グラビティ・ブレイカーズ 第15話

イラスト
スポンサーリンク
スポンサーリンク

※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※掲載されている画像の無断転載を禁じます!
※アフィリエイト広告を利用しています。

ノクターンレディに変貌してしまった寺瀬聖佳。そしてそれを操るヴァネッサ=レイヴンズクロフト久我美輝周翠琳は、聖佳を救うことが出来るのか!?

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

聖佳、海へと消える

 煌めく陽光の下、碧い海原を臨む密輸船の甲板。その上で、久我美輝は必死に防戦していた。

 ――ノクターンレディ。行きつけの中華料理屋『祥龍園』の看板娘で、いつも常連客の自分たちを優しく見守るように接してくれた姉のような女性、寺瀬聖佳が変貌した漆黒の戦士。

 「ぐっ…! くそっ、速すぎる…!」

 攻撃の雨は止むことなく、美輝は傷だらけになりながらも、その拳を緩めなかった。だが、明らかに不利だった。ノクターンレディの動きは人間離れしており、全ての一手が致命傷になり得る鋭さを帯びていた。

ノクターンレディは、Leonardo.AiのモデルLeonardo Anime XL(Anime General)で生成しました。

 「さあ……終わりよ――」

 ノクターンレディの瞳が妖しく輝き、美輝に向かって跳躍した。黒き爪が閃く。

 だが――

 「……あっ……ぐ、ああああっ!!」

 その刹那、ノクターンレディが突然呻き声を上げ、頭を抱えた。身体が痙攣し、漆黒のスーツにひびが走るように裂け目が広がっていく。

 「な、なんだ……!?」

 美輝が目を見張る中、ノクターンレディの姿は徐々に消え、代わりに倒れ込んだのは、元の姿――寺瀬聖佳だった。

 「……ここは……わたし、どうして……?」

 聖佳はよろよろと立ち上がるも、血の気の引いた顔で周囲を見回し、そして足元の自らの影――その異常な長さと形――に震えた。

 彼女の脳裏に、断片的な記憶が蘇る。久我美輝に向けて何度も攻撃技を振るったこと。仲間たちの悲鳴。……そして、心の奥底に滲む、得体の知れない“闇”。

 「いやっ……いやああっ!! 来ないで!!」

 美輝が手を伸ばすのも見ず、聖佳は恐怖に怯えた小鹿のように後退りし――

 「キャアアッ!!」

 足を滑らせ、そのまま海へと転落した。

 「聖佳さぁぁぁん!!」

 美輝の絶叫が響く。だが、海はただ波を揺らすだけで、彼女の姿を映すことはなかった。

 ――その光景を、陸地から見つめていた女、ヴァネッサ=レイヴンズクロフトは口角を吊り上げた。

 「ふふ……どうやら、今日はここまでのようね」

 「待ちなさい! どこへ行くの!? まだ戦いは終わってない!」

 「もうここでの用事は済んだわ。縁があったら、また会いましょう」

 そう言い残すと、周翠琳と戦いの最中だったにもかかわらず、彼女は音もなく姿を消した。

エピローグ

 一週間後――。

 川沿いの河川敷。放課後の風が草を揺らす中、久我美輝は制服姿のまま、何も言わず遠くの空を眺めていた。

 “救えなかった”。

 あの後、アスカロン財団と警察の捜索艇が何度も海を探索したが、寺瀬聖佳の姿は見つからなかった。変身の謎、操られていた理由、それらは全て闇の中に消えた。

 「……僕は、いったい何のために戦ってきたんだろうな……」

 呟きは、風に紛れて消える。

 その時――。

 ドンッ!!

