首都圏にある某公立大学に通い、同じテニスサークルに所属している勢川理人、岸本愛実、平瀬倫生、藤永沙織の4人は、ある日、青き龍神ブルードラゴンによって異世界タシェニュヴルアへと召喚された。やがてタシェニュヴルアに脅威をもたらすという魔王打倒の使命を与えられた理人たち4人は、旅立ちのスタート地点となるハガルガサド遺跡を出発。しかしドレクレフ村である事件に巻き込まれ、アイムルナ王国の役人と兵士たちによって冤罪で王都シハホールまで連行されてしまったのだった。
アイムルナ王国 王都シハホールにて
「本当に申し訳ございません。青き龍神の勇者様方に対し奉り、ご無礼の段をなんとお詫びしたらよいか…」
病床の父王に代わって国の舵取りを担うラシエル王女から謝罪される理人たち。王都で厳しい取り調べを受けていた理人たちだったが、愛実が填めていた例の龍神の指輪が、青き龍神ブルードラゴンによって異世界より召喚されし勇者の身分を証明してくれたため、無事に潔白が証明されて解放され自由の身となったのだった。その上、当面の旅費・活動資金を潤沢な分だけ用意してくれ、ウグアル大陸全土の国々を行き来できる通行手形まで発行してくれた。
そこで理人たちは、魔王の居場所の手がかりを集めるために次は国境を目指しつつ、まずはシレアリスの街を経由して中央都市ナイティルへと向かうことにした。
「ですがお気を付けください。シレアリスからナイティルまでの街道には昨今、人買い商人と結託している人攫いの賊が多く出没していると聞きます。皆様は異世界の方々。異世界人は物珍しさから特に人買いに目を付けられていると聞き及びます」
「ご忠告ありがとうございます。僕たちも旅の途中では十分注意します」
こうして王都シハホールを旅だった理人たち一行だったが、蛇の道は蛇。すでに異世界人の勇者一行の噂話は王国中の裏社会、ブラックマーケットに知れ渡っていたのだった。
シレアリス~ナイティルの街道
シレアリスで必要になりそうな物資を一通り購入して旅の準備を整え、その日は宿屋で一泊した理人たち。一夜明けて出発した彼らだったが、街道の途中でゴブリンに襲われている旅の女を発見した。
「そこの旅のお方、お助けくださいまし! ゴブリンの群れが私を襲ってきたのです!」
「大丈夫ですか!?」
「よぉーし! 任せろッ! それっ!!」
魔法のラケットの力でちゃちやっとゴブリンたちを蹴散らした理人と倫生だったが、助けられた女は理人たちに感謝するどころか意外な行動に出た。なんとナイフを沙織の喉元に突きつけ、彼女を人質に取ったのだ!
「きゃっ!?」
「何をするんだ!? 沙織を放せッ!!」
「お黙りッ! フフフッ…まんまと罠にかかったね。さあ仲間の女の命が惜しければ、全員武器を捨てな!」
「くっ、仕方がない…」
理人たちは仕方なく、女の言うがままにラケットを地面に捨てた。
人買い一味の砦
ここはシレアリス~ナイティル間を結ぶ街道を縄張りとしている人攫いを生業とする盗賊一味のアジトとして使われている砦である。
愛実、倫生、沙織の3人は、砦の一室にて縛られて監禁されていた。すぐ傍では一味の一人と思しき盗賊の男が見張っている。
「ムムゥ~ッ!ンムゥゥーーーッ!!」
「ンンーッ!ンムムゥッ!!」
「ングゥッ!!ンンムゥーッ!!」
「大人しくしてたら危害は加えない。こちらとしても大事な商品を傷物にしたくはないんでな」
一方その頃、理人は他の3人とは引き離されて別室で鎖に繋がれていた。
「やあ、元気にしてた?」
「お前はあの時の女!?」
「あの時襲ってきたゴブリンも、本当はお前が嗾けてたんだな?」
「ご名答! でも気づくのが少し遅かったね」(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
「僕たちをどうするつもりだ?」
「喜びな。さる隣国のお貴族様がお前たち4人をまとめてお買い上げくださるとさ」
