プロローグ
海防大学 生物資源学部 バイオサイエンス学科に在籍する大学生の葉桐涼介は、その持ち前の才覚と大学での研究実績を買われて、その分野では名門である帝国財団研究所で研究助手のアルバイトをしていた。一方その頃、涼介の友人でもある天凰輝シグフェルこと牧村光平は、鎌倉の老人と呼ばれる政財界の重鎮・松平宗瑞から帝国財団の内偵を依頼される。どうやら帝国財団研究所の内部に、海外にいる死の商人と結託して違法な研究に手を染めている動きがあるらしい。帝国財団の背後には文部科学省のさる大物官僚が後ろ盾として控えており、警察も中々手が出せない状況のようだ。そこで光平は、たまたま帝国財団研究所でアルバイトをしていた涼介にそれとなく内部の様子を探ってくれるよう頼み込んだ。最初は半信半疑だった涼介ではあったが、親友の光平からの頼みならばと快諾。早速次の日のシフトに入った時に、所長たちの目を盗んで研究所内の探索を密かに開始した。
証拠発見!しかし…
一人で研究所内を探るうちに、秘密の地下室を偶然発見してしまった涼介。そこで彼は、国際条約で禁止されている危険なバイオ生物兵器の製造データや実験用サンプルの山を発見するのだった!
「やっぱり牧村の言っていたことは本当だったんだ! 早くみんなに連絡しないと!」
しかし、そこで涼介は他の研究所員たちに見つかってしまうのだった。
「おい、お前! そんなところで何をしている!?」
「…し、しまった! 見つかった!💦」
「どうもここ最近怪しい動きをしていると泳がしておいたが、とうとう尻尾を見せたな?」
「さあ、こっちに来るんだ!!」
「な、何をするんだ!? 放せ!!」
こうして涼介は捕まってしまった。
監禁
「愚かな奴だ。所長もお前には目をかけてやっていたのに」
「貴様の始末は後でじっくりと考えてやるぜww」
涼介は別室で手足を縄で縛られ、口には助けを呼べないようにガムテープを貼られて拘束・監禁されてしまった。そんな涼介を見て笑いながら出て行く男たち。
「んっ、んんっ…んむむっ、むぐぐぅぅ!!」
懸命にもがいている涼介だが、縄は一向に緩む気配はない。
「んぐっ…んぐぐっ」
もがき続けても疲労が溜まるばかりで、自力の縄抜けを一時諦める涼介。ここでいたずらに体力を浪費する訳にはいかない。涼介は信頼する仲間による救出を信じて待つことにするのだった。
餌食
葉桐涼介の処刑という名の口封じ方法が決まった。
完成したゴキブリ型バイオモンスターの餌食第一号に選ばれたのだ。
縛られている涼介にモンスターがじわじわと迫る光景を見て、「これはよいデータが取れそうだ」と笑う残忍な研究員たち。
「むぅぐっ、ぐむむぅぅ、んんー!!」
「ギィギィギィッッ!!」
もはやこれまでか!と覚悟を決める涼介だったが、その頃、涼介と連絡が途絶えたことで彼の身に異変が起こった事を察知した光平がシグフェルに変身し、帝国財団研究所に強行突入を開始したところであった。急げシグフェル! ピンチの涼介を救うのだ!!
コメント
GIDにおける王道のような展開でしたね。
当方の組織ゼウスも、少年隊員制度作ろうかしら・・・(邪悪な笑み)
> 当方の組織ゼウスも、少年隊員制度作ろうかしら・・・(邪悪な笑み)
制服には、機動戦士ガンダムSEED DESTINYのオーブ軍男子制服を是非採用して頂きたいです!