※文章作成には、chatGPTを使用しております。
ファーストコンタクト
エバーグレン高校の理工科に通う橘拓斗、滝沢俊彦、そしてレイラ=ジェーン=ウィルソンの3人は、民生用人型巨大ロボット「インダストリアルメック」の研究開発に没頭するサークル「トロピカル=ギアーズ」の一員である。夜遅くまで工房で設計作業に没頭していたある日、突然の事故に遭遇した。
なんと工房の裏の空き地に、見たこともない小型の宇宙艇が不時着したのである!
「これは一体…?」
拓斗が驚きを隠せずに呟く。
「宇宙艇って、まさか…」
俊彦が興奮気味に声を上げた。
彼らはすぐさま宇宙艇のコクピットから現れた紫髪の美少女を救出し、工房内に保護した。その少女は工房内で傷の手当てを受けながら、拓斗たちと自己紹介を交わす。彼女の目はこちらを注意深く観察するように彼らを見つめており、口元には緊張感が浮かんでいました。
「俺は橘拓斗。拓斗でいいよ。こっちは俊彦で、彼女はレイラだよ」
「拓斗…さま。俊彦さま。レイラ…さん?」
拓斗たちに自己紹介され、まもなく落ち着きを取り戻した紫髪の少女はようやく自分の名前を名乗り出した。
「私の名前はアリアナです。地球の皆さん、拓斗、俊彦、そしてレイラ。あなたたちが助けてくれたことに感謝しています」
アリアナの声には礼儀正しさと謙虚さが感じられた。拓斗は興味津々の表情でアリアナに近づき、詳しい事情を尋ねようとする。
「アリアナさん、宇宙艇がここに不時着した理由や、君がどこからどのようにしてここに来たのか、教えてもらえるかな?」
拓斗の声には好奇心が滲み出ていた。しかし、アリアナは拓斗の問いに対して、まだ彼らを警戒しているかのように、話したくない様子で黙り込んでしまう。彼女の眼差しは深い考えに耽り、口元には戸惑いがうかぶようだった。拓斗はアリアナの沈黙に戸惑いながらも、「無理もない」と彼女の気持ちを尊重した。
「わかった、話したくないなら無理に話さなくていいよ。でも、何か困ったことがあれば、いつでも俺たちに頼ってくれていいからな」
拓斗の優しい言葉に、ようやくアリアナの表情も緩んでいき微笑みながら頷く。そう簡単に彼女の警戒心がなくなるわけではなかったが、それでも拓斗の言葉に少しずつ心がほぐれていく様子だった。
やがてアリアナが用意されたベットで静かに眠りについた後、拓斗たちは異星人が実在したことに、まず最初に驚きを覚えた。しかもその驚きと同時に、アリアナの姿が地球の人間とほとんど変わらないことにも彼らは興奮を覚えた。特に拓斗の心は驚きと興奮で高鳴り、思いもかけぬ異星人との記念すべきファーストコンタクトに胸が躍った。
「まさか、異星人がこんなに近くに…!」
拓斗が目を輝かせながら呟く。
「こんなに美しい異星人の姿を見るなんて、信じられないよ!」
平常心を保っていたように見えた俊彦も、拓斗に釣られるように興奮気味に声を上げる。
彼らの声には驚きと興奮が溢れ、新たな発見に対する喜びが満ち溢れていた。異星人との出会いは、彼らの日常を一変させ、未知の世界への冒険心を掻き立てるには充分であったが、その興奮を冷静に制するように、レイラが声を上げた。
「二人とも静かに! せっかく眠ったのにまたアリアナさんが起きたらどうするの!💢」
