夜空に輝く一等星 第27話

イラスト

サバゲ―サークル「DRYADES」の新規加入メンバーである上江洲紗樹は、夜に自宅近くで変質者に襲われたところを星彩のルミナに救われた。それ以来、紗樹はルミナの熱烈なファンとなる。
しかしその後、女子大生を狙った新たな拉致監禁事件が発生。アスカロン財団加藤段十郎喫茶店Lilyに姿を現し、またDRYADES代表を務める羽鳥瑠璃華の発案で学生たちによる自発的な夜間パトロールも始まり、事態は俄かに動き出す。

加藤段十郎も敵のアジトの一つの廃墟ホテルで鷹松優姫リネア=フリーデン=ヴァイサー、星彩のルミナと合流して、囚われていた別城寿莉愛を救出した。優姫と笹南侑衣梨の電話内容を聞いていた瑠璃華は、先走って単身で廃工場へと向かってしまう。侑衣梨とエターナルライバルエターナルフレンドの怪盗紳士コンビ、星彩のルミナ、段十郎とリネアも現場に到着し、いよいよクライマックスへ!

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

フロストリアの罠

廃工場の奥へと続く薄暗い通路を、鷹松優姫は一人、慎重に進んでいた。

天井の高い通路には、機械の残骸と折れた鉄骨が無秩序に転がり、足音がやけに大きく響く。

――静かすぎる。

仲間たちとは手分けして人質の捜索に入ったが、この静寂は、かえって不気味だった。

そのとき。

「……んっ……んん~っ……!!」

かすかに、だが確かに――
若い女性のものと思われる、押し殺した呻き声が耳に届いた。

優姫は反射的に立ち止まり、懐中電灯の光をそちらへ向ける。

「……今の声……」

壁際に並ぶ古い個室のひとつ。

半開きになった扉の奥から、音は聞こえてきている。

優姫は息を整え、そっと扉を押し開けた。

――ギィ……。

埃の匂いが、ふわりと鼻をつく。

懐中電灯の光が、室内をなぞるように走り――
そして、ソファの上で横たわる人影を照らし出した。

「……っ!」

思わず息を呑む。

縛られている笹南侑衣梨の画像生成AIイラスト@cryravens.bsky.socialによる投稿 — Blueskyは、旅鴉様提供。

そこには、両手を縛られ、口にはガムテープを貼られたまま、身動きも取れずにソファに横たわる笹南侑衣梨の姿があった。

「侑衣梨!?」

呼びかけると、侑衣梨は必死に首を動かし、

「んんーっ!! んんーっ!!」

と、涙を浮かべながら声にならない声を上げる。

「大丈夫、今助ける――」

優姫はすぐに駆け寄ろうと、一歩踏み出した。

だが――

その瞬間だった。

背後の闇から、ぬるりと不気味な影が伸びる。

まるで、生き物のようにうねる半透明の触手。

「……っ!?」

次の瞬間、優姫の腕と胴に、冷たい感触が絡みついた。

クラゲの触手に拘束された鷹松優姫は、PixAI – AIイラスト·AI画像専用の投稿&生成サイト(無料)のモデルTsubaki v1.1(訓練者:PixAI Official)で生成しました。

