粛清の危機にある寺瀬姉弟を救出すべく、DRYADES、学生報道部、喫茶店Lily、そしてシブルリックオーダーも加えたの各チームが共に手を携えて立ち上がった! しかし悪の組織おかめ党の総本山、おかめ城へと乗り込んだまではよかったものの、敵の罠に墜ち、次々と捕らえられていく仲間たち!
鳳凰院優と漆崎亜沙美がおかめの御前の遊び相手をさせられている様子を密かに窺う笹南侑衣梨と瀬尾梨帆は……。
おかめの御前VS瀬尾梨帆
「…あれっ、なんか眠くなってきちゃった」(っ ̯ -。)ネムネム
「ふわぁ~っ、アタシも……」( ˘ω˘ )zzz
おかめの御前とテレビゲームで遊んでいた優と亜沙美は、その場で眠り込んでしまった。
「フフフッ…お菓子の中に仕込んでおいた睡眠薬がようやく効いてきたようッスね…」( ̄ー ̄)ニヤリ
おかめの御前は戦闘員に命じて、眠っている優と亜沙美を別の部屋へと運ばせた。
「さてと、いつまでそこで見ているつもりッスか? 可愛い美少女は隠れていても匂いで分かるッスよ!」
某時代劇映画に登場する、現在でもカルト的な人気を誇る悪役公家キャラクターの有名なセリフをオマージュしたつもりだったおかめの御前だったが、言ってる意味は変態にしか聞こえない(;^_^A アセアセ・・・
「ついに本性を現したわね! おかめの御前ッ!」
今まで隠れながら様子を窺っていたが、見つかったので潔く姿を現した瀬尾梨帆はおかめの御前と対峙する。
「すぐに優さんと亜沙美さんを解放しなさい! さもないと私が相手よ!」
「そう慌てなさんなッス。ハイテクオリハルコンスーツのないキミに何ができるッスか?」
「例えスーツがなくったって、貴方一人くらい私が倒して見せるわ!」
「強がりはやめるッス。キミの仲間のポンコツ男子二人は、我がおかめ党の掌中にあることを忘れたッスか?」
「…くっ、卑怯よ!💦」
仲間の紫城心翔と美濃本敦を人質に取られていることを思い出させられた梨帆は、やむなく抵抗をやめておかめの御前に屈服するのだった。
「フフフッ…それでいいっすよww 決して悪いようにはしないッス♪」( ̄ー ̄)ニヤリ
詩郎との再会
「……うっ、こ、ここは!?」
今まで気を失っていた音祢が目覚めると、そこはどこかの廃墟のような場所で、そしてすぐ目の前には両手を鎖で拘束されていた寺瀬詩郎がいた。
「んっ、んんっ…」
「詩郎くん!?💦 待っててください! 今助けます!」
何とか詩郎の拘束を外そうとする音祢だったが、その鉄枷はあっけなく簡単に外れた。
「えっ…これってどういう?」
訳も分からずキョトンとした表情の音祢だったが、両手が自由になった詩郎は落ち着き払った様子で口のガムテープを自分で剥ぎ取った。
「これは全部茶番なんだよ…」
「茶番…?」
「おかめ党の工作員である俺の正体が、お前たちにもバレただろ? それに対する処罰という口実で、組織のボスであるおかめの御前がお仕置きごっこをしてたのさ。ついでにその遊びにお前たちもおびき出して巻き込んだって訳」
「遊び……だったんですか?」
音祢の表情が徐々に怒りが込みあげてきている様子が詩郎にも分かっていた。無理もない。友達が囚われたので命がけで助けに来たら、それが茶番だったのだから…。おかめ党の一員である以上、ボスであるおかめの御前のどんな理不尽な命令にも従わなければならない詩郎だったが、自分は音祢にぶたれる覚悟は決めていた。
「殴りたいなら殴っていいぜ。俺はそれだけのことをしたんだからな。さあ、どこからでも好きにしな」
しかし、音祢からは意外な反応が帰って来た。
「はい、そんなことは私もみんなも初めから分かってました。あくまで私たちは詩郎くんを悪の組織から更生させるために来たんです」(^^♪
「………」( ゚д゚)ポカーン
意外な展開に呆気に取られて呆然とする詩郎。やがて張り詰めた緊張感が一気に解けたようにクスクスと笑い出した。
「ハハハ…お前って本当に不思議って言うか、変わった奴だよなww」
「よく言われます」(^^♪
思いっきりイチャラブ展開のモードに入っている詩郎と音祢だったが、そこへ何者かがわざとらしい拍手をしながら中に割って入り込むように姿を現した。
「やあ、お二人さん。お取込み中のところ失礼するよ」( ̄ー ̄)ニヤリ
「吏透…」
黒髪のボサボサ頭に青い半袖ポロシャツと白い半ズボン、見た目は詩郎や音祢と同い年くらいの眼鏡をかけた少年――おかめ党科学部門の総責任者である飛絢吏透である。
「何しに来た?」
「ご挨拶だね詩郎。勿論御前様からの命令だよ。彼女の身柄を引き取りに来た」
「詩郎くん、この人は誰なんですか?」
「飛絢吏透…おかめ党一のマッド野郎さ!」
「はじめまして綾塚音祢さん、早速だけどこれから僕と一緒に来てもらえるかな? ある御方が君をお待ちかねなんだ」
「分かりました。大人しく貴方たちに捕まります。好きなように私を縛ってください。その代わり逢沢くんたち他のみんなは解放してもらえませんか?」
「それは今ここで僕の一存では決められないよ。その件についてはこれから君が会うことになるあの御方――おかめの御前様に直接お願いしてみたらどうかな?」
果たして、音祢を待ち受ける運命とは!?
