日々激しくなる妖魔結社ザイザムの攻撃に対抗するため、地球の平和を守る正義の秘密組織シブルリックオーダーはついに極秘のD計画を発動させた!
世界中のシブルリックオーダーネットワークに所属する科学者たちの英知を結集し、新たな新兵器を開発しようというのである。その情報を嗅ぎつけたザイザムは、シブルリックオーダーの司令室チーフオペレーターである磯崎詩歩を、彼女に護衛として付き添っていた瀬尾梨帆共々誘拐した!
新大幹部 ルディウス大元帥
「…あ、貴方は!?」
「フフフ…久しいなビオベミラ」
妖魔結社ザイザムの戦略諜報参謀ビオベミラの目の前に現れたのは、ザイザム大首領に次ぐ最高の実権を持つというルディウス大元帥であった。
「一体いつこちらへ…!?」
「ほんの数日前からだ。大首領の勅命により、今後は私が全ての作戦の指揮を執る」
「何ですって!?」
「…不承知か?」
「い、いえ…決してそのようなことは…」
新たな大幹部の着任にビオベミラは焦っていた。もしルディウスに手柄を上げられたら、自分は無能者の烙印を押されて失脚してしまいかねないからだ。
「ルディウスに手柄を独り占めなどさせてなるものか! かくなる上は……」
巨大戦
助け出した梨帆と合流して再び3人揃ったシブルリックオーダー・ユニットチームは、勢いに乗り詩歩も救出に成功した。しかしルディウス大元帥配下の妖魔戦士ルシフェルは巨大化し、シブルリックオーダーを窮地に陥れる。そこへ遂に完成したドラゴンヴァリアントが戦場に到着した。D計画とは、ドラゴン型巨大ロボットの開発建造計画だったのである!
紫城心翔たちユニットチームは直ちにドラゴンヴァリアントに搭乗して、巨大ルシフェルと対峙する。だがそこへビオベミラが横やりを入れて来た!
「そこまでだシブルリックオーダー! その機体から降りて投降しろ。この子供たちがどうなってもいいのか!?」
「くそっ、放せー!!」
「助けて―!!」
通りすがりの小学生を人質のとるという卑怯な手段に出たビオベミラ。
「くっ、卑怯な!!」
子供を人質に取られては手を出せず、悔しがる心翔たち。しかしそんな時に助け舟を出したのが、意外にもルシフェルであった。ルシフェルはビオベミラを攻撃し、子供たちを解放する。
「貴様、何のつもりだ!? わたしは味方だぞ!」
「余計な真似はやめてもらおう。人質などという姑息な手段を取らずとも、私は勝利して見せる! 我が名を汚すような行為は許さん!」
「上官に向かってそのような口を!?」
「私はルディウス大元帥の命令しか聞かないのだ」
「お、おのれー!!💦💦」
ビオベミラはみっともなく撤退。その後、正々堂々の勝負で激戦が繰り広げられ、ドラゴンヴァリアントは巨大ルシフェルに勝利した。
「くっ…見事だ、シブルリックオーダー! 最期にお前たちのような戦士と戦えたことを誇りに思うぞ。ザイザム万歳~!!」
爆発四散する巨大ルシフェル。その様子をアジトの私室で水晶玉を通して見ていたルディウス大元帥は、「これから面白くなりそうだ」と怪しくほくそ笑むのであった。
END
コメント
新キャラルディウス大元帥とビオベミラ様、早速火花を散らせてますね~
そして…
巨大化した妖魔戦士ルシフェルに対峙するのは、満を持して登場したジブリックオーダーの最新兵器、巨大ロボットドラゴンヴァリアント
特撮ものの最終決戦のような熱い展開…その時、戦略諜報参謀ビオベミラがとった策とは…
>「そこまでだシブルリックオーダー! その機体から降りて投降しろ。この子供たちがどうなってもいいのか!?」
>「くそっ、放せー!!」
>「助けて―!!」
>通りすがりの小学生を人質のとるという卑怯な手段に出たビオベミラ。
えぇ…(゜o゜;
久々の小学生メンバーのDIDですが…アンタ、戦略諜報参謀だろ…
そして堕天使の名を冠するくせに漢だったルシフェルがまさかの反抗、勝手に人質を解放し優位性を無くした上で、ドラゴンヴァリアントに立ち向かい、そして玉砕…まあ漢だったけど、その名の通り、傲慢でしたね。
そして…
>ビオベミラはみっともなく撤退。
なんだかクールビューティーなビオベミラ様が、すっかり情けないキャラになってしまいましたね…ちょっと哀しいですね…
>爆発四散する巨大ルシフェル。その様子をアジトの私室で水晶玉を通して見ていたルディウス大元帥は、「これから面白くなりそうだ」と怪しくほくそ笑むのであった。
あ、こいつ絶対裏切りますね、派手なア○ュラム卿みたいななりしてますが、こうゆう奴は後半に裏切ります、CVで言うなら石○彰さんです、大体こうゆうイケメンは信用出来ないんだよ!(僻みか
これはまだまだビオベミラ様がいないと、組織が中から分裂しそうですね。(ジブリックオーダーとしてはその方が良いかもですが
> なんだかクールビューティーなビオベミラ様が、すっかり情けないキャラになってしまいましたね…ちょっと哀しいですね…
概ね悪の幹部というもの(独自の美学を持ったライバルキャラ等は除き)は初登場時こそ強キャラ感を醸し出していますが、退場が近づいてくると途端に弱体化・小物化していくものなのです(;^_^A アセアセ・・・
> あ、こいつ絶対裏切りますね、派手なア○ュラム卿みたいななりしてますが、こうゆう奴は後半に裏切ります、CVで言うなら石○彰さんです、大体こうゆうイケメンは信用出来ないんだよ!(僻みか
あるいはザイザム大首領とルディウス大元帥は、実は同一人物だった!?という展開もありそうですね( ̄ー ̄)ニヤリ