「ふざけるな! 僕たちは売り物じゃない! 人間だ! 早く僕たちを解放しろ!」
理人の悲痛な叫びも空しく、4人は北の隣国フォークルド公国へと連れて行かれてしまうのだった。
コメント
王都に連行されてどうなってしまうのかと思っていたら何ともまあ素敵な王女様のお陰で事なきを得て何よりです。これから3人はユニモフに足を向けて寝られませんね。(愛実ちゃんの指輪の中に宿っておりますので)王女様のご支援を得られて出発した4人ですが、早速人買いに捕まってしまいまして隣国へ…。アイムルナ王国同様、フォークルド公国でも大公様が病弱でそれをいいことにとある貴族が専横を働いており、4人をお買い上げしたのはその専横を働く貴族なんでしょうね。愛実ちゃん沙織ちゃんは言うまでもなく、理人君、倫生君も奥方に…。そして、話が進むにつれてラシエル王女にも魔の手が…。なんて想像をしてしまいます。
> アイムルナ王国同様、フォークルド公国でも大公様が病弱でそれをいいことにとある貴族が専横を働いており、4人をお買い上げしたのはその専横を働く貴族なんでしょうね。愛実ちゃん沙織ちゃんは言うまでもなく、理人君、倫生君も奥方に…。そして、話が進むにつれてラシエル王女にも魔の手が…。なんて想像をしてしまいます。
実はストーリーを思い付きで適当に文章を書き殴っていたため、この先のあらすじがまだ完全に白紙状態です💦
続きをどうしようか五里霧中状態ですが、明日までには考えておきます💦
連行された先が物分かりの良い王女様で、投獄の危機をなんとか免れたようで、口八丁は必要なかったようですね、
可愛い王女様…DID的なものを色々期待しちゃいましたが、フリー素材キャラですもんね~、拘束された捕らわれの王女様的なものもあれば良いのですが…
ともあれ、無事に旅を続けられると思ったら…ファンタジー世界のモデルは中世、ヒャッハーどもが蔓延る荒野です、お人好しは足元をすくわれるもの、
ゴブリンどもにグヘヘされそうな美女を助けたと思ったら…まんまと騙され捕まってしまったチームフレンズ御一行、こうゆう世界では人を疑うことも必要ですよ、
さて、人攫いの賊に捕らわれドナドナされそうな御一行、いくら勇者でも武器を奪われ縛られてはただの一商品でしかないですな~ぐへへ(お前はどっち側だよ
そして1人別室に連れて来られた理人くん、そして現れた先ほどの一行を騙したゴブリン使いの美女盗賊…鎖に繋がれた美男に美女盗賊、何も起きないはずはない!
> 可愛い王女様…DID的なものを色々期待しちゃいましたが、フリー素材キャラですもんね~、拘束された捕らわれの王女様的なものもあれば良いのですが…
実はまだ公表しないつもりだったのですが、フリー素材とは別に当ブログでメインキャラとして使うためのファンタジー系王女様キャラもすでに出来上がっております。勿論衣装はミニスカです。いずれご披露できる機会も来るかと思います。気長にお待ちいただければ幸いです。
> そして1人別室に連れて来られた理人くん、そして現れた先ほどの一行を騙したゴブリン使いの美女盗賊…鎖に繋がれた美男に美女盗賊、何も起きないはずはない!
「や、やめろ~! どこを触ってるんだ! 僕には愛実がいるんだ!」
「おや、アンタあの短髪女のことが好きだったのかい?」
「ち、違う。愛実はただの幼馴染で…で、でも…あぁ~!!」
これ以上は各方面から怒られそうなのでやめておきますが💦、こんなやり取りがあったのかもしれませんね。(^^♪
>実はまだ公表しないつもりだったのですが、フリー素材とは別に当ブログでメインキャラとして使うためのファンタジー系王女様キャラもすでに出来上がっております。
なんですと!?それは気になりますね、やっぱりDIDと言えば王女様ですよね~
王女と言えばこのサイトではフィリス様がいらっしゃいますね、あちらは大人っぽい感じですが、こちらの王女様は可愛らしいタイプだと想像しております。