外宇宙から飛来した悪のハント星人による地球侵略が秘密裏の内に開始された。ハント星人の元から逃げて来た脱走科学者・西園博士から重要なCDーROMディスクを押し付けられたことで、TEAM FRIENDSの面々はまたもトラブルに巻き込まれることに……。
脱出
「さあ、とっとと歩け!」
「チェッ! 分かったから押すなよ!」
ハント星人兵士によって地下通路を連行される勢川理人と岸本愛実。しかし一瞬の隙を突いた理人がハント星人の足にフェイントをかけて転ばせる!
「うわぁぁっ!! お、起こせぇぇ!!💦」
理人の読み通り、ハント星人はその体型のせいですぐに起き上がることが出来ない。理人は間髪入れずに愛実を引っ立てているもう一匹のハント星人にめがけて縛られたまま体当たりをする!
「ぐうぉぉぉッッ!!?」
「今だ愛実! 今のうちに逃げろ!」
「そんな…理人はどうするの!?」
「僕に構うな! お前だけでも逃げるんだ! いいから行け―ッ!!」
「理人……ごめんッ!!」( ノД`)シクシク…
理人の自己犠牲によってハント星人の手から逃れ、泣きながら一目散で逃げ出す愛実。その途中で一人の人物にぶつかってしまう。
「むむっ…君はもしや、あの時のテニスショップにいた!?」
「西園博士!? 無事だったんですね!」
逃走途中の愛実が遭遇したのは、なんと西園博士であった。博士はあの後ハント星人に再度捕まってしまっていたが、再び隙を見て逃げ出そうとしていた最中であった。博士は基地内のガレージに隠していた車の後部座席に愛実を乗せて急発進させる。そして二人は、無事にハント星人のアジトから抜け出すことに成功したのだった。
辿り着いた先は?
「すまないね。安全な場所までついたら縄を解いてあげるから、それまで辛抱していてくれたまえ」
「いえ、わたしは大丈夫ですから…」
「無関係の君たちを巻き込んでしまったことは、正直申し訳ないと思っている」
やがて車は郊外に建つ寂しい感じの洋館の前に到着した。車から降りる博士と愛実。
「あの…博士、そろそろ縄を解いてくれませんか? そもそもここは何処なんですか?」
「まあ黙ってついてきたまえ。フフフッ…」
仕方ないので、両手が縛られたまま博士について行って恐る恐る洋館の中へと愛実は足を踏み入れる。そこで彼女は見たものとは…!?
「理人!? なんでこんなところに!?」
「愛実!? お前こそ逃げたんじゃなかったのか!?」
洋館の地下室で捕まっていた理人の姿を目の当たりにして、愛実は驚愕する。
「博士! これは一体どういうことなんですか!? もしかしてわたしを騙していたの!?」
「フフフッ…」( ̄ー ̄)ニヤリ
西園博士は問い詰める愛実に何も答えないまま、クロロホルムを染み込ませた布を彼女の口に強引に押し当てた!
「…な、何をするの!? やめ……んぐ、んむむぐぐーッッ!!」
気を失って倒れる愛実。
必死に愛実の名を叫び続ける理人。
そして不気味な高笑いを上げる西園博士。
果たして一体これは何が起こったというのであろうか!?
つづく。
コメント
逃げ出してからずっと縛られっぱなしの愛実ちゃん。縄を解かれることがないこと自体再捕獲のフラグだったようですね。縛られたまま歩く恵ちゃん。想像しただけで萌えてきます。
恵ちゃんを再捕獲した西園博士、果たしてその正体は‼いろいろなパターンが想像できますがネタバレになるといけませんので具体的な予想は控えさせていただきます。
果たして、この西園博士の正体はまたしてもハント星人の化けた偽者なのか? それとも正義の志を捨てて悪魔に魂を売り渡すことにした本物か!?
それは次回明らかになります( ̄ー ̄)ニヤリ
西園博士の裏切りor偽物or洗脳・・・とついつい考えてしまう癖w
意外にも今回限りのモブキャラに過ぎぬ博士の動向に注目が集まっているのは少し予想外でした。
>
ハント星人兵士によって地下通路を連行される勢川理人と岸本愛実。しかし一瞬の隙を突いた理人がハント星人の足にフェイントをかけて転ばせる!
「うわぁぁっ!! お、起こせぇぇ!!💦」
理人の読み通り、ハント星人はその体型のせいですぐに起き上がることが出来ない。
まあ見た目蟹ですからね…幹部クラスの奴らもバランス悪そうですよね…
ちょっとポンコツの片鱗を見せはじめましたねハント星人。
西園博士の裏切りor偽物or洗脳
これ、わたし、気になります!
まさか西園博士も既に…いやまだ使い道がありそうですし、実は本物は別の所に捕らわれているって展開を期待したいですが…そこから起死回生の反撃って展開になる予感がしますね。
> そこから起死回生の反撃って展開になる予感がしますね。
いや、まだまだ反撃には早いでしょう。
その前にもっと愛実ちゃんや沙織ちゃんの縛られている姿を見なくては!( ̄ー ̄)ニヤリ