反社組織『雷霆連合』の残党によって誘拐された綾塚音祢、鷹松優姫、逢沢彩人の3人。途中、彩人は寺瀬詩郎によって救い出され、優姫の機転で一人だけ脱出できた音祢とも合流。残された優姫を助けにアジトの地下へと降りてゆくのだった。
※一部にchatGPTで生成した文章を使用しています。
優姫、救出!
優姫が捕まっている部屋へと乗り込む詩郎、彩人、音祢の3人。
中には縛られている優姫の他に、見張りの男が一人いた。
「んんーっ!!んんーっ!!」
「な、何だ! てめえたちは!?」
「優姫さん、待っててください。今助けます!」
「Lilyの女店長を返してもらうぜ!」
「しゃらくせえ! 飛んで火にいる夏の虫だww 返り討ちにしてやるぜ!」
詩郎は、戦いは素人である彩人と音祢を安全圏まで下がらせる。その目には冷たい光が宿っていた。
「お前たちは危ないから下がってろ」
ちなみに見張りの男は挑発的な笑みを浮かべ、ピストルを手に握っている。胸元には刺青のような刻印が浮かび上がっている。
「ふん、ちっちゃなガキが何処から来たんだ? 一瞬で潰してやるよ!」
見張りの男の挑発めいた言動に、詩郎は微動だにせず、静かに言葉を返す。
「俺はここに来た目的があるだけだ。お前たちの横暴を許さない」
見張りの男は詩郎の言葉を嘲笑いながら、ピストルの引き金をゆっくりと引く。しかし、彼の顔には不安な表情が浮かび上がっていく。詩郎の眼差しに、何か冷酷なものを感じ取ったのだ。
「な、何だお前は……!?」
だが、時すでに遅し。詩郎の身体が瞬間的に動き出し、見張りの男の前に立ちはだかることなく、彼に肉弾戦の嵐をぶつける。まるで風のように舞い、強烈な一撃が見張りの男の顔面を直撃する。
見張りの男は衝撃で後ろに吹き飛ばされるが、まだ倒れることはなかった。彼は執念を燃やし、短刀を取り出して詩郎に襲いかかる。しかし、詩郎の動きはそのまま止まることはなく、身のこなしを巧みに活かして見張りの男の攻撃をかわす。
「もっと強い攻撃を仕掛けてこい。お前には俺を止める力なんてないんだ」
詩郎の言葉に、見張りの男は狂気じみた笑みを浮かべる。だが、その笑みも束の間。詩郎が突如として放った一撃が彼の胸に突き刺さり、苦痛の声を上げさせる。
次第に詩郎の攻撃が加速し、彼の身体はまるで影のように見張りの男の周りを舞い踊る。見張りの男の攻撃は全て空を切り、詩郎の動きは俊敏であるがゆえに、まるで幻想のようだった。
そして、ついに詩郎の攻撃が見張りの男だったヤクザの肉体を打ち砕く。ヤクザは倉庫の壁にぶつかりながら倒れ、力尽きた。
「暴力はもう終わりだ。次はいい道を選べ」
侑衣梨、足を引っ張ってしまう。
ようやく優姫を救出することに成功した音祢たちだったが、助け出された優姫から出た言葉は感謝などではなく、危険を冒してわざわざ戻って来たことに対する厳しい𠮟責だった。それに対して彩人は「そんないい方しなくてもいいじゃないか!」と音祢を庇って反論する。
「いいんです、逢沢くん。優姫さんの言いつけを聞かなかったわたしが悪いんです…」
「そんな…! 綾塚さんは悪くないよ!」
「みんなそれくらいにしておけ。込み入った話ならせめてここから脱出してからにしてくれないか?」
「そうね、君の言うとおりだわ。まずは安全な場所まで辿り着かなくちゃね。ところで君、寺瀬詩郎くんだっけ? 音祢ちゃんや彩人くんと同じ学校のクラスメートらしいけど、さっきのヤクザを倒した腕前……とても普通の高校生とは思えないわね」
「フッ…そういうアンタも、ただの喫茶店の店長じゃないだろ?」
お互いの腹の探り合いをする優姫と詩郎。しかしそんな静寂はすぐに打ち破られた。
「そこまでだお前ら!!」
声のした方向へ4人が一斉に振り向くと、数人とヤクザたちと、それに捕まっている笹南侑衣梨の姿があった!
「侑衣梨、どうしてこんなところに!?」
「先輩が雷霆連合に捕まったと聞いて、助けに来たんです」
「それで、一応聞くけど結果はどうなったの?」
「見ての通り失敗しました…」( ノД`)シクシク…
勇敢に単身アジトに踏み込んだまではよかったが、あっけなくドジを踏んで捕まった侑衣梨に呆れて頭を抱える4人。
「さあ、コイツの命が惜しかったら、大人しくまた捕まってもらおうか?」
侑衣梨の眉間に銃口が付きつけられる。
「チッ、あのポンコツ婦警! わざわざこの場所を知らせてやったのにノープランで乗り込んで来たのかよ!?💦 教えてやるんじゃなかったぜ…」_| ̄|○
今更ながらにして自分の読み違いを呪う詩郎。こうして音祢たち4人は再び捕らえられてしまうのだった。
詩郎、危うし!
