暗黒大博士の行方を追い、夜の横浜市街をパトロール中だった我らが重機装士ヴァルダーは謎の銃撃を受け、不良グループ「スラッシュ・ドッグス」の残党に襲撃されるがこれを撃退。その背後には、暗黒大博士配下のエージェント001の影がちらついていた。
その翌日、綾瀬早弥香とルナ=ハートウェルは、恋中七香、耀 瑪愛莉を誘い、それに七香の後輩・楯岡彩葉も加わって、ショッピングモールで買い物を楽しむが、そんな中、瑪愛莉が試着室の中から姿を消してしまい、兄の耀 斗仁威もまた暗黒大博士の秘密基地に捕らえられ、早弥香やルナまで連れ去られてしまった。早弥香とルナを救い出したヴァルダーは、残る耀兄妹を救出すべく敵のアジトへと向かう。しかし先回りしていた恋中七香も、久我美輝と共に一足先に敵のアジトへと突入してしまっていた。七香と瑪愛莉は無事にATベースキャリアに保護されるが、美輝と彩葉、そして斗仁威がまだアジトの廃工場の中に…。
悪の装甲戦士デモンスブルーとして操られる斗仁威と、ヴァルダーとの対決の行方は!?
※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。
Aパート
廃工場の薄闇の中、鈍い衝撃音が何度も響き渡っていた。
白き装甲の戦士・ヴァルダーは、ほとんど反撃できないまま、蒼き装甲――デモンスブルーの猛攻を受け続けている。

拳が叩き込まれ、体勢を崩される。
辛うじて防御はしているものの、その一撃一撃が確実に重くのしかかっていた。
ヴァルダー「くっ……!」
後退。
さらに一歩。
ヴァルダー「陽莉! 何とかならないのかッ!?」
焦燥の叫びが通信回線を震わせる。
陽莉の声「ちょっと待ってよ! 言われなくても今やってるったら!💢💦」
ATベースキャリアの管制室。
無数のモニターに囲まれた中で、惣司陽莉は必死にコンソールを操作していた。額にうっすらと汗を浮かべながら、ヴァルダーのカメラアイから送られてくる映像データを高速で解析していく。
敵装甲の構造。
駆動パターン。
エネルギーの流れ。
一つでも見落とせば、取り返しのつかない結果になる。

「……お願い、見つかって……!」
指が止まらない。
そして――
陽莉の声「……あっ!」
閃いた。
陽莉の声「見つけた! ここだよ! ここを攻撃すれば、敵の装甲スーツは機能を停止する!」
ヴァルダー「ホントか!?」
反撃の糸口が、ついに見えた。
だが――
陽莉の声「でもチャンスは一度きり。もし少しでも的とタイミングが外れれば、装着者の命は……」
その言葉は、最後まで言い切られなかった。
だが、十分だった。
“装着者”――耀斗仁威の命が危険に晒される。
通信越しに、わずかな沈黙が流れる。
その間にも、ヴァルダーは攻撃を受け続けていた。
だが、彼の意識は別の場所にあった。
(外せば……斗仁威くんが……)
(当てれば……助けられる……)
選択は一つ。
そして――
ヴァルダー「……陽莉、ウィークポイントのデータをこちらに送信してくれ」
静かで、しかし迷いのない声だった。
陽莉の声「お兄ちゃん、本当に大丈夫なの?」
わずかに震える問い。
ヴァルダー「大丈夫だ。俺を信じろ!」
その一言に、揺らぎはなかった。
陽莉の手が止まる。
一瞬だけ、兄の言葉を噛みしめるように目を閉じ――
陽莉の声「……うん、分かった。瑪愛莉さんを泣かせたりしたらダメだからね!」
決意の込められた返答とともに、データが送信される。
ヴァルダーの視界に、ターゲットポイントが表示された。
胸部装甲のわずかな隙間。
そこに集中するエネルギーの乱れ。
一撃で、正確に――そこを貫く必要がある。
ヴァルダーは深く息を吸い、構えた。
両足に力を込める。
肩部装甲がわずかに唸りを上げる。
補助推進機構、待機。
(これで終わらせる……!)
デモンスブルーが再び突進してくる。
その瞬間――
ヴァルダーは地を蹴った。
爆発的な加速。
一瞬で間合いを詰める高速突進技。
――ブレイク・スラスト。
白い閃光が、闇を裂いた。
Bパート
白い閃光が、闇を裂いた。
ヴァルダー「――ブレイク・スラストォォッッ!!」
一瞬の加速とともに放たれたヴァルダーの渾身の一撃は、寸分の狂いもなくデモンスブルーのウィークポイント――胸部へと突き刺さった。
金属が軋む音。
次の瞬間、蒼い装甲の全身を巡っていた光が、不規則に明滅する。
デモンスブルー「……シス、テム……エラー……」
やがて、その巨体は力を失ったようにぐらりと揺れ――
ドサッ、と重い音を立てて床へと崩れ落ちた。
静寂が戻る。
ヴァルダーは、息を整えながらゆっくりと歩み寄る。

