妖魔結社ザイザムの中でも一匹狼で知られる妖魔騎士カウザーがシブルリックオーダーの紫城心翔に挑戦して来た!
カウザーは瀬尾梨帆を人質に取り、心翔に指定した郊外の廃工場跡地に一人で来るように要求。心翔は要求通りに廃工場跡地に一人でやって来たが…。
「よく来たな、紫城心翔!」
「カウザー、梨帆はどこだ!?」
「安心しろ、人質ならここにいる」
「んーっ‼うむぅぐぐぅぅっ‼」
カウザーのいる後ろで、両手を縛られて吊るされている梨帆の姿が!
「やい、カウザー! 例え人質なんか取らなくても、俺はいつでもお前の挑戦を受けて立ったぞ!」
「ならばこの俺を倒してこの娘を見事助けて見せることだ! だが安心しろ。”抵抗したら人質に危害を加える”などと無粋なことは言わん。俺の望みは一対一の真剣勝負。そんな姑息な手を使って貴様に勝っても、誇りある妖魔騎士たる俺の沽券にかかわるからな!」
「くっ、待っててくれ梨帆。すぐに助けてやるからな!」
すぐさま対決を始める心翔とカウザー。
拘束されて身動きできない梨帆は、ただそれを黙って見ていることしかできない。
「………(どうしよう。私のせいで心翔がもし負けたりでもしたら。…ううん、心翔が負けるはずなんかない! 頑張って心翔!!)」
しかしその裏で不穏な動きが…。
ザイザムの戦略諜報参謀ビオベミラが密かに廃工場内に爆弾を仕掛け、カウザー諸共心翔と梨帆を吹き飛ばしてしまおうと企んでいたのだ!
果たして心翔はカウザーを打ち破り、尚且つビオベミラの企みも打ち砕いて無事に梨帆を救い出すことが出来るのか!?
コメント
よくいますよね敵の中にも漢な奴、
>そんな姑息な手を使って貴様に勝っても、誇りある妖魔騎士たる俺の沽券にかかわるからな!
いやそんなこと言うならそもそも人質とるなよってツッコミは無しなんでしょうね…人質をとるという騎士あるまじき手を使ってでも心翔くんと勝負したかったのでしょうね、いやDID展開を期待する自分としてはカウザーよくやったと!
カウザー卿が心翔くんとの一騎打ちにこだわってくれたおかげで、梨帆ちゃんの捕らわれの姿を見る事が出来たのですからね~、そりゃ勝負から逃げられないためにも餌はいりますからね~
まあでも、いくら実力があってもこうゆうタイプって扱いづらいんですよね、まあ普通に戦力として役に立ってくれてるうちは良いのですが…一匹狼で規律を乱すような輩は組織にとっては害になる時があるんですよ…ってことでしょうねビオベミラ様、
労せずにシブルリックオーダーの2人を始末出来る上に、これを機会に組織の不穏分子も粛清出来る一石三鳥ですね…ビオベミラ様は本当に頭の良いお方(ニヤリ
でも、主人公補正付きの心翔くん達は助かるとして、組織切り捨てられたことを知ったカウザー卿はこれからどうするのでしょうか…
後に妖魔結社ザイザムとの闘いの中で、漆黒のオリハルコンスーツを纏ったカウザー卿が現れるといった展開とかあると胸熱ですね!
勿論第三勢力といった形で、「敵の敵は味方というだけだ、決して貴様らの仲間になったわけではないからな…」(ツンデレ風)、どっかの野菜王子っぽい感じのポジで(笑
> でも、主人公補正付きの心翔くん達は助かるとして、組織切り捨てられたことを知ったカウザー卿はこれからどうするのでしょうか…
ビオベミラが廃工場内の各所に仕掛けた爆弾が一斉に爆発し、たちまち周囲は火の海に。
「梨帆! 歩けるか!?」
「だめ…さっき足を挫いたみたいで歩けない。私の事はいいから心翔だけでも逃げて!」
「バカッ!諦めるな! お前を置いて俺だけ逃げられるもんか!」
そうしているうちに屋根が崩れ落ち、心翔と梨帆の頭上に鉄骨と瓦礫が落下。
「うわあああっ!!」
「キャアアッ!!」
もうダメだ!…と思ったその時、2人の窮地を救ったのは意外にもカウザーであった。カウザーは落ちて来た大量の瓦礫を両手で必死に持ち上げている。
「カウザー……どうして!?」
「勘違いするなよ! 紫城心翔、貴様は俺の獲物だ! その首をビオベミラ如き女狐にくれてなるものか! くっ…早く行け! さすがの俺でももう持たんぞ!!」
懸命に瓦礫を持ち支えているカウザーだが、そんな彼にも限界が近づいているようだ。
「で、でも……」
「さっさと行け! フッ…余計な心配などするな。貴様と改めて決着をつけるまで、俺はそう簡単にくたばりはせん!」
「あぁ、カウザー、死ぬなよ!!」
以上、みたいなやり取りがあったものと推察いたします。
> 後に妖魔結社ザイザムとの闘いの中で、漆黒のオリハルコンスーツを纏ったカウザー卿が現れるといった展開とかあると胸熱ですね!
それだと仮面を脱いだカウザー卿の素顔が、イケメン美形の野郎だったりするかもしれませんね(^^)