「洞窟奥の先の内部は異世界に通じている」との都市伝説がある日本国内の某山岳森林地帯の洞窟を取材に訪れた、我らが学生報道部。ただしオカルト否定論者であるディレクターの桜庭陽平は、例によって今回も取材参加を辞退。よってカメラマンの小寺洸介とキャスターの鳳凰院優の2人だけでこの場に来ていた。「桜庭くんも来ればよかったのにね」などと談笑しつつ、洸介と優は早速現場からのリポート映像撮影に取り掛かるが……。
「皆さんこんにちわ、鷺島国際大学報道部のキャスター・鳳凰院優です。今日は未知の異世界に通じているという曰く付きの洞窟からお伝えしています。果たしてこの洞窟が異世界に繋がっているという都市伝説は本当なのでしょうか? 今からその真相に迫ってみたいと思います!」
ところが、動画撮影中に洸介と優は洞窟奥から現れたモンスターの群れに襲われてしまう!
「キャアアッ!!」
「おいおい、嘘だろ!? 撮影は中止だ! 優、逃げるんだッ!!」
洸介と優は取材機材もその場に放り出し、洞窟の出口めがけて一目散に命辛々逃げだした。しかし必死の思いでやっとたどり着いた外の世界は、元いた現実世界とは全く異なる剣と魔法のファンタジー風な異世界だったのである。さらに最悪なことに、2人はたまたま近くを通りかかった山賊の一味に遭遇してしまった!
「親分、コイツら、妙な格好をしてますぜ!」
「きっと噂の異世界人に違いありませんぜ!」
「異世界人は高値で売れる。2人とも捕まえろ!」
洸介と優は訳も分からぬまま山賊たちに捕まってしまった!
「な、何をするんだ! 放してくれッ!!」
「誰かァァッッ!! 助けてェェッ!!!!!!」
「ジタバタするんじゃねえ! 大人しくしろい!!」
「お前ら、お貴族様が高く買ってくださる大事な商品だ。くれぐれも傷つけるんじゃねえぞ」
「へえ、親分!!」
たちまち縛り上げられて山賊の隠れ家へと連れて行かれることになってしまった、洸介と優の運命は!?
コメント
山賊というより、某名探偵の孫の高校生や、見た目は子ども頭脳は大人な名探偵の界隈に頻繁に出現している”真犯人”のような見た目の人たちw
2人の縄の量が正に理想的な量ですね!!やがては、脱出して同じように異世界に召還された某高校生アベックの如く、チートな能力に目覚めたりするのでしょうか。
> 山賊というより、某名探偵の孫の高校生や、見た目は子ども頭脳は大人な名探偵の界隈に頻繁に出現している”真犯人”のような見た目の人たちw
犯人の犯沢さん的なシルエットって、現代ドラマ、SF、時代劇、剣と魔法のファンタジー物とあらゆるジャンルで使えるので結構便利なのですww
> やがては、脱出して同じように異世界に召還された某高校生アベックの如く、チートな能力に目覚めたりするのでしょうか。
『異世界チート魔術師』、TVアニメ版についてはネット上ではいろいろ言われておりましたが、私は主人公の少年が好みのタイプドンピシャな正義感燃える熱血主人公でしたので結構好きでしたよ。あの作品で主演声優さんのファンにもなりましたし。
海賊の時もそうだったが、すぐに異世界人と気づく連中…結構異世界人って飛んできてるのかな…?
洞窟でいきなりモンスター…昔観てトラウマになったヒルコ/妖怪ハンターを思いだしました…https://www.shochiku.co.jp/wp-content/uploads/1991/05/04329.jpg
異世界に通じているといういかにも怪しげな情報を聞きやってきた洸介くんと優ちゃん、ガチでモンスターに襲われ大パニック、ドキュメンタリーっぽい演出が良いですね~
本当に異世界に通じていた洞窟でモンスターに襲われ逃げ出した先には、ぐへへ連中、前門の虎後門の狼…見知らぬ世界でいきなり賊に捕らわれた2人…このまま売られてしまうのか…
ここはやっぱり異世界的な何者かが助けにきて、更なるストーリー展開に進むって奴ですよね~やっぱり、お助けキャラがまさか白銀の鎧を纏った中身骸骨の人とかじゃないですよね?(笑
> 海賊の時もそうだったが、すぐに異世界人と気づく連中…結構異世界人って飛んできてるのかな…?
着ている服装を見て「こちらの世界では見たこともない珍しい服装だから」と判断しているのでしょうが、実際、こちらの異世界には地球人がかなりの人数飛んで来ています。詳しくは第2話にて…。
> ここはやっぱり異世界的な何者かが助けにきて、更なるストーリー展開に進むって奴ですよね~
はい、意外なキャラクターが洸介と優を助けに来る予定です。第2話をお楽しみに。