅子身中の虫がいるってのに…

    そして、スラム街の瓦礫の下から蒲牢こと王有才が復活、まあこんぐらいでくたばるぐらいだったら苦労しないですね。
    こちらもまた天凰輝シグフェルに復讐を誓う、そして逃亡した百合百合コンビも黙っていないでしょう、本当にブレイバーズがこれからも大変になりそうですね…

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