勢川理人と休日デートでテニスを楽しんでいる最中だった星本有理紗が何者かに誘拐された!
そして、犯人からの指示で有理紗の着替えを運んでいた藤永沙織も敵の手に落ちたのだった。
合流
星本有理紗と一緒に誘拐されながら、途中の山奥に捨てられ放置されていた勢川理人だったが、数時間山中を歩いた果てに、長期間使われていない倉庫の廃墟を発見。そこで偶然にも縛られていた藤永沙織を発見した!
「んんーっ!!んぐぐーっっ!!」
「藤永さん!? どうしてそんなところに!?💦」
理人は背中を向けて、後ろ手に縛られている不自由な両手を沙織の顔に近づけて、そっと口のガムテープを剥ぎ取った。
「( ´Д`)=3 フゥ ああ苦しかった! ありがとう勢川くん♪」
「藤永さん、どうしてこんな場所に?」
「それはこっちの台詞よ。勢川くんこそどうしてこんなところに?? 有理紗ちゃんと一緒に捕まっていたんじゃなかったの!?」
「犯人たちにここから近くの山奥に捨てられたんだ」
理人は沙織にこれまでの経緯を話した。それらを裏付けるかのように、理人の頬や肌にはあちこちに擦り傷や切り傷が出来ていた。
「よく見たら酷い怪我じゃない? 大丈夫?」
「ああ、このくらい…何でもないよ! それよりも藤永さんはどうしてここに?」
「実は……」
「おっと!そこから先は俺たちが話してやるよww」
「お、お前たちは!?💦」((((;゚Д゚))))ガクガク
何と誘拐犯一味が現れた! まだここからいなくなってはいなかったのだ!
「さあ、お嬢さんも椅子から立ちな!」
「ちょっと何すんのよー!?💢 んんっ…んむぐぐぅぅー!!」
「んぐぐーっっ!! んむむーっ!!」
理人と沙織は改めて口に新しい猿轡を嵌められてしまった。
「さあ、移動がてら目的地に着くまでに話してやるぜ。俺たちの本当の目的をな!」
船上にて
太平洋上を航行する一隻の国籍不明の不審な豪華クルーザー。その船室の中に星本有理紗が連れ込まれていた!
「んーんーっ!! んーんーっ!!」
「いいか? まもなくクライアントがお見えになる。それまで大人しくいい子にしてろよ?」
沙織が持ってきたいつもの私服に着替えさせられていた有理紗。ちなみにテニスウェアの方は洗濯中だとのこと。果たしてクライアント(顧客)とは何者か? そして有理紗を待ち受ける運命とは!?
つづく。
コメント
>途中の山奥に捨てられ放置されていた勢川理人だったが、数時間山中を歩いた果てに、長期間使われていない倉庫の廃墟を発見。そこで偶然にも縛られていた藤永沙織を発見した!
まさか、こんなに早く沙織ちゃんと再会するとは、これはまた運がいいのか…
…っと思ったら、物陰に隠れていたのか、再び現れた誘拐犯達に捕まってしまう理人くん…だから言わんこっちゃない、手の縄ぐらい解いておかないと…まあ管理人様的にはやっぱり再捕獲されないと理人くんの緊縛姿が見らないってのがあるのでしょうけど…やっぱり野郎はつかえね~、もう一回捨てられてこい!
そして私服姿に着替えさせられ(下着姿も見られちゃったのか…)、なんとクルーザーで連れさられる有理紗ちゃん、場所は海の上、状況的に絶望的ですね…
どうやら有理紗ちゃんの誘拐を依頼したクライアントがいるようですね、あの身代金茶番劇もそのクライアントの要望なのか…次回はいよいよ黒幕が解るのでしょうかね?
目的地はどこでしょうか?海外だったら最悪ですね、いつぞやの無人島でしょうか?気になりますね~
> やっぱり野郎はつかえね~、もう一回捨てられてこい!
やはり旅鴉様は野郎に対しては手厳しいですね(;^_^A アセアセ・・・
艱難辛苦の末に何とか沙織ちゃんのところまで辿り着いた理人くんを、まずは褒めていただきたいところです。尤もその後油断したのは、仰る通り彼も責めを免れませんが…。
> そして私服姿に着替えさせられ(下着姿も見られちゃったのか…)、なんとクルーザーで連れさられる有理紗ちゃん、場所は海の上、状況的に絶望的ですね…
まあそこは妙なところで紳士的?な誘拐犯一味。有理紗ちゃんの着替えの様子を盗撮したり覗き見したりといった下衆の所業はしてないでしょう。そこは安心?してください。