レイラの冷静な声が工房に響き渡る。拓斗と俊彦はレイラの声に驚き、しばらくの間、その場の空気が凍りついた。彼らは自分たちの興奮に気づき、まずは事態の収拾が最優先であることを再確認した。
「そ、そうだな。ごめん、つい興奮してしまって…」
拓斗が恥ずかしそうに言う。
俊彦も頷きながら「まずは夜が明ける前に、外の宇宙艇を工房の中に運び込もう。朝になって騒ぎになったら大変だ」と言うのであった。
宇宙艇修理ミッション
そして翌朝、目が覚めてベットから起き上がったアリアナは感謝の言葉を述べつつも、地球の科学力では宇宙艇の修理は不可能だと嘆いた。その言葉を聞いた拓斗は、どこか地球の科学技術を馬鹿にされたような気持ちになり、彼の顔には怒りを帯びた表情が浮かんでいた。
「何だって? 地球の科学力が不十分って言うのか?」
拓斗が一瞬、彼にしては珍しく声を荒げた。アリアナの言葉が彼のプライドを傷つけ、その気持ちが内面で爆発寸前になったのだ。しかし、怒りが彼を動揺させることなく、拓斗は一念奮起した。
「分かったよ。じゃあ、俺たちが宇宙艇を直して見せてやる!」
拓斗の声には、アリアナを見返してやるという決意が込められていた。彼の言葉に、アリアナは驚きの表情を浮かる。拓斗の決意と自信に満ちた姿勢に、彼女も少し驚きを隠せない様子だった。
「本当に…?」
アリアナが疑問を口にすると、拓斗は自信満々に頷きます。
「絶対だ。地球の科学力を見くびるなよ。これから、俺たちが何ができるか、見せてやる!」
拓斗の声には、誇りと決意がにじみ出ていた。彼の宣言に、アリアナは半信半疑ながらも微笑みながら頷く。彼の言葉には力強さと自信が溢れ、彼女の心にも微かな希望の光が差し込んでいた。
その日から、拓斗たちの宇宙艇修理ミッションが始まった! 放課後のすべての予定をキャンセルして、3人でアリアナの乗っていた宇宙艇の修理に全力を挙げることに。工房内で修理作業に専念する彼らの周りには、部品や機器が散乱し、作業用の機械が静かに稼働している。
拓斗はエンジンの配線を丁寧に調べながら、俊彦は制御パネルの不具合を修復し、レイラは外部ハッチのメカニズムを調整している。彼らはそれぞれの専門知識を活かして、一丸となって宇宙艇の修理に取り組んでいた。
「これで配線が接続された。次は起動テストを行おう」と拓斗が言いながら、配線を確認しました。
「了解。パネルの修理も完了した。起動してみよう」と俊彦が制御パネルを操作します。
そしてレイラは外部ハッチのメカニズムを調整し、順調に動作するか確認している。
「外部ハッチも問題なさそうよ。起動してみましょう」
3人の手によって、宇宙艇のエンジンが徐々に活性化し、部品同士が連携して作動し始めた。最初は小さな振動が感じられる程度だったが、次第にエンジンの轟音が響き渡る。
「うまくいってる! これで少し待てば宇宙艇は問題なく起動するはずだ!」
拓斗が喜びを込めて言った。彼らの手によって、宇宙艇は再び命を吹き返し、光り輝く未来への旅路を示していた。
「これは…信じられない!」
アリアナは正直驚きを隠せずに呟いた。彼女の地球の科学技術に対する期待は薄かったが、その思い込みが見事に覆されることになるとは想像もしていなかったのだ。拓斗たちは一週間に及ぶ努力の末、見事に宇宙艇の修理ミッションを完遂させたのである!