「人質は女だけいれば十分。野郎の人質にはもう用はねえ。二人仲良く鮫の餌になりなww」
「んん、んんっ…!!」
詩郎と彩人はそれぞれ別々に等身大の木箱の中へと閉じ込められ、重しと一緒にアジト裏の断崖絶壁から海へと放り込まれてしまう。果たして詩郎と彩人の運命や如何に!?
つづく。
コメント
捕らわれた優姫さんを助けに、向かった3人
待ち受ける雷霆連合の見張り、挑むのは寺瀬詩郎…
圧倒的ですね…まあそりゃそうだろうって感じですが…見事なアクションを見せてくれますね~
さて…ここまでの強さを見せて、後で自分の正体をどう誤魔化すか、そこが気になりますね~
>「ところで君、寺瀬詩郎くんだっけ? 音祢ちゃんや彩人くんと同じ学校のクラスメートらしいけど、さっきのヤクザを倒した腕前……とても普通の高校生とは思えないわね」
>「フッ…そういうアンタも、ただの喫茶店の店長じゃないだろ?」
そりゃ怪しまれますわね、こうゆう腹の探り合いって自分は好きですね~
そして、手紙を受け取って駆け付けた侑衣梨ちゃんは…
>「侑衣梨、どうしてこんなところに!?」
>「先輩が雷霆連合に捕まったと聞いて、助けに来たんです」
>「それで、結果はどうなったの?」
>「見ての通り失敗しました…」( ノД`)シクシク…
ここは贅沢を言えば、後手の絵があったら良かったですね。
…いや、侑衣梨ちゃんの介入は確かに期待してました、勿論捕まることも含めて…ただ…
ここまでポンコツだったとは、本当に警察学校出てんですかこの娘は?なんだかミラージュ仮面枠になってませんか侑衣梨ちゃん、たしかにこんなんだったら来ない方がマシだったかも、見事に足を引っ張ってくれましたね…(-_-;)
>「チッ、あのポンコツ婦警! わざわざこの場所を知らせてやったのにノープランで乗り込んで来たのかよ!?💦 教えてやるんじゃなかったぜ…」_| ̄|○
ごもっとも…
そして全員仲良く捕獲…
>「人質は女だけいれば十分。野郎の人質にはもう用はねえ。二人仲良く鮫の餌になりなww」
野郎はいらないっすね(無情)、あんだけ頑張ったのに捕らわれお中元のごとく箱詰めされる詩郎くん、ポンコツ婦警のせいで…
確かに「詩郎、危うし!」ですが、これ彩人くんも危うしでは…既にオマケ扱い、なんか彼負け幼馴染っぽくなってませんか…?
そして、人質にされた女の子達の運命は…ぐへへ展開か⁉(そりゃならん
> …いや、侑衣梨ちゃんの介入は確かに期待してました、勿論捕まることも含めて…ただ…
> ここまでポンコツだったとは、本当に警察学校出てんですかこの娘は?
管理人にもっと時間と体力の余裕があれば侑衣梨ちゃんの活躍も書きたかったのですが、泣く泣く今回はカットして展開の都合上すぐに捕まってもらいました💦
> 確かに「詩郎、危うし!」ですが、これ彩人くんも危うしでは…既にオマケ扱い、なんか彼負け幼馴染っぽくなってませんか…?
確かにそうなのですが、「詩郎と彩人、危うし!」では何となくタイトルが締まらないため、「詩郎、危うし!」と短くまとめました。次回で彩人くんにも挽回してほしいところです(^^♪
優姫と詩郎
今後は、意外と名タッグになっていくのか気になります(⌒∇⌒)
「鮫の餌になっちまいな!!」
わりと前か前の前の元号のときによく聞いた記憶がありそうな台詞ですね。勝手ながら、少年探偵な男の子が捕まってしまったときに、この手の台詞聞いたような・・・(;^_^A
> 優姫と詩郎
> 今後は、意外と名タッグになっていくのか気になります(⌒∇⌒)
そ の 発 想 は な か っ た !
優姫刑事が詩郎の素性を突き止めるのも時間の問題(詩郎の方もあえて正体を隠そうとはせず)とは思いますが、共通の敵が現れたことによる一時的共闘は今後もありそうですね。
>「鮫の餌になっちまいな!!」
類義語に「海の藻屑となれ!」もあり、今回はどちらを採用しようか正直迷いました(;^_^A アセアセ・・・