サバゲ―サークル「DRYADES」の新規加入メンバーである上江洲紗樹は、夜に自宅近くで変質者に襲われたところを星彩のルミナに救われた。それ以来、紗樹はルミナの熱烈なファンとなる。
しかしその後、女子大生を狙った新たな拉致監禁事件が発生。アスカロン財団の加藤段十郎も喫茶店Lilyに姿を現し、またDRYADES代表を務める羽鳥瑠璃華の発案で学生たちによる自発的な夜間パトロールも始まり、事態は俄かに動き出す。
小寺洸介と別城寿莉愛は、D地区をパトロール中、怪しげな不審車を目撃し、その車が敷地内に入って行った廃墟ホテルの内部へと潜入するが、ホテルから脱出直前に寿莉愛は行方不明となり、洸介は加藤段十郎と再会する。しかしその頃、羽鳥瑠璃華たちは、埼玉県警の則元刑事によって夜間パトロール隊を強制的に解散させられてしまうが、瑠璃華はその後単独行動を開始、そして笹南侑衣梨と意外な形でペアを組むことに。加藤段十郎も敵のアジトの廃墟ホテルで鷹松優姫と合流した。
※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。
地下に仕掛けられた罠
廃墟ホテルの地下深く。
コンクリートの壁に囲まれた、薄暗く狭い地下室の中央に――
別城寿莉愛は、硬い椅子に座らされたまま、完全に拘束されていた。

両腕には手錠。
足には足枷。
さらに鎖で椅子そのものと固定され、身じろぎ一つできない。
「……あたしを、どうするつもりよ!」
必死に虚勢を張った声が、冷たい部屋に虚しく響く。
その正面で、スペクター=エヌが楽しそうに肩をすくめた。
「フフフッ……まあ見てな」
彼の指が、壁際の小さな装置へと伸びる。
――カチリ。
赤いランプが静かに点灯した。
「この部屋には爆弾が仕掛けてある」
「……え……?」
寿莉愛の顔から、血の気が引いた。
「侵入者が君を助けようとして、うっかり近づいて赤外線センサーに感応した瞬間に……ドカン、だ」
「……な、何ですって……!?」
エヌは愉快そうに口角をつり上げる。
「それまでの間、たっぷりと――死の恐怖を味わうんだな」
寿莉愛が何か言い返そうと口を開いた、その瞬間だった。
ベリッ――。
エヌは無造作にガムテープを引き出し、寿莉愛の口にぴたりと貼り付けた。
「んんーっ!! んんーっ!!」
声は、完全に塞がれた。
「それじゃあ俺は、奥の部屋からじっくり鑑賞させてもらうよ」
耳元で、甘ったるい声が囁かれる。
「じゃあね、お嬢さん♪」
エヌは背を向け、そのまま隣の部屋へと消えていった。
取り残された地下室には、寿莉愛の荒い呼吸と、装置の微かな駆動音だけが残る。
――やがて、奥の部屋。
そこでは、テロリスト集団《ブラック・アーク》のリーダー、
コンラッド=ヴォルフ大佐が腕を組んで待っていた。
「本当に……あの娘を吹き飛ばすつもりか?」
低く問うヴォルフに、エヌは鼻で笑った。
「まさか」
「せっかく捕まえた“かわいい子猫ちゃん”を、跡形もなく消し炭にするなんて……誰がそんな勿体ないことをするかよ?」
軽い口調の裏に、歪んだ愉悦が滲む。
「第一、そんなことをしたら、ネオブラックマフィアに粛清されちまう」
エヌは肩をすくめ、楽しそうに続けた。
「ただ……女の子が恐怖におびえる顔を見るのが、俺は三度の飯より好きでね」
「フフフ……」
ヴォルフは低く笑った。
「まったく……コイツめ」
「安心しな」
エヌの目が、冷たく細められる。
「代わりに、ちゃんと“素敵なプレゼント”は仕込んでおいたさ」
「これで、あの連中は一網打尽だ」
そして、指を折りながら淡々と告げる。
「中年の野郎は始末する」
「だが――若い女刑事、銀髪の美女、それに魔法少女は……ネオブラックマフィアへの新たな献上品にしてみせる」
ヴォルフは、短く頷いた。
「我々は、残りの人質二人を連れて次の地点へ移動する。抜かるなよ」
「了解だ、大佐」
寿莉愛発見!
その頃――。
地下通路の奥から、足音が近づいていた。
重たい鉄扉の前に、四つの影が立つ。
加藤段十郎。
リネア=フリーデン=ヴァイサー。
鷹松優姫。
そして、星彩のルミナ。
ルミナが、探索魔法で反応を捉え、息をのんだ。
「……この部屋です!」
段十郎がドアを押し開ける。
薄暗い部屋の中央。

椅子に縛り付けられた寿莉愛の姿が、照明に浮かび上がった。
「寿莉愛さん!?」
ルミナが思わず駆け寄ろうとする。
「待ってて!今助けるわ!」
優姫も、一歩踏み出した。
――その瞬間。
寿莉愛は必死に首を振り、喉の奥から声にならない叫びを絞り出す。
「んぐっ!!
んんむーっ!!
んぐむむーっ!!」
(ダメ……!
来ないで……!
赤外線と爆弾が……仕掛けられてるの……!
来たら……みんな……!)
だが、その想いは、声にはならない。
部屋の中には、見えない赤外線センサーが、蜘蛛の巣のように張り巡らされていた。
段十郎は、わずかな違和感に足を止める。
リネアも、無言で視線を走らせる。
そして、ルミナの胸元のブローチが、かすかに揺れた。
「……みなさん、待ってください……」
緊張が、空気を凍りつかせる。
誰かが、あと一歩踏み出せば――
すべてが終わるかもしれない距離。
果たして、段十郎たちは寿莉愛を救い出すことができるのか。
そして、スペクター=エヌが仕掛けた“本当の罠”とは――。
(つづく)

コメント
ガムテの有無のパターン見せてくれた寿莉愛ちゃんに感謝です
この子の着こなし(ツートンのタンクトップ&ロングパンツ)も素敵ですな~❤当方でも、こういう格好似合う女の子の新キャラ欲しい・・・
ガムテ越しの叫び声も猿轡越しの呻き声(やはり、須〇美羽連想してしまう)に負けず劣らず(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
>第一、そんなことをしたら、ネオブラックマフィアに粛清されちまう
ネオブラックマフィアはそのへん徹底してますからクライアントの意向を理解しておくことは大切ですね。スペクターエヌは優姫さんリネアちゃんルミナにも目をつけたようですが、さすがに救出役が足りなくなるから今回は無事かな?とも思いますが。その代わりと言うか侑衣梨ちゃんが捕まるのは確定っぽいし、瑠璃華さんの初DIDも期待できるかも?一方エターナルコンビの動向も見てみたいですね。