突如、紫城心翔たちシブルリックオーダーの前に現れた新戦士ホーリーオーダー。彼らはシブルリックオーダーに取って代わる存在となるのだろうか?
※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。
新たなる指揮官
司令室の空気が、ぴんと張りつめた。
黄金の髪と碧い瞳を持つ青年――リュキシアス=ネオレム=エクセリアは、悠然と玉座のような椅子に腰を下ろし、妹を見据える。
「私に代わって、お兄様が指揮を執るというのですか?」
フィリスの声は静かだが、その奥には明らかな動揺がにじんでいた。
「つまり、そういうことになるねぇ」
兄は片肘をつき、薄く笑う。
「財団上層部は、常日頃からブレイバーズ寄りな言動が目立つ君の指揮に、不安を抱いている。だから監査役として、私が派遣されたわけだ」
その言葉は、事実の通告であると同時に、絶対的な権力の宣言でもあった。
旧エクセリア王家最後の王太子。アスカロン財団の理事に名を連ね、莫大な資産と、オリハルコン鉱山を含む全ての権利、そしてハイテクオリハルコンスーツの特許を握る存在――リュキシアス。フィリスとて逆らえぬ、正統な“王”である。
「さて、彼らホーリーオーダーの装備について説明しよう!」
場を切り替えるように、リュキシアスは手を広げた。
心翔たちが普段着用するハイテクオリハルコンスーツ。その上位互換たる「ハイパーオリハルコンスーツ」は、精神感応システムを搭載し、装着者の脳波に応じて反応する。
指先ひとつ動かさずとも、意思だけで全身の機構が稼働する――まるでスーツそのものに血と神経が通っているかのような、異次元の機動性と反応速度を実現していた。
基地内の戦闘訓練場。
迅毅が白銀の輝きを放つスーツを纏い、悠然と剣を構える。
その一瞬後、爆ぜるような衝撃音と共に、彼は模擬戦相手の全周囲を駆け巡っていた。残像すら追えない速さだ。
続くグレアムの漆黒の甲冑は、巨大な槍を操りながらも舞踏のような優雅さを失わない。
そして咲琉の紅蓮のスーツは、炎を纏った拳が空気を焼き、訓練場の床に赤い閃光を刻んだ。

――圧倒的だった。
息を呑む心翔たちの前で、ホーリーオーダーの三人は淡々と模擬戦を終え、装備を解く。
「では、日を改めてまた来る」
リュキシアスは短く告げ、背を向ける。足音は一切急がず、それでいて揺るがぬ支配者の歩みだった。
その背中を見送りながら、心翔は心の奥で吐き捨てる。
(……いけ好かない奴)
そんな空気を察したのか、残った迅毅が肩を竦め、にかっと笑った。
「わりぃな。うちのボス、決して根は悪い奴じゃないんだ。気を悪くしないでくれ」
グレアムも、真摯な眼差しで言葉を続ける。
「我々は君たちシブルリックオーダーを見下すつもりはない。これまでの君たちの実績と活躍は、我々もよく知っている」
その声音に敵意はなく、むしろ誠意が感じられた。
どうやら、彼ら三人は少なくとも話の通じる相手らしい――そう思えただけで、心翔は少しだけ肩の力を抜くことができたのだった。
仮司令部にて
琉那市の摩天楼、その上層階にあるホーリーオーダーの仮司令部オフィス。
昼下がりの柔らかな光が大きな窓から差し込み、整然と並んだデスクや戦術モニターに反射している。
しかし、その司令室の奥――豪奢な黒革の椅子に座るリュキシアス=ネオレム=エクセリアの姿は、その優雅な空間の空気を台無しにしていた。
「――あ〜! なんであんなことを言ってしまったんだぁー!💦」
両手で頭を抱え、机に突っ伏す勢いで叫ぶ。
「きっとフィリスに嫌われたー! 僕のバカ、バカ、バカァァッッ!!💦」
さきほどシブルリックオーダー基地で見せた尊大な態度はどこへやら。威厳も気品も吹き飛び、まるで駄々をこねる子どものようだ。
迅毅が呆れたように腕を組み、ため息をつく。
「後悔するくらいだったら、最初からフレンドリーに接すればよかったのに…」
「そうもいかないだろう!」
勢いよく顔を上げたリュキシアスの瞳は、子犬のように必死だ。
「僕にだって立場があるんだから。あの場で優しくしたら、“兄バカ”って思われるに決まってる!」
迅毅は肩をすくめ、隣のグレアムと目を合わせる。グレアムは微笑とも溜息ともつかない表情で首を振り、咲琉は苦笑しながら、机の端に腰を下ろした。
――三人とも、すでに十分“兄バカ”だと気づいているが、あえて言わない。
「……あっ、そうだ!」
不意にリュキシアスが顔を輝かせた。
「咲琉、青鷺高校への転入手続きはしておいたよ」
「じゃあ、明日から梨帆さんたちと同じ学校に通えるんですね!? 嬉しいです!」
咲琉の目がぱっと輝く。