 不意に背中を押され、美輝が振り返ると、そこには制服姿の少女が仁王立ちしていた。

 「なにボーッとしてんのよ、久我くん!」

 恋中七香だった。

 「こ、恋中さん……」

 「ったく、せっかく私が心配して来てあげたってのに、その顔は何よ」

 美輝は苦笑する余裕もなく、ぽつりと心の内を語り始めた。

 聖佳を救えなかったこと。自分の力の無力さ。せっかく力を手にしたのに、肝心な時にそれを使えなかったこと――。

 「……僕は、ヒーローなんかじゃない。誰も救えなかったんだよ、僕は……」

 しばらく沈黙が流れた後、七香は優しく、しかし強い声で言った。

 「……でも、私を助けてくれたじゃない。あの時、あの場所で」

 美輝が顔を上げると、七香は真っ直ぐに彼を見つめていた。

 「それだけでも、久我くんは立派にヒーローだよ。……聖佳さんだって、きっとどこかで生きてるはず」

 その言葉に、美輝の胸の奥に溜まっていた曇りが、ほんの少しだけ晴れた気がした。

 「……ありがとう、恋中さん」

 「べ、別にあんたのためを思って言ったわけじゃ……っ!💦」

 七香は真っ赤な顔でそっぽを向く。だが、その背中には、微かな安堵が滲んでいた。

 川辺に吹く風が、ふたりの間をやさしく撫でた。

 ――まだ終わりじゃない。

 それだけは、確かに感じられた。

雑記 2025/05/29

私事で恐縮ですが、5/27~28の一泊二日で仙台方面に一泊して参りましたので、この場を借りてご報告いたします(日帰りを除く、一泊以上した旅行って本当に何年ぶりだろう…?)。

松島で念願のおさしみバイキングを堪能。すぐにお腹いっぱいになってしまいました。車で来ていたので今回は無理でしたが、出来ればお酒と一緒に頂きたかったです。

松島まで来たついでに石巻まで足を延ばし、管理人のような東映特撮オタクにとっては聖地ともいうべき石ノ森漫画館を訪れたものの、なんとその日は定休日(事前によく調べなかった管理人が悪いっちゃ悪いのですが…)! 無念……。

せめて石巻駅前の市役所とイオンが一緒になった建物の前に立つ、仮面ライダーV3像を撮影。

しかし余談ながら、新幹線が通っているわけでもないのに石巻駅前にペデストリアンデッキ(市役所&イオンと病院、公共施設の3棟を繋いでいる。駅舎には接続されていない)があったのは驚きでした。

秋保温泉のホテルに一泊。公式サイトから当日割引を使って格安で予約。一万円で朝夕バイキング付き(夕食は飲み放題もセット。ラウンジでもお酒飲み放題)は安い!

二日目、皆様ご存知、伊達政宗公の騎馬像。

仙台城(青葉城)址から仙台市街地を望む。中央に見えるのは、東北&北海道で一番高い高層ビルの仙台トラストタワー


スポンサーリンク

「趣味の創作活動でオリジナルキャラクターを作りたいけど、自分は絵が描けない…」
「こんなシーンの挿絵を描きたいけど、自分は絵が上手じゃない…」
そんな貴方に朗報です!
ココナラではイラストレーター様に気軽にイラスト作成を相談・依頼できます。
当プログでは、ココナラで作成依頼した挿絵イラスト(フリー素材の背景を除いたキャラクター・登場人物)がたくさん掲載されています!
出品者さんによっては、AIイラストでは難しい複雑なポーズ指定も可能です!
あなたもココナラに今すぐ登録して、イメージ通りの素敵な作品を描いてくださる絵師様を探してみましょう♪

スポンサーリンク
スポンサーリンク

当ブログは、『お名前.com』のレンタルサーバーを利用しております。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
イラスト
おかめの御前をフォローする

コメント

  1. JUDO より:

    ご旅行、羨ましい限りです。次の連休は、8月の予定(;O;)
    たしか、石ノ森漫画館は、火曜日が定休日でしたかね(;^_^A祝日の場合は翌水曜とかが定休日のようです。面白いコラボ企画展示などがあれば、行ってみたいですね。石巻の北の登米市には石ノ森先生の生家もあるので、機会があればお勧めです。
    仙台城、一度でいいから政宗公像のライトアップを見てみたい・・・どうしても、時間帯が夜という少々仙台市内運転には怖い時間帯になりますが(;^_^A

    • > たしか、石ノ森漫画館は、火曜日が定休日でしたかね(;^_^A祝日の場合は翌水曜とかが定休日のようです。

      二日目の帰る時に立ち寄って(全国的にも有名な)秋保のおはぎをお土産に買って帰ろうとしたら、こちらのお店もなぜかお休み(事前にGoogleマップで調べたら休みじゃなかったはずなのに…)。
      どうも今回の旅行では、日程の巡り合わせがとことん悪かったようです( ノД`)シクシク…

      > 石巻の北の登米市には石ノ森先生の生家もあるので、機会があればお勧めです。

      登米市といえば、油麩丼も有名ですね(食い物の話題ばかりですみません💦)。

      > 仙台城、一度でいいから政宗公像のライトアップを見てみたい・・・どうしても、時間帯が夜という少々仙台市内運転には怖い時間帯になりますが(;^_^A

      山城だけあって、徒歩で辿り着ける場所ではないというのが難点ですね。地下鉄最寄り駅の国際センター駅からも、徒歩で坂道を30分くらい歩かなければならないという(;^_^A アセアセ・・・

