学生報道部VSグラビティ・ブレイカーズ 第3話

こちら学生報道部
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
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 鷺島国際大学報道部の小寺洸介漆崎亜沙美から、パルクールについて取材を受ける久我美輝たちグラビティ・ブレイカーズ。ところがその洸介と亜沙美が闇パルクール組織に誘拐され、二人を人質に取られたグラビティ・ブレイカーズは闇パルクールへの出場を強要される。
 そして時を同じくして組織の魔手は、同じ報道部の桜庭陽平鳳凰院優にも伸びようとしていた。

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

横浜駅にて

 横浜駅は、相変わらずの人波でごった返していた。観光客、ビジネス目的のサラリーマン、買い物袋を提げた家族連れ――その中に、鷺島国際大学報道部の桜庭陽平と鳳凰院優の姿が紛れ込んでいるはずだった。
 だが、今の彼らはただの来訪者ではない。闇パルクール組織に狙われた“獲物”に他ならなかった。

 グラビティ・ブレイカーズの五人――久我美輝、片倉ジョアン雅清志道考貴上月智晴和泉原萌菜は、駅西口の広場に駆け込んできていた。

 誘拐される前の洸介と亜沙美から「報道部には自分たちが今日運転して来た一台しか車がない」とたまたま雑談の中で聞いていたので、足がない陽平と優は公共の交通機関を使って横浜に来ると推理したのだ。何としても陽平と優が闇パルクール組織に拉致される前に保護しなければならない。

「でもどうするの?」美輝が息を切らしながら言った。「僕たち、その……桜庭陽平さんと鳳凰院優さんだっけ? その人たちの顔なんて誰も知らないよ?」

 それは当然だった。鷺島国際大学の報道部と直接接点を持ったのは、今日会ったばかりの洸介と亜沙美だけ。事前の取材打ち合わせでは、亜沙美と萌菜の間でメールのやり取りを数回した程度。残る他の部員たちの情報など、ほんの雑談で名前を耳にしたくらいだったのだ。

「大丈夫!」と萌菜が声を張る。「確か、報道部のホームページがあったはずよ!」

 彼女は震える指先でスマホを操作し、大学の公式サイトを検索する。数秒後、画面に「鷺島国際大学 報道部」のページが映し出された。そこには、洸介や亜沙美と並んで、他の部員たちの顔写真とプロフィールが一覧で掲載されていた。
 そこに確かに――桜庭陽平と鳳凰院優の姿もあった。

「よっしゃ、これで顔は分かったな」雅清が鋭く頷き、視線を仲間たちに巡らせる。人波の中、時間は一刻を争う。

「手分けして捜そう!」
 その声に四人の視線が一斉に集まった。

「俺とトモくんは在来線のホームや改札口を探してみる」
「了解!」と智晴が即座に応じる。

「コウキとモナちゃんは地下鉄を」
「オッケー!」と考貴が笑みを浮かべ、萌菜も大きく頷いた。

「ヨシくんはバス乗り場を当たってくれ!」
「分かった!」美輝が胸を叩いて答える。

 五人の掛け声が短く響いた。
 次の瞬間、彼らはそれぞれの持ち場へと駆け出していった。

 雑踏のざわめきに混じって、胸の鼓動がいやに大きく響く。――果たして間に合うのか。桜庭陽平と鳳凰院優が闇の手に堕ちる前に。

拉致現場にて

 バスプール近くのビルの裏にある薄暗い裏路地。無骨な白いワゴンの横で、二人の黒服の男が獲物を無理やり押さえ込んでいた。
 桜庭陽平と鳳凰院優――口をガムテープで塞がれ、体中を鎖で縛られた二人は必死にもがくが、腕力でねじ伏せられて抵抗も虚しい。

「コラッ! 暴れても無駄だ!」
「大人しくさっさと乗れ!」

 黒服たちは冷笑を浮かべながら二人を車の中へと押し込もうとする。
 陽平はくぐもった呻き声で「んんっ‼ んんむぅーっ‼」と叫び、優も「んむむぅ! んむぅうう‼」と涙を滲ませて身をよじる。
 しかし口にテープを貼られていては、助けを呼ぶことすらできない。

「しかしあっさりと上手く行ったな、ハハッ!」
「あんな子供騙しの偽電話に引っかかってくれるとはよ。手間が省けて助かったぜ!」

 黒服たちの下卑た笑いが路地に響いた――その時だった。

「――やめろっ!」

 鋭い声とともに、一人の少年が影の中から飛び出してきた。久我美輝だ。
 彼は二人と黒服たちの間に割って入り、両腕を広げて立ちはだかる。

久我美輝は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。
鎖で拘束された桜庭陽平と鳳凰院優は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成した画像を無料AI画像ジェネレーター:テキストでAIアートを創造 – SeaArt AIのクイックツール画像編集プロシーアート AIで加工して作成しました(口のガムテープは除く)。
黒服男(左)と背景は、Stable Diffusion Onlineで生成しました。
黒服男(右)は、Leonardo.AiのモデルLeonardo Anime XL(Character sheet)で生成しました。

「桜庭陽平さんと鳳凰院優さんですね?」

 思いも寄らぬ助けの出現に、陽平と優は目を見開いた。
 陽平が呻き声で「んんっ、んんむぅっ?(君は一体?)」と訴えると、美輝は力強く頷いた。

「危ないから後ろに下がってて!」

 今は鎖を解いてあげる余裕はないため、やむを得ず二人を縛られたまま後方へと下がらせると、美輝は黒服たちに視線を向ける。
 その眼差しは少年らしい柔らかさを消し、獣のような鋭さを宿していた。

「何だ小僧!? 邪魔をする気か!?」
「構わねぇ、やっちまえ!」

 黒服二人が同時に拳を振り上げる。
 だが次の瞬間、美輝の身体が風のように動いた。

「まとめてかかって来い! 僕が相手だ!」

 祖父から叩き込まれた拳法の型――低く沈み込むと同時に、鋭い拳が黒服の鳩尾を突き抜けた。苦悶の声を上げて一人が膝を折る。
 もう一人が背後から組み付こうとしたが、美輝は即座に身を捻り、肘打ちを顔面に叩き込んだ。鈍い音と共に、男は崩れ落ちていく。

「くそっ! 覚えてやがれ!!💦」

 ほんの数秒の出来事だった。
 荒い息を吐く黒服二人は、陽平と優を乗せるはずだった車に乗り込み、一目散に逃げだして行ったのだった。

 美輝は振り返り、縛られたまま物陰に隠れていた怯える陽平と優に向かって柔らかく笑みを見せた。

「もう大丈夫。僕が助けに来ましたから」

 緊張に震えていた二人の目に、希望の光が差し込むのだった。

(つづく)


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