つづく。
コメント
おかめの御前様を油断させようと楽しんでいるフリをしていた優ちゃんと亜沙美ちゃんだが、突然睡魔が…まあただテレビゲームで遊ぶだけなんて、いやDIDはどこいったみたいな展開をおかめの御前様がする筈もなく、そして勿論のこと存在がバレている梨帆ちゃん…
>「さてと、いつまでそこで見ているつもりッスか? 可愛い美少女は隠れていても匂いで分かるッスよ!」
たしかに…変態ッスね…
意を決しておかめの御前様に立ち向かおうとする梨帆ちゃんだったが…野郎2人が人質にとられてた…忘れてましたよあいつらのこと…
ここは梨帆ちゃんが果敢に立ち向かうも敵わず、後ろ手に腕を捩じられくっころになってるところも見てみたかった気もしますけど、ここはテンポ優先ですね、
さて…久々の音祢ちゃん、目を覚ますと目的の詩郎くんが、
詩郎くんは事の経緯と、自分の正体をカミングアウトする、そして殴られる覚悟を決めるのだが…
考えてみたらこいつサイボーグなんで殴られても平気なんじゃ…なんか格好つけてる姿が腹立ってきた…確かにAを選びましたが…いっそサイボーグ化してない顎に一応格闘術を会得してる音祢ちゃんのビンタならぬ掌打をくらって歯の数本折られるのもありだったかもしれない…
…が、ここは心優しい音祢ちゃんが、なんと詩郎くんも驚きの答えを、悪の組織から更生させるなどと言いだした、
その言葉に呆れて思わず笑いだす詩郎くん、なんだか音祢ちゃんといい雰囲気に…ってなんだこの展開は!どこぞで小姓と戦ってる彩人くんがピエロ状態なんですが…まあ、考えてみたら変な地球外生命体に寄生されている以外は普通って感じですからね彩人くん…
だが、ここで空気を読まずに現れたおかめ党科学部門の総責任者である飛絢吏透、科学部門の人間のくせに参謀気取りで現れましたね、詩郎くんとはなんだか険悪な関係になってますね、これは最初の親友って設定ではなくなってるっぽいですね、でも自分はこっちの方が良いかもです。
そして音祢ちゃんはとうとうおかめの御前様と対峙することに、そう言えば顔合わせは初めてでしたかね?
> その言葉に呆れて思わず笑いだす詩郎くん、なんだか音祢ちゃんといい雰囲気に…ってなんだこの展開は!どこぞで小姓と戦ってる彩人くんがピエロ状態なんですが…まあ、考えてみたら変な地球外生命体に寄生されている以外は普通って感じですからね彩人くん…
哀れなるかな彩人くん。彼の恋が報われる日は来なさそうです。ちなみにおかめの御前は、綾塚音祢を寺瀬詩郎の嫁にしようと企んでいます。これは別に「イチャラブしている二人の恋のキューピットを務めてやろう」などという心意気から出たことではなく、音祢ちゃんが詩郎と結ばれれば、寺瀬聖佳は音祢ちゃんにとって義理の姉となります。つまり例え血が繋がっていなくとも姉妹百合が成立する下地が整うのです。おかめの御前の真の狙いはそこにあります( ̄ー ̄)ニヤリ
勿論彩人くんも黙ってはいないでしょうから、彼なりに最後の意地?を見せてくれることでしょうww
梨帆ちゃんの気配を文字通り嗅ぎ付けたおかめの御前様、男子二人を人質に取られてしまっては抵抗もままならず、おかめの御前様お手ずからの縛りを受けてしまう…。蜂坊やママの手中にある心翔君と敦君もこの模様を見せられてしまうのかと思うと…。ということはここにいるおかめの御前様はご本人様ということでよろしいでしょうか?影武者という考えもチラつきましたが、この一番楽しい時間を影武者に譲るなんて勿体ないことをするとも思えませんので…。
詩郎君との対面を果たした音祢ちゃん、そこへ現れたのがおかめ党科学部門の総責任者である飛絢吏透君、自身と引き換えに仲間の解放を求める音祢ちゃんの姿は健気で感動的ではありますが、
>「分かりました。大人しく貴方たちに捕まります。好きなように私を縛ってください。その代わり逢沢くんたち他のみんなは解放してもらえませんか?」
このブログでは心配ないと思いますが、このブログ的にはご法度な縛り方をされそうな際どさをこのセリフに感じてしまいました。申し出を受け入れて音祢ちゃんを縛りあげていく吏透君も縛り方ではなく素材で勝負といった感じになりそうですね。
> 影武者という考えもチラつきましたが、この一番楽しい時間を影武者に譲るなんて勿体ないことをするとも思えませんので…。
「実は影武者のアンドロイド!?」というオチも考えましたが、確かに可愛い女の子二人とキャッハウフフ♪できるこんな楽しい時間を影武者如きに譲る筈がないですね(;^_^A アセアセ・・・
その影武者が功績を上げておかめ党の組織に多大な貢献をしたので、その恩賞として―—とかならあり得ますが…。
> このブログ的にはご法度な縛り方をされそうな際どさをこのセリフに感じてしまいました。申し出を受け入れて音祢ちゃんを縛りあげていく吏透君も縛り方ではなく素材で勝負といった感じになりそうですね。
海老反縛りとか亀甲縛りとかは大嫌いな管理人(おかめの御前)ですが、吏透くんが開発した新素材の拘束具の実験台に音祢ちゃんが使われるという展開ならあり得そうです。