  2. 旅鴉 より:

    もう1つの後日談

    そこは綺麗に更地になっていた、少し前までは常連客で賑わう「祥龍園」という老舗中華料理店があった場所。
    そこに1人の男が佇んでいた、体中に痛々しいぐらいの包帯を巻き、松場杖をつき立つその男、元はその「祥龍園」の店主張天喜(ジャン ティエンシー)。
    彼は竜門会の劉鉄嶺(リュウ=ティエリー)との戦いに敗れ、瀕死の重傷を負っていたが、奇跡的に命を取り留めただけでなく、今こうしてその場に立っている。

    「なんもなくなっちまったな…」

    だが、彼は多くのものを失った…自分の子供のように思っていた店も、成り行きで拾ったとはいえ、娘のように思っていた寺瀬聖佳も…自分が目が覚めた時はもう彼女の姿はなかった…。

    「結局…助けたつもりが…儂のせいで彼女の居場所を奪ってしまった…」

    そう呟き哀しげな目で肩を落とす張天喜。

    「本当に更地になっちまってんな~、ひでぇことしやがる」

    突如背後から男の声がした。

    慌てて後ろに振り向く張天喜、そこには癖のある黒髪のスーツを着崩した男と、緑のチャイナ服にショートパンツを穿いた女が立っていた。

    (儂が…まったく気配を感じなかった…)

    この者達が只者ではないことは直ぐに解った、そしてチャイナ服の女、その姿には聞き覚えがあった。

    「周翠琳さんだったか…アスカロン財団の、随分と儂の友が世話になったようだね…」

    そう言いながら頭を下げる張天喜、それに対して翠琳は首を横に振り答える。

    「…私は何も出来なかった…結局は…間に合わなかった…」

    「いや…君が来てくれなかったらそれこそ間に合わなかったかもしれない、感謝している、ところで…隣の彼もお仲間かね?」

    「加藤段十郎、アスカロン財団特殊エージェント『ライトシーカー』、こいつと同じだよ」
    張天喜の言葉に、翠琳を指さしながら男はそう名乗った。

    「それで…アスカロン財団の人間が儂に何の用だ?」

    「いや…惚けるなよ爺さん、解ってるんだろ、竜門会の首領、レイモンド=チャンこと張泰竜(チャン・タイロン)の実弟、張天喜」

    そう言いながら、鋭い目つきで張天喜を見る加藤。

    「俺達に協力しろ、竜門会についてアンタが知りうること全て話せ」

    「やはりそれか…」

    そう言いながら、小さく溜息をつく張天喜。

    「大切な店をぶち壊されて、アンタ自身もそんなにボロボロにされ、自分の関係者にまで手を出されて、それでも血を分けた兄弟だから売れませんとか寝ぼけたこと言わないよな?」

    加藤の言葉に肩をすくませながら張天喜は答える。

    「あの男が堕ちてからはもはや兄とも思っておらん、今回の件で確実に奴らは儂の敵になった、協力しろと言うならいくらでもしてやる、どの道こっちがだんまり決め込んだところで儂から情報を取り出す手段はいくらでもあるんだろ、そうゆう組織なんだろアスカロン財団は?」

    「協力的な上、話も早くてたすかるよ張氏」

    そう言いながら、小さく笑う加藤。

    「だが解ってると思うが、アンタもうこの街には住めないよ、次はこんなもんじゃ済まないと思う」

    「解ってる…これ以上儂のせいでこの街の…世話になった人達に迷惑をかけられない…哀しいがこの街とももうお別れだ」

    そう言いながら、寂し気に慣れ親しんだ街を見つめる張天喜。

    「代わりにアンタの事はこれから責任もって俺達財団が守る、新しい顔と名前も戸籍も用意する、これからアンタは別人となって新たな人生を送るんだ、そこにはまたアンタの新たな城もある」

    「随分と至れり尽くせりだな」

    張天喜の言葉に加藤は頭を掻きながら答える。

    「こっちも出遅れちまった責任があるからな、もっと早く動けてればこんなことにはならなかった、それに…理不尽に過去を捨てなきゃいけなくなった人間の気持ちは俺にも解るからな…」

    「まだ若いのに…アンタも色々あったんだな…」

    その言葉に、「まあ色々な」と小さく笑って答える加藤。

    「寺瀬聖佳…あの女については本当に何も知らなかったのか?」

    加藤の言葉に、小さく頷き答える張天喜。

    「ああ、普通に人間ではないことは出会った時から解ってはいたが、まさかおかめ党の幹部だったとはね…だが…本当に良い子だったんだよあの子は…」

    「それでも…今回の一件で危険人物であると認定された、あいつはアンタの大切な人間や俺の仲間を傷つけようとした、悪いが次会った時は敵として対峙することとなるだろうな」

