粛清の危機にある寺瀬姉弟を救出すべく、DRYADES、学生報道部、喫茶店Lily、そしてシブルリックオーダーも加えたの各チームが共に手を携えて立ち上がった! しかし悪の組織おかめ党の総本山、おかめ城へと乗り込んだまではよかったものの、敵の罠に墜ち、次々と捕らえられていく仲間たち!
そしていよいよクライマックス、怒涛の最終決戦へと突入! 逢沢彩人ことミラージュXとミラージュジャックの尊い犠牲の元、おかめ党首領・おかめの御前が巨大変化したおかめ大魔生命体は宇宙空間の彼方に散った…!?
フィリス様ようやく登場
「全く、大の男が揃っていながら情けない…。世話が焼けるわね」
「め、面目ない…」
「右に同じく…」
妖怪蜂の女王の巣に捕まっていた紫城心翔と美濃本敦、そして小寺洸介、桜庭陽平の4人は、現場に駆けつけて来たフィリス=ミラ=エクセリアによって救出されていた。
「さあ、ぐずぐずしている暇はないわ! さっさと梨帆や他の人たちを助けに行くわよ!!」
おかめ城炎上
フィリスたちは、そのままの勢いに乗って鳳凰院優と漆崎亜沙美と瀬尾梨帆の3人を救出。そして隠れていた柏葉章介と美佳の兄妹や鷹松優姫&笹南侑衣梨の女性警察官コンビとも合流し、全員でおかめ城の天守閣へと乗り込んだ! おかめの御前が倒された今、残るは最高幹部の寺瀬聖佳と詩郎の姉弟のみ!
「こんちくしょう…ッ!! よくも…よくも彩人を! 彩人の仇だ! 覚悟しやがれ!!」
「待ってください柏葉くん! ……詩郎くん、お願いです! 聖佳さんと一緒に投降してください」
「音祢ちゃんの言う通りよ。これ以上の戦いは無意味だわ。大人しく投降して!」
銃口を向けつつ寺瀬姉弟を牽制する鷹松優姫。しかし詩郎は不敵に笑った。
「悪いがそれは出来ない。おかめ党の一員である以上、首領であるおかめの御前に殉じるのが俺たちの役目だ。綾塚、柏葉、例え偽りとはいえお前たちとの短い間の学園生活…楽しかったぜ」
「さようなら皆さん…どうかお元気で」
聖佳はトラップのスイッチを押すと、フィリスや音祢たちが立っていた畳の床が大きく真っ二つに割れて落とし穴が作動し、彼らと彼女たちはおかめ城の城外の安全な場所まで強制排除された。
「な、なにっ!?」
「うわあああっっ!!!!!!」
「キャアアッ~!!」
自爆装置が作動し、炎に包まれるおかめ城。ここに長きに渡り暗躍して来た悪の組織おかめ党は壊滅したのだった。
「詩郎く~~ん!! 聖佳さぁ~~ん!!」
エピローグ
「彩人くんも詩郎くんも、きっとどこかで生きています。どこかで姿を隠しながら、傷を癒して休んでいるんです」
あれから逢沢彩人も寺瀬姉弟も姿を見せていないが、今でもそう信じている綾塚音祢。そしてこれまで苗字で呼んでいた逢沢彩人のことを、いつしか「彩人くん」と下の名前で呼び始めていることに本人は自覚していない。一方、その頃――
「なにっ? おかめ党が壊滅しただと!?」
「おかめ党の遺した縄張りは、今や空白地帯。その利権を巡って、これから血みどろの争奪戦が裏社会で繰り広げられるでしょうね…」
「おかめ党ノ勢力圏ハ、彼ラノ正統ナ同盟者ダッタ我々ハント星人ガ引キ継グノダ!」
欲の皮の突っ張った他のヴィラン勢力による、おかめ党の遺した遺産の壮絶な奪い合いのゴングが鳴ろうとしていた。そして同じ頃、地球から遠く離れた、とある未開の無人惑星の地表では、一枚の怪しく蠢くおかめのお面の姿が確認されていた!
