メアリー、そしてプロセルピナとの対決!
孝森祐宜が【ヘルハウンド】メアリーと戦っている間に、恋中七香は拷問室に突入し、囚われていた綾塚音祢を救出した!
「あ、あなたは一体誰ですか!?」
「静かにして! 今解いてあげるからッ!」
「あ、ありがとうございます…」
拷問室から脱出した七香と音祢。しかし逃げ出せたと思ったのも束の間、廊下へ出てすぐに待ち構えていた赤毛の女プロセルピナに再び捕らえられてしまう!
プロセルピナは七香と音祢を人質にして、祐宜に降伏を迫る!

黒服黒サングラスの男たちは、無料イラストなら「イラストAC」 (ac-illust.com)様のサトノレマックス様のフリー素材より拝借しました。
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「この娘たちを助けたかったら、武器を捨てて投降しなさい!」
プロセルピナの指差す先には、彼女の指揮下の黒服男(黒幕の老紳士曰く「外部の雇った業者」)たちに取り押さえられている、縛られた七香と音祢の姿が…!?
「ンング…ウウウムググゥ!(ごめんッ…ドジふんだ!)」
「ンンングゥッ!!ンンムグゥムムムーッ!!(私たちに構わず戦ってください!!)」
「くっ…!」
一気に窮地へと陥った祐宜の運命は!?
天山桜桃の襲来!
牢屋のモニターで、音祢が七香に救い出されたところをしっかりと見届けた天岸アンジェリカ愛優美。まさかその後すぐに音祢も七香も再度捕まってしまったとは露知らず、そんな彼女の元にも救いの手が訪れたのか、見ず知らずの青年が現れて鉄格子の扉をこじ開けて、愛優美を助け出したのである。
「ありがとう! あなたも音祢ちゃんを助けてくれた女の子の仲間なの!?」
「えっ!?……あ、あぁそうだ! とにかくここは危ない。俺について来てくれ!」
謎の青年に洋館の外へと無事に連れ出され、数分ほど森の中を必死に走り抜けたところで、愛優美はおかめ党の戦闘員たちに取り囲まれてしまう!

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寺瀬詩郎イラストは、miyabi roro様。
戦闘員イラストは、りばーさいど様。
背景は、mao sapce (mao.sub.jp)様のフリー素材より拝借しました。
「さあ、ここまで来ればもう大丈夫だろう」( ̄ー ̄)ニヤリ
「ひ、ひどい! ボクを騙したんだね!?」
「悪いな。これも俺の仕事なんだ。お前をこれからおかめ城へと連行する!」
「い、いやだっ…放して! 誰か助けてェェッッ!!!!!!」
愛優美が無理やり連れ去られようとしていた、まさにその時—!!
名刀・五郎入道正宗を片手に持ち、濃い紫色の髪をした1人のメイドの女性が姿を現したのだった。
「何者だッ!?」
「そちらのお嬢さんの身柄、こちらに渡していただきます…」
次回、怒涛の展開へと続く!

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天岸アンジェリカ愛優美?のキツネ耳と尻尾は、トップページ – ニコニ・コモンズ (nicovideo.jp)様の夏侯勇様のフリー素材より拝借しました。
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おやっ!?
コメント
音祢ちゃんを助けに来たもののやっぱり捕まってしまった七香ちゃん、プロセルピナはプロですからね、いくら七香ちゃんが強くてもその上をいくのです。
そういえば、七香ちゃんと音祢ちゃんもファーストコンタクトになりますね、これからの2人の絡みもあったら嬉しいですね。
そして遅れて駆けつけた祐宜くんの前に縛られ猿轡をされた七香ちゃんと音祢ちゃんの姿が、呻き声で訴えかけてる感じがまた良いですね~、2人の身長差を出してくれたのは嬉しいです。
さあ、2人を人質に取られてても足も出せない祐宜くん、さあどうする!?
そしてそのころ、愛優美ちゃんの方にも助けが…って思ったら、それはおかめ党新幹部の詩郎くん、
まんまと騙され連れ出された先で、おかめ党一派に囲まれ大ピンチ、再びおかめ城に連れ戻されてしまうのかって所で…誰だ貴様!
メイド戦士 天山桃桜…スイマセン、名前逆です、天山 桜桃(あまやま おと)です!
さて…これから怒涛の展開…って怒涛すぎます!
狐耳に尻尾…もしや…
https://okamenogozen.com/kaedeko/
いつの間に入れ替わってた!?