「一応、転入のための表向きの理由は、シブルリックオーダーの監視だからね。その点を忘れないでおいてくれたまえ」
リュキシアスは人差し指を立て、真面目ぶった口調で念を押す。
「はい! しっかり梨帆さんと頑張ります!」
咲琉は元気よく返事をするが、その声色は完全に“友達と一緒に学校へ行ける喜び”で満ちていた。
「…………(本当に分かってるのかなぁ〜💦)」
リュキシアスは心の中で冷や汗を垂らし、椅子に沈み込むのだった。
朝の登校風景
朝の陽射しが街路樹の間からこぼれ、まだ少し涼しさの残る風が制服の裾を揺らす。青鷺高校へと続く道は、登校する生徒たちの声と足音で賑わっていた。
心翔と梨帆は、いつものように並んで歩いていた。二人の家は隣同士で、朝のこの道も、ほぼ毎日一緒だ。
「そういえば、今日は朝から晴れてよかったな」
心翔が空を見上げれば、梨帆もにこりと笑って頷く。
その時、別方向から元気な声が響いた。
「心翔! 梨帆! おはよう!」
手を振りながら駆け寄ってきたのは敦だった。
「よっ、敦、おはよう!」
「おはよう、敦♪」
軽やかな挨拶が交わされ、三人は自然に列を揃えて歩き出す。
校門が近づいた頃――
「おはようございます!」
澄んだ声が背後から響き、三人は同時に振り向いた。そこに立っていたのは、昨日出会ったばかりの少女だった。

「……えっと、確か君は昨日の?」
心翔が記憶を手繰り寄せていると、少女は小さく一礼して名乗る。
「与那城咲琉です」
梨帆が目を丸くして、彼女の服装を指差した。
「その制服はどうしたの?」
「今日からこの学校でお世話になることになりました♪」
咲琉は嬉しそうにスカートの裾を押さえ、軽く回ってみせる。
「驚いたな。制服着てたから、一瞬誰だか分からなかったよ」
敦が口笛を吹くように言い、にやりと笑った。
「よく似合ってんじゃん」
「うふふ…そう言ってもらえると嬉しいです」
咲琉は照れくさそうに微笑む。その笑顔に、心翔たちも自然と笑みを返した。
そうして、四人は談笑しながら校門をくぐる。朝の光に包まれた青鷺高校の一日は、こうして静かに始まった。
(つづく)
コメント
メカビオべミラの逆襲、と思いきや単にホーリーオーダーお披露目の引き立て役でしたか。まあ既に役目を終えたキャラなので順当かもしれませんが。
そのホーリーオーダートップのリュキシアス氏、上から目線の嫌な奴、と思わせて実は可愛い妹とおっかない上司の板挟みになっている苦労人な中間管理職、という感じで以外と好感の持てるキャラかもしれません。隊員達の方はそれぞれ気の良い奴らで、えみるーちゃんに至っては梨帆ちゃんと仲良くなれそうでウッキウキなので空気が悪くなることはなさそうなのは幸いですね。
一方主敵のザイザムはネオブラックマフィアの傘下に入った状態ですが、こちらも新戦力投入でパワーアップするのでしょうか?ルディウス大元帥は「ザイザムはもう用済み」的なことも言っていた気もしますが。
> ルディウス大元帥は「ザイザムはもう用済み」的なことも言っていた気もしますが。
ルディウスとの決着=ザイザム壊滅の日も近そうです。
ザイザム壊滅後のシブルリックオーダーは、ザ・カゲスターの前半やレスキューポリスシリーズ、ジェイデッカー、鉄人28号FXの後半みたいにレギュラーの悪の組織ではなく個々人の悪人犯罪者を相手にしながら活動する展開になりそうです。
前回颯爽と登場してメカビオベミラを倒したホーリーオーダー、そして指揮官のリュキシアス氏がシブルリックオーダーの指揮権掌握宣言‼と思ったらいきなりのキャラ崩壊…。立場があるとはいえホーリーオーダーの面々もあきれるほどのシスコンぶり、アスカロン財団の理事としての立場と妹への過剰な愛、この二つが相まって彼にとっても従弟筋に当たるブレイバーズの牧村長官にやたらと突っかかってくるのが見えてきますね。
メンバー同士は仲良くやっていきそうなので牧村長官もあまり気にすることはなさそうですが…。
> メンバー同士は仲良くやっていきそうなので牧村長官もあまり気にすることはなさそうですが…。
ちなみに牧村光平とフィリスは母親同士が姉妹の従姉弟ですが、フィリスとリュキシアスは異母兄弟ですので、リュキシアスと光平との間に直接的な血縁関係はありません。リュキシアスは光平のことをどう思っているかというと、普通にフィリスを通して良好な関係なのか、それとも「我が可愛い妹に馴れ馴れしく接する不逞な輩!(くそっ、羨ましいッ!!)」とでも思っているのか、まだ分かりません(;^_^A アセアセ・・・
冷たくて嫌味なキャラを見せつけ、心翔くんに悪印象を与えたリュキシアス=ネオレム=エクセリア…他の三人とは上手くやっていけそうなのだが…迅毅とか心配なんだがなんとかやれそう?