「フフフッ…余はそう簡単には死なないッスよww」
おかめ城攻略戦 完
コメント
>「全く、大の男が揃っていながら情けない…。世話が焼けるわね」
「め、面目ない…」
「右に同じく…」
学生報道部の二人はともかく、梨帆ちゃんを人質に取られていたとはいえ、フィリス様にぐうの音も出ないシブルリックオーダーの男子二人、梨帆ちゃんも含めてこの後三人にはフィリス様の愛の特訓が待っていることでしょう。
炎上するおかめ城、炎の中に消えた寺瀬姉弟…、そして宇宙の彼方へと消えた逢沢彩人君(ミラージュx)、こう言うのは大体生存フラグであることが多いのでそこは安心していいとは思いますが、その場合、次に現れた時は記憶を失ったか洗脳されているという場合が多いのでそこは不安材料かと…。
おかめ党壊滅を聞きつけるや縄張り争いに動き出した諸勢力、その様子をを宇宙から見つめているおかめの御前様。ゲ〇ショ〇〇ーやジ〇ド〇マのごとく再編されたおかめ党を率いて奴等に目にもの見せてくれることでしょう。もしかしたらボンド星人も再編を秘かに支援していることでしょう。
> 学生報道部の二人はともかく、梨帆ちゃんを人質に取られていたとはいえ、フィリス様にぐうの音も出ないシブルリックオーダーの男子二人、梨帆ちゃんも含めてこの後三人にはフィリス様の愛の特訓が待っていることでしょう。
その愛の特訓とやらの最中にフィリス様が何者かに攫われそうな予感o (^∇^)o ワクワク
> もしかしたらボンド星人も再編を秘かに支援していることでしょう。
ボンド星人、そういえば最近見ておりませんね。一体いつまでハント星人如きに好きにやらせているつもりなのでしょうか? このまま引っ込んでいるボンド星人とも思えません。そろそろ何か動きがありそうですね。
>妖怪蜂の女王の巣に捕まっていた紫城心翔と美濃本敦、そして小寺洸介、桜庭陽平の4人は、現場に駆けつけて来たフィリス=ミラ=エクセリアによって救出されていた。
今回は捕まってくれずに美味しいとこ持っていきましたねフィリスさん…チッ!
ジブリックオーダーも今回はかなりポンコツっぷりを見せてくれましたね、地球大丈夫かな…?
さてところ変わって…なんだかシリアスな状況…
追い詰めらえた寺瀬姉弟…あれ…彩人くんマジで帰ってこねえ…
そして音祢ちゃんの説得も虚しく、燃えるおかめ城と共に姿を消す寺瀬姉弟…まさかおかめ党がこうもあっさり…
ここでちょいとSS
「失礼します」
燭台の蝋燭だけの光で照らされたアンティークな部屋に、プラチナブロンドの髪の執事姿の男が入ってくる。
「報告します、おかめ城が燃え落ちたそうです」
「そうですか…」
蝋燭の光に照らされた1人の老紳士が柔和な笑みを浮かべながら答える」
「おかめ党は壊滅したのでしょうか…?」
その執事の言葉に老紳士は、面白げに小さく笑いながら言葉を返す。
「あなたは本当にそう思っているのですか?あれが簡単に舞台から降りるような往生際が良い人間だと…?」
「申し訳ありません…希望的観測を…」
申し訳なさげに頭を下げる執事に、老紳士は更に面白げに笑いながら答える。
「いや、こんな簡単に消えて貰っては誰が私の遊び相手になってくれるのですが、あの御仁数少ない私の遊び相手ですから、またひょっこりと何食わぬ顔で帰ってくることでしょう。
そう言いながらどこか遠くを見つめる老紳士。
「ところで…これを機に何やら騒ぎだしているものがいるようですが、新参者のくせに大きな顔をしている品性の欠片もないブラックマフィア、我らの下請けだったくせに蝙蝠のようにおかめ党にすりよったかと思えば、大物になったと勘違いしている厚化粧の魔女が率いるベラドンナ、古代生物のような姿のくせに生意気に地球の支配を目論む特定外来生物のハント星人…この者達はどういたしましょうか?」
「あなたも結構言いますね…」
「申し訳ありません…貴方様の周りで好き放題されることに少々腹を据えかねてるところでして…」
感情を抑えるように言う執事に、老紳士は優しく笑いかけながら言う。
「まあ今は好きにさせておきなさい、面白くなりそうなったらその時に動くとしましょう」
老紳士は椅子の背もたれに体を預けながら、呟くように言った。
