夜空に輝く一等星 第10話

イラスト

サバゲ―サークル「DRYADES」の新規加入メンバーである上江洲紗樹は、夜に自宅近くで変質者に襲われたところを星彩のルミナに救われた。それ以来、紗樹はルミナの熱烈なファンとなる。
しかしその後、女子大生を狙った新たな拉致監禁事件が発生。アスカロン財団加藤段十郎喫茶店Lilyに姿を現し、またDRYADES代表を務める羽鳥瑠璃華の発案で学生たちによる自発的な夜間パトロールも始まり、事態は俄かに動き出す…。

瑠璃華たちが手分けして鷺島市内を夜間パトロールしている頃、鳳凰院優の親友で拉致監禁事件の被害者でもある鶴牧菜花つるまき なのかは再び誘拐されそうになるが、その誘拐犯一味の前に相模路香が颯爽と立ちはだかった。

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

ルミナ&路香共闘、打倒カルニセロ!

路香は一瞬、ルミナの姿を見上げ、すぐに口元を引き締めた。

「あなたが星彩のルミナね? 話は冴佳さんから聞いてるよ!」

「うん。菜花さんは私に任せて!」

星彩のルミナと相模路香の画像生成AIイラスト@cryravens.bsky.socialによる投稿 — Blueskyは、旅鴉様提供。

ルミナは頷くと、星の粒子のような光を路香へと放つ。
光は忍者の少女の身体を包み込み、すっと溶けるように染み込んでいった。

「……っ!」

路香は思わず拳を握りしめる。

「何だか……身体中に力が漲るみたい……!」

視界が冴え、足取りが軽い。
さっきまで重く感じていた空気が、嘘のように晴れ渡る。

「行くわよ……!」

路香は地面を蹴り、再びカルニセロへと突っ込んだ。

「くっ、どうしたことだ! 本当にさっきまでの小娘か!?」

カルニセロの表情が歪む。
受け止めていたはずの打撃が、今度は確実に効いている。
踏み込むたびに体勢を崩され、後退を余儀なくされていく。

その間、ルミナは菜花の前に立ち、残った戦闘員たちを次々と光の魔法で制圧していった。
眩い閃光が走るたび、戦闘員たちは悲鳴を上げて地面に転がる。

星彩のルミナと相模路香の画像生成AIイラスト@cryravens.bsky.socialによる投稿 — Blueskyは、旅鴉様提供。

「路香さん、今よ!」

最後の一人を倒したルミナが声を上げ、路香の手に握られた手裏剣へと光を注ぐ。
手裏剣は星のように輝き、空気を震わせた。

「――とどめよ!」

路香の腕がしなり、光の手裏剣が一直線に放たれる。

「ぐああァァッッ!!」

カルニセロは衝撃に身体を仰け反らせ、その場に崩れ落ちた。
光は一瞬で消え、残ったのは痺れに震える巨体だけだった。

「大丈夫。急所は外しておいてあげたから」
路香は静かに告げる。
「でも、しばらくは身体が言うことを聞かないでしょうけどね」

「これで解決ね♪」

ルミナが軽く手を叩くと、張り詰めていた夜の空気がようやく和らいだ。

菜花は呆然と二人を見つめ、やがて深く頭を下げる。

「助けてくれて、ありがとうございます。でも……あなたたちは、いったい……?」

「う~ん……正義の味方、って言えばいいのかな?」

ルミナが少し照れたように笑う。

すると路香が菜花の方を向き、優しく、しかし真剣な声で言った。

「ご両親に内緒で家から出て来たんでしょ?
気づかれないうちに、早く家に戻らないと。私が自宅まで一緒に送って行ってあげる」

「……待って!」

菜花は一歩踏み出し、唇を噛みしめる。

「確かに、私を外に誘い出したあの電話の声は偽物だった。でも……間違いなく優の番号から着信があったの。ということは――」

「まさか……!?」

ルミナの表情が一気に引き締まる。

菜花の脳裏には、スマホの画面に表示された発信者名がはっきりと浮かんでいた。
〈鳳凰院 優〉――間違いなく、親友の名前。

それはつまり、優のスマートフォンが、悪意を持つ何者かの手に渡っているということ。

「菜花さん!」
路香が即座に言った。
「今すぐ、優さんの携帯に電話してみて!」

「は、はい!💦」

菜花は震える手でスマホを取り出し、登録された番号をタップする。

(お願い……!)
(優……どうか、出て来て……!!)