地球の科学技術で、自分たちの種族よりもはるかに遅れた文明でありながら、拓斗たちが宇宙艇を修理して見せた様子に、アリアナの心は大きく揺れ動かされた。
「地球の技術力でこれほどのことができるなんて…」
アリアナの声には、驚きと称賛が混ざり合っていた。アリアナは地球の科学力をどこかで下に見ていたことを拓斗たちに謝罪し、感謝の言葉を述べて修理の終わった宇宙艇に乗り込みその場を後にする。地上から飛び立ち、大空の彼方へと飛び去って行く宇宙艇…。
「無事に帰れますように…」
アリアナが無事に宇宙にいる母船へと帰れるよう、レイラが心からの祈りを捧げる。
「また会えるといいな…」
「ああ、そうだな…」
拓斗と俊彦が、アリアナとの別れを惜しみつつ互いに呟く。拓斗たちはアリアナの帰還を見送りながら、誇らしげに笑みを浮かべた。彼らの技術力と努力が、異星人の心をも動かしたのだ。その日以来、拓斗たちの中には新たな誇りと自信が芽生え、彼らの研究への情熱はさらに燃え上がった。未来への挑戦は続くのだ。
戦艦ノヴァリスへの招待
それから数日後、学校からの帰り道、拓斗、俊彦、そしてレイラは突然、上空に現れた巨大なUFOから放たれた眩い光に吸い込まれて意識を失った。気がつくと、彼らは月の裏側に停泊している異星人「コスモスの民」の宇宙船団の旗艦である「戦艦ノヴァリス」の中にいたのである。
そこで彼らは、宇宙船団の司令であるゼファー・カイと出会う。ゼファーは重厚な姿勢の中にも穏やかな表情を浮かべ、拓斗たちに謝罪の言葉を述べた。
「地球人の方々、どうも手荒な手段を用いて申し訳ない」
「うわっ、誰だよアンタ!?💦」
いきなり姿を現したゼファーに拓斗が驚くが、彼の声は優しさと誠実さに溢れており、拓斗たちの心に安堵の感情をもたらした。拓斗たちは驚きつつも、ゼファーが自分たちに対して敵意や危害を加える意図を持っていないことを感じ取った。
「あなた方を拉致同然のやり方でこの艦にご招待したことについて、深くお詫び申し上げる」
ゼファーは誠実な言葉で続けた。
「招待だって…!?」
「そ、そうか…。でも、なんで僕たちを…?」
俊彦が戸惑いを口にする。そこでゼファーは拓斗たちを旗艦ノヴァリスに招待した理由を説明すると言い、彼ら3人を王女が待つという謁見の間に案内した。そこで待っていたのは、再会の喜びに満ちた表情を浮かべたアリアナだったのだ。
「アリアナ…!?」
「拓斗さま、俊彦さま、レイラさん!あなたたちにまたお会いできて嬉しいです♪」
拓斗が驚きの声を上げる。アリアナもまた、拓斗たちの姿を見て喜びを隠せない様子だ。拓斗たちはアリアナの姿に安堵と喜びを感じ、彼女に駆け寄った。彼らと彼女の間には再び絆が結ばれ、遠い宇宙の彼方でも彼らの友情は変わることなく続いていることを感じさせる。
「アリアナさん、貴女が…王女様なの?」
レイラが驚きの声を漏らします。その問いに、アリアナは照れくさそうに頷いた。
「はい、ごめんなさい。隠していたつもりはなかったのですが、実は私はコスモスの民の王女、アリアナ=セレス=ヴェガ。それが私の正式な名なのです」
アリアナとゼファーは、自分たちコスモスの民の目的について拓斗たちに詳しく説明した。彼らは宇宙の神秘と美しさに魅了され、常に新しい知識と発見を求めて大規模な恒星間航行宇宙船団を組織し、惑星の学術研究調査を目的とした果てしない放浪の旅を続けている集団であることを明かした。そして、現在は地球圏の調査のために月の裏側に停泊しているのだった。
そしてアリアナとゼファーは、拓斗たちを地球人の中でも数少ない信頼に足る人物と見て、彼らに協力者としての役割を担ってもらえないか?と持ち掛けて来た。
「もしかして自分たちにスパイのようなことをさせるつもりなのでは?」と俊彦が一瞬警戒感を示すが、ゼファーは笑顔で「心配しなくていい。そんな難しいことではない」と言い、俊彦の懸念を一笑に付した。