そして琉那市の摩天楼、その上層階にあるホーリーオーダーの司令部オフィス(仮)。(正式なネームプレート出来るまで紙に書いて貼ってそう…)
>「――あ〜! なんであんなことを言ってしまったんだぁー!💦」
両手で頭を抱え、机に突っ伏す勢いで叫ぶ。
>「きっとフィリスに嫌われたー! 僕のバカ、バカ、バカァァッッ!!💦」
そういうのは自分の部屋のベッドの上で枕に顔うずめながら1人でやってくれよ…
シスコンだとは聞いてたが…思ってた以上に馬鹿だコイツ!
部下の前で威厳もクソもないなコイツ…まあ本当だったら可愛い妹の前で良いお兄ちゃんやりたいんでしょうけど…アーロン恐いし…
でもなんだか、こっちもこっちでかたっくるしくないようで良いですね、管理人様はよくあるチーム内でのギスギスはあまり好きではないようですしね。
そしてえみるーちゃんの青鷺高校への転入が決まる、あくまでもジブルリックオーダーの監視が目的だが…そうゆうことなら明らかな人選ミス、梨帆ちゃん大好きワンコにそんなこと出来るわけねーだろ、それを大真面目にやらそうとしてんのは多分アーロンだけでしょうね…
そして後日さっそく制服姿のえみるーちゃんがジブルリックオーダートリオにお披露目、もはや任務もくそもなく、さっそく3人と仲良くスクールライフを満喫しそうな雰囲気、
だが…こんかいのヴィランの魔の手は、えみるーちゃんに向かってるようですね…前回のコメだと第一候補が暗黒大博士の狒々爺のようでしたけど…S-A様の言われるルディウス大元帥ってのもありますよね…
そう言えば、いつぞや提案したザイザム強化人間ちょっと訂正加えて再度送りたいのですが、大丈夫でしょうか?
> そういうのは自分の部屋のベッドの上で枕に顔うずめながら1人でやってくれよ…
きっと毎晩、妹の全身姿が描かれた抱き枕と一緒にベッドの上で寝てるなコイツ…💦
> 部下の前で威厳もクソもないなコイツ…まあ本当だったら可愛い妹の前で良いお兄ちゃんやりたいんでしょうけど…アーロン恐いし…
まあ、部下の前で司令官が自分の弱さと本音を曝け出せるほど、チームの信頼の絆は強いのでしょう…と、ここは好意的に解釈を(;^_^A アセアセ・・・
> 管理人様はよくあるチーム内でのギスギスはあまり好きではないようですしね。
はい、管理人は視聴者が見ててストレスたまりそうな展開は嫌いです。そういうギスギス展開は悪の組織の幹部同士でやるものです。
> だが…こんかいのヴィランの魔の手は、えみるーちゃんに向かってるようですね…
せっかくの新ヒロインですし、Dreaminaやseaartのおかげで同一人物キャラのいろいろな細かな違いの表情・ポーズや緊縛・拘束画像が低コストで作成しやすくなりましたので、やはりここは咲琉ちゃんに新章の記念すべき初餌食になってもらいませんと( ̄ー ̄)ニヤリ
> 前回のコメだと第一候補が暗黒大博士の狒々爺のようでしたけど…S-A様の言われるルディウス大元帥ってのもありますよね…
きちんと伏線を張った長編ではなくサクサクッと展開を進めるなら、ルディウスより暗黒大博士の方が適任かと考えております。
> そう言えば、いつぞや提案したザイザム強化人間ちょっと訂正加えて再度送りたいのですが、大丈夫でしょうか?