夜の静寂の中、発信音だけが、やけに大きく響いていた。

囚われの優

武装したテロリストたちと一台の乗用車は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。

鷺島市郊外――街灯もまばらな空き地に、一台の乗用車が不気味な存在感を放って停まっていた。
その周囲には自動小銃を携えた兵士たちが無言で陣取り、外界を拒むように警戒の輪を作っている。

車内、後部座席。
鳳凰院優はロープで両手足を縛られ、口には無機質なガムテープが貼られていた。
身動きひとつ取れず、ただ荒くなる呼吸だけが、自分がまだ無事に生きていることを教えてくれる。

スマートフォンを操作する男の手は、Leonardo.Ai App – Generate AI Images, Videos & DesignsのモデルLeonardo Anime XL(Anime General)で生成しました。
縛られている鳳凰院優と後部座席背景は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました(優の口のガムテープは除く)。

そのすぐ目の前で、一人の男が優のスマートフォンを握っていた。
画面には着信表示。
鳴り響く呼び出し音――菜花からの電話。

男は一瞥しただけで、迷いなく画面を操作する。
着信拒否。
音はぷつりと途切れ、夜の静寂が戻った。

「……チッ」

低く舌打ちした男――コンラッド=ヴォルフ大佐は、冷え切った目でスマホをポケットにしまった。

元某国陸軍の特殊作戦コマンド部隊指揮官。
冷徹な判断力と、任務達成のためなら味方の犠牲すら厭わない非情さで知られていた。
しかし、ある極秘作戦で“軍の上層部が隠蔽した虐殺事件”を目撃し、報告を握りつぶされたことをきっかけに軍を離反。
その後、国家への忠誠心は完全に崩壊し、世界そのものを憎悪するようになる。
現在は、傭兵紛いのテロリスト集団 「ブラック・アーク(Black Ark)」 のリーダー。
破壊工作、暗殺、拉致、諜報、麻薬取引、武器密輸――金になるなら何でも請け負う冷酷無比な悪党だ。

「カルニセロの奴、しくじったな」

感情の起伏を感じさせない声。
優は必死に首を振り、声にならない声で何かを訴えようとする。

「………」

だが、その思いが届くことはない。

――どうして、こんなことになったのか。

優の意識は、否応なく一時間ほど前へと引き戻されていった。

(……なによ、小寺くんったら)

電柱の陰。
優は拳を強く握りしめ、喫茶店Lily前から出発していく夜間パトロール隊を睨みつけていた。

(私には“女の子は危険だから”って言っておきながら……)

視線の先には、小寺洸介と並んで歩く別城寿莉愛の姿。
その周囲には、DRYADESの女子メンバーたちも当たり前のように混じっている。

(自分はちゃっかり、夜間デートってわけ?
……いいご身分ね)

胸の奥で、悔しさと怒りが渦巻いた。

(だったら……こっちはこっちで、勝手にやらせてもらうから!)

優は彼らに背を向け、一人、夜の街へと歩き出した。
頭にあったのはただ一つ。

――親友の菜花を、あんな目に遭わせた犯人を捕まえること。

街を巡るうち、優は気づいた。
少し先を歩く若い女性と、それを不自然な距離で追う男の影。

鳳凰院優の画像生成AIイラスト@cryravens.bsky.socialによる投稿 — Blueskyは、旅鴉様提供。

「……あれ?」

嫌な予感が胸を刺す。

「どうしよう……誰かに知らせなきゃ!」

優は慌ててスマホを取り出し、報道部の仲間であり親友の漆崎亜沙美に電話をかけようとした。

その瞬間――

鳳凰院優の画像生成AIイラスト@cryravens.bsky.socialによる投稿 — Blueskyは、旅鴉様提供。

「……んんっ!? んんーっ!!」

背後から、突然何者かに信じられないほどの力で羽交い絞めにされる。
口を塞がれ、息が詰まる。

視界が揺れ、夜が歪む。

そこから先の記憶は、ぷつりと途切れていた。

「……」

現実に引き戻された優は、震える瞳でヴォルフを見つめる。

「大佐、これより我々は?」

兵士の一人が低声で問いかけた。

「直ちにB地点に移動する」
ヴォルフは淡々と命じる。
「そこでネオブラックマフィアからの次の指示を待つ」

「了解です」

エンジンが唸りを上げ、乗用車はゆっくりと動き出した。
闇に包まれた空き地を離れ、どこへ向かうのかも分からぬまま――。

優は必死に祈る。

(菜花……気づいて……)
(誰か……お願い……)

だがその願いは、夜の闇に吸い込まれていく。

こうして、ヴォルフ大佐と囚われの優を乗せた車は、静かに、しかし確実に未知の運命へと走り去っていった。

(つづく)


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