日本政府　Japanese government

ヴァレンタイン綾子　Ayako Valentine

与党女性幹事長。42歳。
父はアメリカ系帰化1世で、母は日本人。
　過去に、国際交流・文化振興担当政務官、内閣府副大臣（危機管理・防衛連携・超常災害対策担当）、科学技術・未来戦略担当大臣を歴任。
　幼少期から「日本人らしさ」と「欧米的価値観」の狭間で育ち、政治家としてのアイデンティティを模索。多文化的視点を持つが、それゆえに保守層からの警戒も強い。
　政界の腐敗と疑惑が渦巻く中、アスカロン財団の戦略的支援を受けて台頭。表向きは「クリーンな改革派」として支持を集めるが、裏では財団の意向を受けた政策を推進している。
　「力は管理されるべき」という信念のもと、スーパーヒーローたちを国家の枠組みで統制しようとする。これは超人的能力の暴走や私的利用を防ぐための現実主義的な政策だが、ブレイバーズからは「ヒーローたち個人の自由の侵害」として激しく抵抗されている。

伊吹 正和　ibuki masakazu

　鹿児島5区選出の与党衆議院議員。牧村光平の亡き父・陽一郎の公設秘書だった男。光平の祖父・靖臣と父・陽一郎の二代に渡って牧村家に仕えて来た。いずれ光平が成人して被選挙権を経て選挙地盤を継げるようになるまでの中継ぎのつもりで国会議員を務めていたが、当の光平本人に政治家の道に進む意思が全くないため、今も議員を続けている。

　当の本人に野心はなく、早く牧村家に大政奉還して肩の荷を下ろしたがっているが、前述の通り光平が政治家の世襲に否定的な考えのため、それについては半ば諦めている模様。光平からは小さい頃から「おやっさん」と呼ばれ慕われ信頼されている。日本政府の中で数少ないブレイバーズの理解者ではあるが、出世欲が少ないせいか、党や政府内であまり大きな影響力を持つようなポジションには就いていない。しかしさすがは元ベテラン秘書だけあって、政財界での情報収集能力は極めて高い。