天岸アンジェリカ愛優美の友人・星愛怜美花が秘密傭兵部隊スパルトイによって誘拐された。これをブレイバーズへの挑戦と受け取った副長官の仲里深雪は、獅場俊一と稲垣千秋の両名に、県警と連携しつつ、犯人側から身代金の運搬役に指名された怜美花の彼氏・千隼祐一郎をガードするよう指示していたのだが、スパルトイに拾われ再生強化手術を受けた石鼠によってライオンレギウス(俊一)とスワローレギウス(千秋)は敗れ、俊一は重傷を負い、千秋も石鼠に連れ去られてしまうのだった。
スパルトイのアレクシア=バーンズから「怜美花、祐一郎、千秋の3人を助けたければ一人で来い」と脅迫された愛優美は、その夜、密かに自宅から抜け出してわざと敵に捕まった。一方、スパルトイに捕まっていた千秋は、組織に潜入していた錦織佳代、稲垣健斗、そして寺瀬詩郎によって助け出された。
検品作業
「イヤッ!!…放して! 放してよ!! これから私をどうするつもりなの!?」
「これかに検品作業を始める」
「検品ですって!? それってどういう――」
「いいから黙って、ベットの上に横になれ!」
縛られたまま病院の検査室のような部屋へと連れ込まれた星愛怜美花。ここでMr.unknounに上納される献上品としての規程の規格や仕様を満たしているのか、健康確認も含めた最終チェックが行われるのである。
「私は物じゃないわ! やめてよッ!!」
「聞き分けのない小娘め! 静かにしろ!!」
「…んぐっ!? んむむーっ!!」
口に猿轡を噛まされ、強引に黙らせられる怜美花。しかしこの検品検査が終わっても、彼女の受難はまだ終わらないのだ。
梱包作業
検品チェックを通過した星愛怜美花は、口の猿轡を噛ませ布からガムテープに変えられ、次に出荷用の倉庫へと連れて来られた。
「んむむーっ!?(怜美花さん!?)」
「んんむっ!? んむむんんーっ!?(愛優美ちゃん!? どうしてここに!?)」
ついに再会を果たした星愛怜美花と天岸アンジェリカ愛優美。しかしそれも束の間、これから彼女たちはこの倉庫で人間がすっぽり入るサイズの大きな納品箱の中に詰め込まれ、外から梱包されてしまうのだ。一度閉ざされ厳重に鍵を掛けられた箱の蓋は、Mr.unknounの手元に届くまでは二度と開くことはない。まさに怜美花と愛優美は絶体絶命のピンチである!
その頃、祐一郎は!?
一方その頃、千隼祐一郎はあれ以来、ずっと怜美花とは引き離され地下の監禁室に拘束されていた。
「…くっ、放せ! 俺を…どうするつもりだッ!?💦」
そこへ石鼠がやって来る。
「うふふっ…ご機嫌いかが? お兄さん♪」
「怜美花をどうした!? 身代金さえ払えば彼女は解放する約束の筈だろ!」
「約束…?? バカねww この世で約束っていうのはね、破るためにあるもんなのよ!」
「騙したな!!💢 彼女をどうするつもりだ!?……まさかッ!?💦」
「そんな心配しなくて大丈夫よ。せっかくの大事な上納品よ。〇したら価値がなくなるじゃない」
「上納品だって!? どういうつもりだッ!!」
石鼠は祐一郎に、これから怜美花はMr.unknounに上納されるのだと告げた。
「どう? ショックでしょう? これからキミの大事な彼女は、ジジイの慰み物になるんだよ!」
「…ふ、ふざけるなァァッッ!!💢 ちきしょー!! 放せーッ!!」
必死にもがく祐一郎だが、それで両手両足を拘束している鉄枷が外れるはずもない。悔し涙を流しながら絶望に駆られて絶叫している彼の様子を、石鼠はご満悦な様子で眺めている。リア充カップルが思いもかけぬ不幸で引き裂かれる――これこそリア充を憎む石鼠にとって、この世のどんな美酒よりも美味い酒であった。
しかしそんな石鼠の愉快な気分をぶち壊す報せが、慌ててやって来た部下からもたらされる。
「何ですって!? 捕虜が逃げた!?」
捕虜にしていたブレイバーズの稲垣千秋が、秘密基地内に潜入していた何者かの手によって救出されたのだ。途端に不機嫌になり怒り心頭になる石鼠。
「何さ、せっかくいい気分に浸ってたっていうのにさー!!💢💢 奴らのこと、他の人質を見捨てて自分たちだけで先にすたこらさっさと逃げるなんてことはしないはず。奴らはまだ必ずこのアジトの中のどこかにいるはずよ! 探せー!!探すのよ!!」
基地内に厳戒態勢を敷くように命じる石鼠。果たして佳代、詩郎、千秋、健斗の4人、そして急いでここに向かっている天凰輝シグフェルとライオンレギウス・パワードモードは、無事に囚われの愛優美たちを救い出すことができるのか!?