とりあえず…ちょっとメアリーと祐宜くんとの対決もちょっと付け加えたかったのと、久々のキャラも出したかったので、余計かもしれませんがちょっとSSを
メアリーVS祐宜 そして…久々の出会い…
「地下室はこの先か」
「さっきの男が言ってたのだとそう見たいだけど」
遡ること数分前
何とか敵に気づかれずに地下室に向かえれば良かったのだが、七香が居なくなったのが直ぐに気づかれ、警備の人間達が慌ただしく動きだした。
やはり七香を置いていくべきだったかと思った祐宜だったが、この娘のこと、本気で騒ぎだしかねなかった、それに彼女は格闘技の嗜みもあったようで、
「グボッ!!」
彼らの背後襲い掛かってきた相手の攻撃を素早く躱し、カウンターに飛び回し蹴りを炸裂させる七香。
小さい体でよく大男の頭まで足が飛ぶものだ、どうやら彼女は空手の他にダンスなどもやっていてチアリーディング部にも所属しているとか、元々の身体能力も高いらしい。
「どないなバネしてんで、まるで獣のようやな」
そう言いながら黒服の男の腕を捻り上げ、その顔面を壁に押し付けながら祐宜は呆れたような顔で七香の方に目をやる。
「いちいち失礼だな~、そっちも凄く強いじゃん、色々格闘技やってるみたいだけど、合気柔術?少林寺拳法?」
「まあ色々さ」
七香の問いに曖昧に答えながら、男の腕を捩じ上げる祐宜。
「それで、地下室はどこや?」
「誰が…侵入者なんぞに…」
「よし、折ろうか」
「いや待て、たしか端末に屋敷の見取り図が」
そして男は顎でポケットを指し示す。
「で、パスワード?」
男はあっさりとパスワードを喋った、こんなんにガードさせといて良いのかと祐宜が逆に呆れるぐらいだった。
「はいご苦労はん」
祐宜は男に礼を言うと、捻った腕を逆に回し男を地面に投げ倒すと、その水月に拳を打ち込む。
「ゲボッ!!」
間抜けな声を上げ男は気を失う。
「さて…ん?」
男から端末を取り上げ、そのマップを確認した祐宜はあることに気が付く、そして男が立っていた場所にある扉に目をやる。
「この部屋って…」
そして現在、地下室前に戻る。
「さてこの先が…」
端末のマップを見ながら先を進んでいた2人の前に突如現れる全身黒ずくめのゴスロリチックな服を着た色白の黒いくせ毛髪の女、顔の感じからして西洋人のようだった、その容姿がこの西洋風の屋敷にやたらと似合っていた、そしてその女は何かを背中に担いでいる。
余りにも病弱なぐらい白い肌に、思わず人形かと思った2人だったが、
「おやおや、これはこれは、わざわざ獲物をコチラに届けてくださったのデスネ!」
ちょっと訛りのある日本語を話ながら、そのゴスロリ女はにっこりと2人に微笑みかける。
「女の子…私と同じぐらいの…」
その容姿に思わず油断した七香に、女は滑るような動きで接近する。
「その女から離れろ七香!」
七香を強引に払いのけ、自ら前に立つ祐宜、女はその胸に拳を突き出す。
女の拳が軽く触れたと思った瞬間、祐宜の体は弾けるように後方へ吹き飛ばされる。
「祐宜さん!!」
悲鳴のような声を上げる七香、祐宜を吹っ飛ばした女はゆっくりと七香の方へと顔を向ける、無邪気な笑顔を浮かべながら。
「よくもぉ~」
大きく息を吸い込みながら、女に対して構えをとる七香。
だが、それよりも早く女に向かって攻撃を仕掛ける者が、祐宜である。
祐宜は素早い動きで女に突きを繰り出す、だが女はそれを軽く受け止めた。
「おかしいデスネ~、入ったと思ったのデスガ」
「寸剄ってやつかいな、寸でで体を後ろに引かなかったら危なかったで」
女は祐宜の腕を掴んだまま、今度は腕力だけで祐宜の体を壁に叩きつけた。
「ぐぁっ!!」
「祐宜さん!!」
思わず駆け寄ろうとする七香を手で制しながら、ゆっくりと立ち上がる祐宜。
「いってぇ~なんっつぅ~馬鹿力や、ほんまに女か…まあええ、こいつは俺が相手するさかい、お前は先急げ七香」
「で…でも、ここは2人で…」
「悪いがこいつはお前の手に負える相手とちがう、先に行って捕まってる女の子を助けといてくれ、こいつ倒してすぐに追いつくさかい」
その言葉に思わず躊躇う七香だったが、再度「行け!」と怒鳴るような声に促され、「すぐに戻ってくるから」と言い残し七香は地下室へと足を走らせた。
「私を倒すデスカ、面白いデース、あなたは本当に面白いデス!ならば思う存分●しあうデス!」
そう言って、女は背中に担いでいたものを取り出し構える。
「薪でも割るってわけとちがうよな?」
女が取り出したのは斧である、しっかりと磨き研がれたそれは狂暴な輝きを放っていた。
「それじゃいきマース」
そう叫びながら女は一気に間合いを詰めると、風車のごとく斧を振り回しながら攻撃を繰り出す。
「おい、まて、ちょっ、やばっ!!」
まさか繰り出される凶器攻撃、予想外の展開に防戦一方の祐宜。
(こいつホンマに強い…)
がむしゃらに斧を振り回しているように見えて、その攻撃に隙が無い、一瞬でも気を抜くと頭をかち割られる。
(素手では勝てん、やられる!)