「とりあえず仲介者の張氏とは一度話しをしておいた方が良さそうですね、ベラドンナとは手が切れているわけではないですからね、そろそろ彼の顔を見たくなりました」
「畏まりました、我々もいつでも動けるように準備をしておきます」
そう言いながら恭しく頭を下げる執事。
(さあ、これからどうなるのか、あの御仁は次はどんな形で現れるのか、楽しみですね~)
薄暗い部屋の中、老紳士は静かに笑みを浮かべた。
…最近とある案件がありまして、なかなかSSを書く気力がないもので…まあ期待はされてないかもですが…
そんなこんなでやってたら、Mr. Unknownのジジイが眠りについてました…
そろそろ起こさないと存在忘れそうなのでちょっと思わせぶりに動かしてみました、こんな時にちょっと顔でも出さないとですからね…
まあ、また落ち着いたらちょっとこのジジイと愉快な仲間達も動かしてみたいなって思ってます…
読み直したら色々酷い…
ちょい修正…
×「いや、こんな簡単に消えて貰っては誰が私の遊び相手になってくれるのですが、あの御仁数少ない私の遊び相手ですから、またひょっこりと何食わぬ顔で帰ってくることでしょう。
〇「いや、こんな簡単に消えて貰っては困ります、いったい誰が私の遊び相手になってくれるというのですか?あの御仁数少ない私の遊び相手ですよ…まあどうせまたひょっこりと何食わぬ顔で帰ってくることでしょうけど。
×「申し訳ありません…貴方様の周りで好き放題されることに少々腹を据えかねてるところでして…」
〇「申し訳ありません…貴方様の周りで好き勝手されることに少々腹に据えかねているところでして…」
×「とりあえず仲介者の張氏とは一度話しをしておいた方が良さそうですね、ベラドンナとは手が切れているわけではないですからね、そろそろ彼の顔を見たくなりました」
〇「とりあえず仲介者の張氏とは一度話をしておいた方が良さそうですね、ベラドンナとは縁が切れたわけではありませんし、彼の顔も久々に見てみたくなりました」
…てな感じで、少々見てて落ち着かなくなりまして。
> ここでちょいとSS
旅鴉様の久々のSSキタ━━━━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━━━━!
「期待されてないかも」なんてとんでもない!
管理人は旅鴉様の新作SSを今か今かと待ち侘びておりましたよ~♪
Mr.Unknownも久々の登場ですね。旅鴉様のオリジナルキャラクターだったので、なんとなくベラドンナの関係者っぽいイメージを漠然と浮かべていたのですが、必ずしも魔女の手下という訳でもなかったのですね。これから仲介者の張 秀狼と接触するようですが、果たしてどんな会話が交わされるのか気になりますね。
> …最近とある案件がありまして、なかなかSSを書く気力がないもので…
お辛いことがあったご様子と拝察いたします。旅鴉様がSSを書くだけの気力・体力を回復される日まで、管理人はいつまでも待ちます。
今は気分転換をしつつ、しっかりと休養してください。
おかめ様亡き後の三つ巴の覇権争い・・・生き残るのはブラックマフィアか、ベラドンナか、大穴ハント星人か。我が援軍差し向けるなら、ベラドンナ様に是非・・・
覇者の亡き後の覇権巡る抗争というと、かの信長公横死後に旧武田領を奪い合った天正壬午の乱辺りを思い浮かべますな~(⌒∇⌒)日本史の教科書などでは、”信長死後に関東甲信は荒れた”程度で済まされてしまうことが多いですが、「軍神亡き上杉は、いよいよ貪欲に領土拡大・・・」「氏政、氏直普通に戦強いやん・・・と思ったけど、やっぱり氏康じゃないとあかん」「いよいよ神君の本領発揮か」などなど見所多いと思う大首領JUDOであります。
> おかめ様亡き後の三つ巴の覇権争い・・・生き残るのはブラックマフィアか、ベラドンナか、大穴ハント星人か。我が援軍差し向けるなら、ベラドンナ様に是非・・・
おかめの御前はまだピンピンしておりますが、ブラックマフィアとハント星人は、今後活動の舞台をパシフィックゲートウェイ島に移すかもしれません。
> 覇者の亡き後の覇権巡る抗争というと、かの信長公横死後に旧武田領を奪い合った天正壬午の乱辺りを思い浮かべますな~(⌒∇⌒)
はい、管理人もまさしくそれを頭に思い浮かべながら書いておりました(^^♪