BRAVERS EDITION episode.73

BRAVE SUCCESSION
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※掲載されている画像の無断転載を禁じます!
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※文章の前半部は、chatGPTで生成しております。

ドラゴンファイヤーX1奪還作戦

星彩のルミナが、老巡査に化けていたコックローチレギウスを追跡していたその頃――

 場所は変わって、霧深温泉郷から数十キロ離れた深い森の中。

 シブルリックオーダーの誇る超大型戦闘機――ドラゴンファイヤーX1は、無残な姿で地上に横たわっていた。艦体にはあちこちに焦げ跡やひびが走り、機体周囲には黒装束の戦闘員たち――妖魔結社ザイザムの構成員が蠢いていた。

 彼らの目的は、ドラゴンファイヤーX1の内部に格納された最新鋭のハイテクオリハルコンスーツと、それを操作できる乗組員たちだった。

立見凌央と滝川詢真イラストは、りばーさいど様。
磯崎詩歩イラストは、KazuHanabi様。
背景は、Leonardo.aiのモデルDreamShaper v7で生成しました。

 「………(なんてことかしら。こいつら、完全に内部システムを乗っ取る気だわ)……」

 コクピット内部で、磯崎詩歩は唇を噛んでいた。19歳にしてこの機体のチーフオペレーターを任されている才媛だが、目の前の状況は彼女の冷静さをも脅かしていた。

 隣には、14歳の少年オペレーター――立見凌央と滝川詢真の姿がある。年齢こそ若いが、二人とも優秀なオペレーターとして既に数々の任務に携わっていた。

 「(詩歩さん……このままじゃ、俺たち)……」

 「……(まだ終わってないわ。誰かが、必ず助けに来る)」

 3人とも手足を縛られて口には猿轡まで噛まされているため、アイコンタクトで大まかな意思疎通しかできない状況だったが、それでも詩歩のその読みが現実となるのに、そう時間はかからなかった。

 突如、機体の外で爆音が轟き、甲高い金属音がこだまする。断末魔のような悲鳴がザイザム戦闘員の間で上がった。

 「な、なに!?」

 次の瞬間――ドアを蹴破って飛び込んできたのは、金色こんじきくれないの輝きを纏う一人の英雄だった。

 「天凰輝シグフェル、只今参上!」

 続いて現れたのは、雄々しく咆哮を上げる百獣の王、ライオンレギウス・パワードモード。その存在感だけで、機内にいた敵の気勢を完全に削いだ。

 「全員、武器を捨てろ! 抵抗を続けるなら、こちらは殲滅も辞さない!」

 シグフェルの一喝と同時に、ライオンレギウスが迫る。その迫力に圧倒された戦闘員たちはなす術なく次々と一目散に逃げ出し、機体の制圧は瞬く間に完了した。

 「みんな、怪我はないか!?」

 シグフェルが詩歩たちに駆け寄り拘束を解くと、真剣な眼差しで問いかける。

 「ええ、大丈夫です……助けてくれて、ありがとうございます……!」

 詩歩が深く頭を下げた。凌央も詢真も、まだ状況に驚きつつも安堵の表情を浮かべていた。

 だが、シグフェルの顔にはまだ緊張が残っている。

 「すまない、詩歩さん……助けられたばかりでなんだが、早速次の任務に協力してほしい。紫城心翔くんたちが、まだ敵に囚われたままだ。彼らを助けるための作戦にすぐに取り掛かりたいんだ!」

 シグフェルは、まだホテル内に残っているシブルリックオーダー総司令フィリス=ミラ=エクセリアとも事前に打ち合わせた突入作戦について説明する。その言葉に、詩歩は即座に頷いた。

 「もちろんです! 凌央くん、詢真くん、準備はいい?」

 「こちらスタンバイOK!」
 凌央が素早くコンソールに指を走らせる。

 「いつでも発信できます!」
 詢真も機体の各系統の再起動を確認しながら応える。

 詩歩は深く息を吸い込み、凛とした声で告げた。

 「よしっ! それでは――ドラゴンファイヤーX1、直ちに発進よ!!