「それどういう意味?」
レイラが興味深そうに尋ねる。
「私たちはただ、地球の文明や生活様式について理解を深めたいと思っているだけだ。地球侵略の意図など毛頭ないし、スパイ行為など考えたこともない」とゼファーが弁明する。それに付け加えるようにアリアナは、「協力者」とは言わば「友達」になってほしいのだと説明した。彼女はまだコスモスの民と地球各国との間で正式な国交を結ぶには時期尚早だと述べ、「その前にコスモスの民との間で相互理解を深めてくれる地球人を作っておきたいのです」と拓斗たちに説くのだった。
「なるほど、そういうことなら俺たちも喜んで協力するよ!」
拓斗が明るく答える。俊彦とレイラも同じく快諾の意思を表明した。拓斗たちの言葉に、アリアナとゼファーは微笑みながら頷く。そして、彼らの友情と協力の始まりを祝福するかのように、謁見の間は穏やかな空気に包まれたのだった。
鋼鉄の相棒アストラルロイド
拓斗たちがコスモスの民の協力者となることが決まり、友好の証しとして、アリアナからコスモスの民の人型機動メカ「アストラルロイド」を3体贈られることになった。拓斗には「AE-78X アクアライザー」、俊彦には「XZ-5000 ブルーファントム」、そしてレイラには「COSMOS-008 フェアリーライト」がそれぞれ与えられることに。地球に不時着したアリアナを助けてくれたことに対する、コスモスの民からの御礼の意味も込められたささやかなプレゼントなのだという。
未知の異星人の科学技術で製造された人型巨大ロボットを手にした拓斗は、大興奮して大喜び。
「これが俺たちのロボットなんだ…!すごい!」
ロボットオタクである拓斗の声は、興奮に満ち溢れていた。俊彦も拓斗ほど表向き興奮はしないものの、内心では興味津々であり満更でもない様子だ。
「なかなか見たことのない設計だね。これで何ができるのか楽しみだよ」
レイラもまた、とても嬉しそうな表情を浮かべている。
「ありがとう、アリアナ。改めましてこれからよろしくね♪」
「喜んでいただけて光栄です」(^^♪
拓斗たち3人はそれぞれのアストラルロイドを見つめながら、未来への期待と興奮を胸に抱く。彼らの冒険はこれからも続き、未知の宇宙への探究心と友情が彼らを導くことであろう。
つづく。
コメント
今のところ、平和的な始まりに思えるのですが、この後恒星間戦争などに巻き込まれてついに新型ロボに搭乗!!な流れになるのでしょうか?
スパロボとも、NHK教育土曜夕方枠の海外ドラマともとれそうな壮大なスペースオペラになりそうですね(⌒∇⌒)
いずれ「なろう系小説」みたいに、拓斗たちには剣と魔法のファンタジー系異世界にも行ってもらおうかと思います( ̄ー ̄)ニヤリ
敗北ピンチの流れからの2号ロボ登場の予定は今のところないです。
こうやってストーリーにすると出会いも解りやすいですね、
最近地球侵略を考える外星人が多いので、平和的な外星人を見るとほっとしますね、
まあ、あまり混ぜるとややこしくなるから頻繁には無理でしょうが、地球侵略を目論むハント星人や、妖魔結社ザイザムとかとやりあうストーリーもたまにやっても良いかもですね。
今回は旅鴉様が期待しておられたであろうDIDシーンがなくて申し訳ありませぬ🙇
ただこうした前置きの設定をしっかり固めてこそ、後々の「主人公やヒロインが悪人や敵に捕縛されるシナリオ」も盛り上がるというのが管理人のポリシーでございまして、その点はどうかご理解いただきたく存じます。
妖魔結社ザイザムがシブルリックオーダーの物語を飛び越えて他のストーリーに顔出ししてくることはないと思いますが、ハント星人やベラドンナは間違いなくパシフィックゲートウェイ島に進出して来るでしょうね( ̄ー ̄)ニヤリ