    そう言いながら、張天喜に対してやや厳しい目を向ける加藤。

    「アンタはもうあの女の事は忘れろ、その方がアンタにとってもあの女にとっても良い事だと思う、あの女もこれ以上恩があるアンタに醜い自分を見られたくないだろうからな」

    「それでも…儂は…あの子にもう一度会いたい、短い間だったが、儂は家族持った気分になれた…」

    そう言いながら、やや潤んだ目を見せる張天喜、それを見ながら加藤は小さく溜息をつき答える。

    「解った…もし可能だったら…あの女を捕まえた時、アンタに詫びの1つでも入れさせにきてやるよ、まあ…あまり期待すんなよ…」

    「済まない…」

    「まあ、アンタにはこれから俺達に協力して貰わなきゃいけないからな、アンタの頼みは多少なりとも聞いてやるよ」

    そう張天喜に答える加藤に、翠琳が呟くように言った。

    「どうした加藤…?基本外道なあなたが今日は随分と優しい…何か変なもん食べた…?」

    「うるせえ翠琳、人を何だと思ってやがる…一応血の色は普通に赤色してんだよ俺も」

    そう言いながら翠琳を睨みつける加藤。

    「本当に色々と、済まないな」

    そう言って改めて頭を下げる張天喜に、申し訳なさそうに頭を掻き応える加藤。

    「頭下げられる謂れはねえよ、協力してもらうのはこっちだ、それに、今回の件で助けたのはこっちの翠琳の方だ、俺は終わった後でのこのことやってきた役立たずだ…だが、アンタがそう思うならもう1つ頼みを聞いてくれないか?」

    「ああ、儂に出来る事があるなら言ってくれ」

    そう言って笑って応える張天喜に、加藤は笑いながら言った。

    「アンタの怪我が癒えたら、アンタの中華料理を俺達に食わせてくれないかな、この食い意地が張ったこのカンフー女がずっと不機嫌なんだよ、それとこいつの腹の虫煩いんだよ!」

    「…加藤…女の子に対してデリカシーがない…」

    そう言って不満げに口を尖らせる翠琳に、やや怒気を荒げて言い返す加藤。

    「人のサイフが空になるぐらい食いやがる奴がデリカシーとかほざくんじゃねーよ、このブラックホールストマック女が!」

    互いに間合いをとって睨み合う加藤と翠琳、それを見て笑いながら張天喜は応える。

    「お安い御用だ、ブラックホールだろうが底なし沼だろうが、満足するまで儂の自慢の料理を食わせてやるよ」

    • 旅鴉 より:

      …っとまあ、SSはこんな感じでよろしいでしょうか?
      なんだか加藤が良い奴になっちゃいましたが…悪っぽい感じはどうした?

      ノクターンレディとなった聖佳ちゃんの相手を任されるという無茶振りをされた美輝くん、今度こそヤバい…って思ったら…その前に限界を迎えた聖佳ちゃん、精神が不安定な状態となり、劉鉄嶺と同じく海ポチャ…まあ確実に生存フラグですね。

      そしてそれを見届けたヴァネッサ女史は、やるだけやりっ放しで逃げやがった…

      >「……僕は、いったい何のために戦ってきたんだろうな……」

      聖佳ちゃんを救えなかったことを悔いる美輝くん…いや、君はよくやったと思うよ、短時間で奥義を修得して、強敵に立ち向かうとかチートレベルの成長をしたんだから。
      そんな彼を励ますのはやっぱり七香ちゃん、確かに七香ちゃんを助けだしたのは翠琳ちゃんだけど、美輝くんが劉をひきつけてなければ助けられなかったですからね。

      …で、ここでお互いの下の名前で呼び合うイベントが起きるかと思ったら、まだ「久我くん」「恋中さん」かよ…いやツンデレしてないで言えよ七香ちゃん。
      ちょうど某日々過ぎながらも飯がおいしそうなアニメでそんなイベントがあったので期待してたのに!

      一泊二日で仙台いいですね~、自分行ったことないんですよ東北、
      ざつ旅とか見ながら「あ~旅したい」とかおもう今日この頃ですが、どうも最近土日休日暇がないですからね、久々旅に出てみたいです、何かが変わるかもですね。

      ちなみに、またジブリックオーダーとかと絡ませたいキャラとかも今ちょっと考え中です、お許し頂けるのでしたら。

タイトルとURLをコピーしました