東京サイド　episode.12-7

chatGPTで生成した文章から、一部加筆・修正を加えて引用しております。

時限爆弾

バイクのエンジンが轟音を響かせながら、牧村光平と黒津耕司は追跡を続けた。闇夜を疾走する彼らの目的地は、言うまでもなく琴川玲奈を連れ去った敵のアジトだ。

「耕司君、玲奈のGPS信号はどこだ？」

光平が一瞬の隙を作らずにバイクを操りながら尋ねると、黒津は携帯電話でディスプレイを見つめる。こんなこともあろうかと、光平は万一に備えて玲奈に発信器を持たせていたのだ。

「ここだ、光平さん。直進して左折すれば目的地だ。急げ！」

二人は命を懸けた追跡劇の果てに、敵のアジトに到着した。しかし、光景は彼らの予想とは異なっていました。

「何だこれは…」

光平が驚きの声を漏らすと、黒津も目を見開いてアジトの中を見渡した。そこには空しいもぬけの殻が広がっているだけで、玲奈は勿論、敵の姿もどこにも見当たらない。

「光平さん、待て！」

黒津が声をかけると、光平は一瞬躊躇した。すると、彼らが立っているアジトの中央に不気味な時限爆弾が仕掛けられていることに気づく！

「この野郎、俺たちごとアジトを爆破するつもりか！？」
「罠だ！ 逃げろ！！」

光平の声が震えるほどの危機感が溢れています。二人は駆け出すようにアジトから脱出しようとするが、時すでに遅く、カウントダウンが始まった。

「10… 9…」

光平と黒津は全力疾走で外へ向かって飛び出す。

「8… 7…」

風が髪をなびかせながら光平は必死に駆け抜ける。彼の頭には玲奈の姿が浮かび、救出の使命感が心を燃やす。

「6… 5…」

焦燥感が胸を突き刺し、時間が彼らにとって宿命の敵となった。しかし、ここで諦めるわけにはいかない。光平は覚悟を決め、一切をかけて逃げ続ける。

「4… 3…」

時限爆弾のカウントダウンが続きながらも、光平と黒津は決死の覚悟で逃走を続ける。アジト内の廊下の光景が一瞬にして彼らの視界を駆け抜け、焦燥と危機感が彼らの心を支配した。

「光平さん、もうじき時間切れだ！」
「諦めるな！ あと少しで外だ！」

黒津が叫びながら、光平は目の前に広がるエントランスを駆け抜ける。瞬間的な判断と反射神経が彼を導き、スリリングなスピードで出入り口の扉をすり抜ける。

「2… 1…」

時限爆弾のカウントダウンが終わり、恐るべき爆発音がアジトの周囲に轟く。炎と煙が立ち昇り、周囲一帯は混乱に包まれた。

その頃、玲奈は？

「随分と凝ったセットですねぇ。一体どれだけ金かけたんですか？💦」
「僕は芸術に関しては金に糸目を付けない主義でね」

いかにも剣と魔法のファンタジー的な世界観に出て来そうな邪教の神殿内部を模したスタジオのセットに、小西李苑に招かれた彼の後輩のカメラマン・名取洋太郎は半ば呆れ気味ながら周囲を見渡し感想を漏らす。名取は小西の芸術大学時代の後輩でもあり、小西と同じく秘密の趣味を共通して持つ同志でもある。

「んっ、んんっ…んむむむっっ!!」

琴川玲奈は祭壇の中央上で、口は声を出せないようにガムテープで塞がれ、縛られた両手を天井からロープで吊るされる形で立たされて震えている。その様子を見守る小西と名取は、玲奈に顔を見られないように着ているローブのフードを深くかぶり、声もボイスチェンジャーを使っている徹底ぶりだ。

「そもそも俺たちがこんな格好までする必要があったんですか？」
「バカだなぁ。こういうのは雰囲気が大事なんだよ。ま、万一僕たちの顔を見られても、彼女には例の薬を使って記憶を操作させてもらうけどね♪」
「(*￣▽￣)ﾌﾌﾌｯ♪　相変わらずだなぁ、先輩は。まあせっかく今巷で話題の現役JKモデルをカメラに収められるチャンスだ。俺も一口乗らせてもらいますよ」
「さすがは名取、そう来なくっちゃな。今頃牧村光平とその他一名のオマケも、罠とも知らず爆弾で粉々になっている筈だ。玲奈に発信器が取り付けられていることくらい、気づかぬ僕だとでも思っていたのかな？　哀れな奴らだよ。フハハハハハ！！」

果たして光平と黒津は本当に爆破で木っ端微塵になってしまったのか！？
そして不気味な生贄の祭壇で小西の写生モデルをさせられる玲奈の運命は！？

次回episode.12-8につづく。