祐宜は通路の角まで後退すると、通路脇の石のオブジェの影に身を隠す。
「そんなんで私の攻撃が防げると思ってるのデスカ!?」
女は斧を横に払う。
ゴガッ!!
大きな音を立てて石のオブジェが砕け散った。
「やってしまったデス、屋敷の物は傷つけるなと言われていたのに、ですがここでアナタを仕留めればチャラデスネー!」
オブジェの影から姿を現した祐宜に頭上に女が斧を振り下ろす。
だが、斧は祐宜に突き刺さることは無かった、斧の刃は柄から切り離され、宙を舞いながら廊下の床に突き刺さる。
「ここの廊下って無駄にオブジェ多いさかい物を隠すにはちょうどええんやんな、さっき武器庫みつけたのは運良かった、これ見つけへんかったら危なかった」
祐宜の手に握られているのは一振りの刀だった、先ほど黒服の男が見張っていた場所は様々な国の武器を収納しているマニアには涎物の古風な武器庫だったのだ。
祐宜はそれを一振り拝借し、もしもの時の為にオブジェの影に隠していたのだ。
「What is happening?」
思いがけないことに、思わず英語を口に出しながらキョトンとする女。
ゴッ!!
その隙を見逃さず、祐宜は刀を返すと、柄頭を女の水月に叩きこんだ。
その一撃で意識を失った女が、前のめりに床に倒れ込む。
「ふぅ…厄介な相手やったな、もう二度と相手したない」
そう言いながら祐宜は刀の刃を上に返し、その刃紋を眺める。
「独特の三本杉の刃紋、孫六兼元か、やったら最上大業物やな、この屋敷の主はほんまに何者や?」
そう呟きながら、「ちょっと拝借するで」と言いながら刀を鞘に納めると、それを片手に、七香の後を追い祐宜もまた地下室へと向かった。
祐宜が立ち去った後、気を失っていた筈のゴスロリ女が、何ごともなかったかのようにムクリと女が起き上がる。
「女の子の方だけそっちに行かせましたよ姉様、男の方の足止めは…もうちょっと時間稼ぎたかったのだけど…」
これはオシオキかな~っと何だか嬉しそうな表情をしながら、軽く服の埃を払い、女もまた祐宜の後を追い、歩きだした。
「今回は依頼は色々と面倒なことになりそうだ、直ぐにプロセルピナとメアリーを回収出来るように控えておいてくれないかい」
仲介者の命を受け、屋敷から離れた森の中で身を潜めていた猟犬「影猿」
「あなたの仰る通りです、面倒なことがおきてますよ…」
屋敷の方に目を向けると、何やら騒がしいことになっている、これは撤収の準備を進めた方が良い、影猿がそう思っていたその時、突然上空をプロペラ機が飛ぶ音が聞えてきた。
ガサ
直ぐ近くで何かが落ちる音がした。
音を立てないよう静かにそちらへと向かう影猿。
森の中の少し開けた所に何者かがパラシュートで降りてきていた、それは女だった、濃い紫色の髪をしたメイド服をきた…。
「!?」
月明かりに照らされたその女の顔を見た影猿は、思わず息をのんだ。
(なぜ貴女がここに…それにその格好は…!?)
それは影猿のよく知る人物だった、その姿を見て動揺する影猿、だがその存在に気づくことなく女はバックルに差してある刀を確認しながら一言呟く。
「待っていてくださいねおかめ党、あなた達の思い通りにはさせませんよ…」
女はパラシュートを適当な場所に隠すと、そのまま屋敷の方向へと向かって歩きだした。
(おかめ党だと…奴らも来ているのか…そしてあの人が相手にしようとしているのは…)
影猿のまた、身を潜めながら女の後を追いかけた。
> メイド戦士 天山桃桜…スイマセン、名前逆です、天山 桜桃(あまやま おと)です!
申し訳ございません! あとで直しておきます。m(_ _)m