つづく。
コメント
いままで安否が気になっていた怜美花ちゃんがやっと出てきましたね。
検品と称してベッドに寝かされる怜美花ちゃん、どんなチェックをされたのか気になるところですね~ぐへへ
まあ、この辺を具体的にやっちゃうと文であっても色々引っ掛かっちゃいそうなので、想像だけにしておきます、まあ飽くまでもMr.unknounへの献上品なので酷いことはされないでしょうけど…
そしていよいよ、箱詰め作業、出荷用の倉庫に連れて来られた怜美花ちゃんと愛優美ちゃん、女の子が箱詰め…そのキーワードだけでDIDフェチとしてはそそられますね~
まあ閉所監禁ってのは絵にするのは難しいでしょうから、それもまた想像の中で…
そして別室に監禁されている祐一郎くんは、クソビッチサイボーグ石鼠によって自分が騙されたことを知らされる。
自分を拘束する鎖をガチャガチャいわせながら悔し涙をながすリア充イケメンを眺めながらNDKを楽しみながら悦に浸る石鼠姐さん、そんな気分に水を差す情報が飛び込んでくる、
捕虜にしていたブレイバーズの千秋ちゃんが、秘密基地内に潜入していた何者かの手によって救出されたのだった!
途端に余裕がなくなっちゃいましたね石鼠姐さん、ほらほらもたもたしてるとチート来ますよチートが!
> 検品と称してベッドに寝かされる怜美花ちゃん、どんなチェックをされたのか気になるところですね~ぐへへ
> まあ、この辺を具体的にやっちゃうと文であっても色々引っ掛かっちゃいそうなので、想像だけにしておきます、まあ飽くまでもMr.unknounへの献上品なので酷いことはされないでしょうけど…
そこは妄想で補完して頂きたいのですが、よろしければコメント欄でその間の様子を詳しく描いたシーンを追加投稿してくださると嬉しいです。勿論お時間のある時に気が向かれたらで構いませんが(;^_^A アセアセ・・・
> まあ閉所監禁ってのは絵にするのは難しいでしょうから、それもまた想像の中で…
そういえば以前にどこかのフリー素材サイトで「棺」の素材を見かけて、このブログ(旧ブログだったかもしれませんが…)何度か使ったことがあるような…。
> 途端に余裕がなくなっちゃいましたね石鼠姐さん、ほらほらもたもたしてるとチート来ますよチートが!
そのチートには、スパルトイの竜牙隊3人をぶつけてみます。果たして勝敗はどうなるか…。
検品チェックするスパルトイ科学者・・・俺に代われ(# ゚Д゚)
「約束など守るショ〇カーか!!」という某死神博士や「条約など破るためにあるのだ!!」という某地球連邦軍所属部隊のジャ〇トフ准将の御言葉が蘇ります・・・
> 「条約など破るためにあるのだ!!」という某地球連邦軍所属部隊のジャ〇トフ准将の御言葉が蘇ります・・・
そのシーン(機動戦士Ζガンダムの第39話みたいです)は直接見たことはないのですが、実際は少しニュアンスが違うようです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10149287040
正確には「条約というものは、破られるためにあるというのか?」と語尾にクエスチョンマーク(疑問符)がつく形で、ジャミトフは独断専行を強める部下のバスクを危惧しており、それを諫める意味で言っていたようですね。
予想通りMr.unknoun殿の献上品となってしまった怜美花ちゃんと愛優美ちゃん、検品作業のプロセス確かに気になりますね。Mr.unknoun殿は野郎には用がなかったらしく、一人地下室で鎖につながれている祐一郎君、怜美花ちゃんがMr.unknoun殿の献上品になることを告げられて涙を流すぐらいに絶望のどん底に叩き落される…、リア充を憎む石鼠さんにはまさに至福の一時といったところでしょうか…。
でもそれも束の間のようで、千秋ちゃんが潜入者の手によって救出されたとの一報が‼まさに石鼠さんにとっての転落の序曲が鳴り渡りましたね。この後師弟ペアにボコられるのかと思うと…。
> この後師弟ペアにボコられるのかと思うと…。
シグフェルにはアレクシアたち竜牙の3人をぶつけ、「ここは俺に任せて先に行け!」パターンで敵地に先行したライオンレギウスが救出されていた千秋ちゃんと合流。ここはやはりライオンレギウスとスワローレギウスの二人に、石鼠姐さんへのリベンジマッチをさせてあげるべきでしょう。