了解しました。ご提案お待ちしております。もし必要でしたら、ザイザム強化人間の案がコメント欄に届くまで『聖騎士団現る!』編は一旦ストップしましょうか?
>『聖騎士団現る!』編は一旦ストップしましょうか?
それは大丈夫です、そのまま続けちゃってください。
これはいつぞやビオベミラ様の部下として提案したキャラですが、ビオベミラ様がああなっちゃったんで…とりあえずルディウス大元帥の親衛隊隊長ってことにしときました。
グレアムと同じく拉致され洗脳された適合者ってことにでもしようかと。
前に提案した時にも書きましたが、天〇のエ〇カフローネのディ〇ンドゥ様がモデルです。
髪の色は流石に銀じゃなく赤にしましたが…CV.イメージも高〇み〇みさんです。
まあブチギレサイコキャラですね。迅毅と気が合いそうなのが嫌ですね…
製造番号(お任せします)
コードネーム(お任せします)
ルディウス大元帥の親衛隊隊長。
妖魔結社ザイザムの作り出した強化人間で、オリハルコンの適合者。
見た目は10代後半の中性的な顔をした赤髪の美少年、一人称は「僕」
戦うことに悦びすら感じている戦闘狂、エキセントリックな性格で、狂暴かつ凶悪。
親衛隊の仲間は大切にするが、他の仲間に対しては粗暴な態度をとることがある。
ありとあらゆる薬物投与や外科的手術により肉体強化され、生身でも常人よりもはるかに強い。
だが強化人間として精神操作を受けた影響からか精神が安定しておらず、躁鬱状態になることがある。
ルディウスに絶対的忠誠を誓っており、ルディウスの事を父のように慕っている。
相手だけではなく自分の命を軽んじているところがあり死ぬことを恐れていない、しかしルディウスに見捨てられることにだけは恐怖を感じている。
戦いに関しては手段を選ばず、むしろどんな卑劣な手を使ってでも勝つことにのみ執着している、尚且つ執念深く狙った相手はとことんまで追い詰める。
記憶操作の影響からかジブリックオーダーには並々ならぬ敵意を持っており、彼らを全て捕えルディウスの元に並べることこそ自らの使命だと考えている。
普段はホストのようなスーツで身を包んでいるが、戦闘時はクリムゾンレッドのザイザム製ハイテクオリハルコンスーツを纏っている。
武器はザイザム製ブラスターの他に、紫城心翔の流星(オリオン)のバスタードソードと同じ性能を持った剣型のチェーンソー。
主なセリフ
「ほらどうしたんだい?もっと僕を楽しませてくれよおおおおおおおお!!」
「うるさいうるさいうるさいんだよお前らあああああ、もう黙れよおおおおお!!」
(人質に対して)「ほら、もっと泣いてよ、叫んでよ、奴がくるまでもっと僕に君の歌を聞かせてくれよ!」
> ルディウス大元帥の親衛隊隊長。
ザイザムとの最終決戦(対ルディウス戦)の前座として登場させるにはちょうどいい感じの敵キャラですね(^^♪
果たして彼の餌食として人質になってしまうのは、どのヒロインが選ばれてしまうのか!今から楽しみです。
キナ臭・・・と思いきやまさかのシスコン(兄バカ)とは・・・!?
(;^_^A アセアセ・・・
旅鴉様ご提案のザイザム強化人間、いい感じにイカれてますね。ホーリーオーダー合流でシブルリックオーダーも大幅に戦力アップしたので、対抗するヴィランもこれくらい尖っているのが良さそうです。
実は私もザイザムに戦力補充が必要かと思ってあれこれ構想しているのですが、まとまり次第提案したいと思うので旅鴉様の案とあわせてご検討頂ければ幸いです。
> 実は私もザイザムに戦力補充が必要かと思ってあれこれ構想しているのですが、まとまり次第提案したいと思うので旅鴉様の案とあわせてご検討頂ければ幸いです。
いえ、ザイザムはもう近いうちに壊滅させる方向で進めるつもりですので、これ以上の戦力補充は不要かと。
もしご案がおありであれば、個人犯罪者キャラ(ザイザム残党など)のご提案として承ります。