形勢逆転
滝沢俊彦が駆るXZ-5000ブルーファントムとレイラ=ジェーン=ウィルソンが操るCOSMOS-008フェアリーライトが助けに来た！
「…な、何なんだ！あの2体のロボットは！？💦」
「今だッ!! 隙ありッ!! うおりゃァァ～ッッ!!!!!!」
「ぐはッ！？」(￣ε(#￣)☆
脱獄犯の子分をハイキックで倒した橘拓斗は、捕まっていた中村弘樹の縄を解いた。
「弘樹、どこにも怪我はないか？ …ったく、無茶しやがって！」
「どうして僕の名前を知ってるの？ やっぱり君は橘拓斗くんなんだね！？」
「…あぁ、とうとうバレちまったな💦 でも詳しい話は後だ。今は安全な場所に隠れていてくれ！」
「うん、分かったよ！ そっちも頑張って！」
さて、この後の展開は、再びアクアライザーのコクピットに戻った拓斗は、俊彦のブルーファントム、レイラのフェアリーライトの3体がかりで脱獄犯の操縦する武装インダストリアルメックをフルボッコに…。
「よくも縄できつく縛って暗い部屋に閉じ込めてくれたわね！？ 口もガムテープで塞がれて、とっても苦しかったんだからッ！ このお礼は何倍にもして返してあげる！！💢」
「…く、くそォォッッ!! 一体どうなってやがるッ！？ 最新鋭の軍事用インダストリアルメックが、こんな得体のしれないロボット3体如きにやられるとはッ…!!💦」
こうして脱獄犯は拓斗たちの活躍によって見事に成敗され、その身柄は子分共々ブライトバレー市警察へと引き渡された。その間に弘樹は廃工場跡地の中で両手を縛られて吊るされていた美香を無事に助け出し、事件はすべて無事に解決した。
正体バレ
街で活躍していた謎の白い巨大ロボットのパイロットの正体が、自分のよく知る橘拓斗であると知り、弘樹はとても興奮していた。美香も一通りの事情を聴いて、大変驚いている。
「すごいよ！ 噂のスーパーヒーローの正体が拓斗くんだったなんて！」
「異星人からあのロボットをもらったなんて聞かされても、実物を見た今でも俄かには信じられないです…」
「まあそれも無理もないことだけど…」
「でも弘樹、それに美香ちゃんも、この事は他のみんなには内緒だぜ♪」
「うん、分かったよ！ 漢と漢の約束だね」
「私も分かりました。たぶん言っても誰も信じてはくれないでしょうし…」
「助かるよ」
弘樹と美香に、アストラルロイドの件を口止めする弘樹たち。しかし事件の謎は全て解明されたわけではない。脱獄犯の脱獄を手引きし、非合法な武装インダストリアルメックを提供した黒幕の存在である。拓斗たちが脱獄犯を倒したと同時に、廃工場跡地を警備していたガードマンたちは皆、煙のように姿を消していたのだ。
ここはパシフィックゲートウェイ島のどこかにあるという、禍々しき外見の古城。その実体は、世界征服を狙う悪の組織ネオブラックマフィアの秘密基地である。
「アクアライザーか…。世間を騒がす謎のスーパーロボットめ。フフフッ、その名覚えておくぞ！」
ついに姿を現したネオブラックマフィアの支配者・デスクローン総統！
果たして今後、拓斗たちに対してどのような魔手を伸ばしてくるのであろうか！？
END
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