 機体が唸りを上げる。傷ついた巨体が地を震わせながら再び浮上し、火を噴くように推進エンジンが点火された。

 「エンジン推力、全開! 目標地点、霧深温泉郷!」

 巨大な翼が夜空を切り裂くように広がる。威容を取り戻したドラゴンファイヤーX1は、まるで火の鳥のごとく再び大空へと舞い上がった。

 その機体は今、仲間を救う希望の翼として――宿命の地、霧深温泉郷へと飛翔していく。

離陸するドラゴンファイヤーX1は、Dreaminaで生成しました。

激怒するビオベミラ

「何っ!? ドラゴンファイヤーX1を奪い返されただと!? おのれ~っ!! 役に立たない腰抜けどもめがァァッッ!!💢」

ドラゴンファイヤーX1の機体と人質をシグフェル達に奪い返されたとの報告を聞き、配下の不甲斐なさに怒り心頭のビオベミラは思わず無線機を床に叩きつける。

「あらあら、あまり起こると血圧が上がって美容にも悪いわよ?」

頭に血が上っているヒステリックモードのビオベミラをからかう黒百合ダークリリィ

「うるさい黙れ! そもそもどうしてドラゴンファイヤーX1の位置が敵に漏れたのだ?」

「どうやらホテルのどこかに隠れているフィリス=ミラ=エクセリアが、何らかの手段を使って外部に連絡を取ってドラゴンファイヤーX1の位置を伝えたとしか考えられないわね。ホテル周辺の警備をもっと厳重にした方がいいんじゃないかしら。それこそ蟻の子一匹通さないように…」

「お前に言われるまでもない。それにこちらにはまだ切り札がある。何しろ牧村光平の女を人質に取ってあるのだからな!」

ビオベミラがそう言いながら視線を横に向けると、その先には口にガムテープを貼られて、両手を拘束され吊るされている沢渡優香錦織佳代の二人がいたのだった。

「んっ、んんーっ!!」
「んぐむむっ!! んんむむーっ!!」

錦織佳代と沢渡優香のイラストは、KazuHanabi様。
背景は、Stable Diffusion Onlineで生成しました。

そんなビオベミラに対して、口にこそ出さないものの苦々しそうな視線を向ける黒百合。

「………(この女、沢渡優香と錦織佳代の身柄はこちらの取り分だという最初の約束をもう忘れたのかしら? あまり勝手な真似をされると困るんだけど…。まあいいわ。妖魔結社ザイザムの戦略諜報参謀殿も、もう先は長くなさそうね…)」

このように、密かに独自の思惑を巡らせる黒百合であった。

つづく。


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コメント

  1. 旅鴉 より:

    妖魔結社ザイザムの戦闘員に乗っ取られたドラゴンファイヤーX1、久々に捕らわれの身の詩歩ちゃん、出番がどうしても少なくなる分こうゆうDIDシーンは貴重ですね、他にガキ2人がいるって…?ああ見えてないですね(オイ
    もう少し詩歩ちゃんのピンチシーンを堪能させて…

    >「天凰輝シグフェル、只今参上!」

    いや、はええよ…まあそちらの都合もあるんだろうけどさ…
    天凰輝シグフェルとライオンレギウスのブレイバーズ主力コンビに助けられたジブリックオーダーオペレーターズ!
    捕まっている仲間の紫城心翔くん達を助けにいざ行かん!
    漸く心翔くん達にも活躍の場面がきそうですね、とりあえずまずは助けられてからですが…

    そして…ドラゴンファイヤーX1を奪い返されブチギレ状態のビオベミラ様…
    先程命をとられそうになったのをかなり根に持っているのか、火に油を注ぐようにからかう黒百合姐様、血圧が上がって美容にも悪いか…この人って人間基準にしていいんだろうか…?

    だがしかし…まだこちらには牧村氏の恋人の優香ちゃんと佳代ちゃんの秘書官2人が人質に、
    吊るされた2人の姿がとても素敵ですね~、この見張られた状態で逃げるのは佳代ちゃんにも難しそうですね。
    なんとかまだ強気でいるビオベミラ様だが…秘書官2人は黒百合姐様の取り分っぽいですが…駄目だ、もう完全に周りが見えなくなってきてる…

    (妖魔結社ザイザムの戦略諜報参謀殿も、もう先は長くなさそうね…)

    うわ…不吉なこと言ってる、もう完全にビオベミラ様のことを舐めくさってる黒百合姐様、こっちも完全に呉越同舟状態…

    もう素敵にギスギスした船ばっかり浮いてますね、この霧深温泉郷って川は…

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