破損したマスクの一部が外れ、その奥から覗いたのは――見覚えのある顔。
耀斗仁威、その人だった。
斗仁威「……うっ……」
微かに身じろぎする。
やがてゆっくりと目を開き、ぼんやりと天井を見つめた。
斗仁威「……お……俺はいったい……今まで何をしていたんだ? どこだよ、ここは……?💦」
まだ意識ははっきりしていない。
ヴァルダーはそっと声をかけた。
ヴァルダー「大丈夫か?」
斗仁威「アンタは……?」
ヴァルダー「俺は重機装士ヴァルダー。君は今まで、無理矢理戦闘用の装甲強化服を着せられて操られていたんだ」
その言葉に、斗仁威の表情が強張る。
そして――
斗仁威「……そうだ……!」
断片的な記憶が、一気に繋がった。
斗仁威「思い出したぜ! 俺は確か研究所みたいな場所に連れ込まれて……そこで……!」
拳を握りしめる。
怒りが込み上げる。
斗仁威「ちっくしょう! あいつら、落とし前をつけてやるぜ!……っ痛テテッ!!」
勢いよく起き上がろうとして、身体のあちこちが悲鳴を上げた。
ヴァルダー「無理はするな」
静かに制止する声。
ヴァルダー「妹の瑪愛莉さんなら、すでにこちらで保護してある」
斗仁威「何だって!? 本当か!」
一気に顔色が変わる。
ヴァルダー「ああ。だから君は外に待機してある移動基地トレーラーの方へ行くんだ。妹さんもそこで待ってる。後のことは俺に任せろ」
それだけ言うと、ヴァルダーは背を向けた。
まだ終わっていない。
この廃工場のどこかに、久我美輝と楯岡彩葉がいる。
その救出のため、さらに奥へ――闇の最深部へと進んでいく。
足音が遠ざかっていく。
残された斗仁威は、その背中を見つめていた。
数秒の沈黙。
そして――
斗仁威「……冗談じゃねぇ……」
低く呟く。
斗仁威「ヴァルダーだかヒーローだか知らねぇが、鬼塚の野郎をぶっ飛ばすのは俺だ」
歯を食いしばる。
斗仁威「人任せになんかできるかよ!」
未だ身体はボロボロだ。
だが、それでも――止まるつもりはなかった。
残っていたデモンスブルーの装甲を、鬱陶しそうに引き剥がす。金具を外し、ひび割れたパーツを乱暴に捨てる。

ようやく解放された身体で、ゆっくりと立ち上がる。
ふらつきながらも、足に力を込める。
視線は、ヴァルダーが消えていった闇の奥へ。
斗仁威「待ってろよ……鬼塚……!」
その瞳に宿るのは、怒りと決意。
そして、守るべき妹のための覚悟だった。
次の瞬間、斗仁威は痛みを押し殺しながら走り出す。
――白きヒーローの後を追って。
(つづく)

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