粛清の危機にある寺瀬姉弟を救出すべく、DRYADES、学生報道部、喫茶店Lilyの各チームが共に手を携えて立ち上がった! しかし悪の組織おかめ党の総本山、おかめ城へと乗り込んだまではよかったものの、敵の罠に墜ち、次々と捕らえられていく仲間たち!
色仕掛け
「うっ!!……くっ!!……」
両手首を鉄枷と鎖で拘束されたまま身動きの取れない笹南侑衣梨。そしてその様子(特に太もも)をさっきからただひたすらガン見しているだけのおかめ党怪人・ぽっちゃりトカゲ男。
「………(くっ、このままじゃ! そうだ…よしっ!)」
一計を案じた侑衣梨は色っぽい甘い囁きをぽっちゃりトカゲ男に投げかける。
「…う~ん、ねぇ、ちょっとお願い💓」
「何だ?トカァ~ゲ~!」
「なんかこの部屋少し暑いわ。ネクタイを外してシャツのボタンを外してくれないかしら?」
色仕掛けで相手を惑わし、脱出のための隙を作ろうとする侑衣梨だったが…。
「…み、見損なうなトカァゲ~!!💦💢 おかめ党の怪人たる者は婦女子に対して紳士たれ!というのが組織の鉄の掟トカァゲ~!! お前の身体にボディタッチなどするつもりは一切ないトカァゲ~!!」
「チッ…変なところで意外と堅物ね……」
「何か言ったか?トカァゲ~!!」
「いえ別に…。ねぇ、本当に暑いんだったら! お願いだからネクタイくらい外してよ!」
「ダメだトカァゲ~!! 例え熱中症になろうが制服フェチとしてネクタイを外すなど、選択肢としてはあり得んトカァゲ~!! 今から空調管理室に行って来て冷房を強めにしてもらえるよう言ってくるから、少しだけそこで待っていろトカァゲ~!!」
ぽっちゃりトカゲ男は去って行った。どうやら笹南侑衣梨の色仕掛け作戦は失敗したようだ…。だがしかし、ここで今まで瀬尾梨帆のところにいた戦闘員がちょうど入れ違いでぽっちゃりトカゲ男を呼びに来た。
「キキ―ッ!! ぽっちゃりトカゲ男様、瀬尾梨帆の尋問の準備が整いました。…あれっ、誰もいないのかな?」
「………(チャ~ンスッ♪)」
侑衣梨は怪しくほくそ笑んだ…。
妖怪蜂坊やのマザー現る!
さて、ここで他に捕まっている野郎どもにも触れないわけにはいかないだろう。捕まった男子たちは、おかめ城地下にある妖怪蜂の巣に集められていた。
男子高校生2人、男子大学生2人の計4名の野郎どもを捕虜にしている妖怪蜂の女王こそ、何を隠そうあの妖怪蜂坊やのマザーである。おかめ党の中でも5本の指に入る大のイケメン好きである妖怪蜂の女王は、果たして何を目論むのか!?
つづく。
コメント
色仕掛けって…トカゲ相手になにしてんだこの人…
でも、紳士なトカゲは侑衣梨ちゃんの為に空調の温度を下げてくれることに…そこへかわりにやってきたのは梨帆ちゃんの所にいた戦闘員が入れかわりに…チャンス、ここで侑衣梨ちゃんは…
色仕掛けなんて出来たんですねこの子は、トカゲ以外にも通用しないで切ない顔になるかと思ったのですが…まあ魅力的な女性ではありますからね…
>男子高校生2人、男子大学生2人の計4名の野郎どもを捕虜にしている妖怪蜂の女王こそ、何を隠そうあの妖怪蜂坊やのマザーである。
まあ…女性型の怪人もいるのでしょうから、こうゆうことも…でも…これは私の”拷問”の時間ですか…?
> まあ…女性型の怪人もいるのでしょうから、こうゆうことも…でも…これは私の”拷問”の時間ですか…?
もし旅鴉様のお帰りが遅かったら、野郎チームのGIDももっとじっくりと掘り下げるつもりでした(;^_^A アセアセ・・・