強烈な締め付け。

「くっ……こ、これは――!?」

懐中電灯が床に落ち、乾いた音を立てて転がる。

身動きが取れない。

引き剥がそうと力を込めても、触手はぴたりと体に吸い付くように離れなかった。

その時、室内の奥の影が、ゆっくりと蠢いた。

「オホホホホッ……!!」

耳障りに高い笑い声。

暗闇の中から、優雅に歩み出てきたのは――
クラゲのような半透明の触手を無数に揺らす、女の怪人だった。

「まんまと罠にかかったわねぇ……女刑事さん?」

フロストリアは、優姫を見下ろしながら、愉快そうに微笑む。

「……誰っ……!?」

歯を食いしばり、優姫が睨み返す。

その視線の先で、フロストリアの触手が、まるで意思を持つかのようにゆっくりと蠢いた。

「我こそはネオブラックマフィアの偉大なるデスクローン総統閣下にお仕えする女怪人、フロストリア! 安心なさい。あなたはとても“いい駒”だもの」

そして、ソファの上でもがく侑衣梨へと、ちらりと視線を向ける。

「ちょうどよかったわ。
二人まとめて、最高の見世物になるんですもの……」

「んんーっ!! んんーっ!!」

侑衣梨は必死に体をよじり、涙ながらに首を振る。

優姫は、その姿を見て、強く唇を噛みしめた。

――しまった。

完全に、誘い込まれていた。

薄暗い部屋の中で、
女刑事と若い婦警は、並んで囚われの身となり――

フロストリアの愉悦に満ちた笑い声だけが、廃工場の奥深くへと、いつまでも響き渡っていた。

段十郎VSヴォルフ

廃工場の奥へと続く、細く長い通路。

加藤段十郎は、足音を殺しながら、ひとりで建物の内部を捜索していた。

崩れかけた壁、錆びた配管、割れた蛍光灯――
どこから敵が現れてもおかしくない空間だ。

そのとき。

通り過ぎようとした一枚のドアの向こう側から、かすかな気配を感じ取った。

人の息遣い。
そして、抑え込まれたような、微かな動き。

段十郎の視線が鋭く細まる。

「……いるな」

次の瞬間――

ドンッ!!

段十郎は迷いなく、ドアを足で蹴破った。

木製の扉は鈍い音を立てて吹き飛び、部屋の中へと転がる。

「動くな!」

踏み込んだ視線の先。

薄暗い小部屋の中央に置かれた、粗末なベッドの上。

そこに――

拘束された上江州里恵(口枷除く)は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。

両手両足を鎖で拘束され、口には簡単に外せない口枷(所謂”バーギャグ”)を噛まされた少女の姿があった。

「……!」

段十郎は一瞬で状況を把握する。

「……上江州里恵か?」

呼びかけると、少女は目を見開き、必死に首を縦に振った。

「んんっ……! んんっ……!!」

その必死さが、この場所で何が行われていたかを、雄弁に物語っていた。

だが――

段十郎の意識は、すぐに別の存在へと引き戻される。

ベッドのすぐ脇。

迷彩服に身を包んだ、屈強な体格の男が、椅子に腰かけたまま、静かにこちらを見つめていた。

鋭い眼光。
無駄のない姿勢。

明らかに、ただ者ではない。

男は、ゆっくりと立ち上がった。

「……来たか」

低く、重い声。

段十郎は一歩も引かず、男を正面から睨み据える。

「ブラック・アークか?」

男は、薄く笑った。

「ブラック・アークの指揮官、コンラッド=ヴォルフ大佐だ」

そして、段十郎を値踏みするように眺めながら続ける。

「そういう貴様は――アスカロン財団の特務エージェント。
ライトシーカー、加藤段十郎……で間違いないな?」

「……随分と調べているじゃないか」

段十郎の声は低く、静かだった。

「お前の部下と、他の人質はどこだ?」

ヴォルフは、ちらりと里恵へ視線を向けたあと、段十郎へと向き直る。

「安心しろ。この部屋には、今――」

一歩、前に出る。

「俺とお前と、この小娘しかいない」

里恵の身体が、小さく震えた。

その様子を横目で確認しながら、ヴォルフは淡々と告げる。

「……前から、一度お前とはサシでやってみたいと思っていた。他の人質の居場所が知りたければ――」

ヴォルフは、腰の拳銃を抜き取ると、

カチャリ、と手際よく弾倉を外し、
中の弾をすべて床へ落とした。

乾いた金属音が、部屋に響く。

そして――

拳銃そのものを、無造作に床へ放り投げた。

「まず俺を倒してからにしろ」

一瞬の沈黙。

段十郎は、ヴォルフの目を見据えたまま、自分の拳銃を抜いた。

無言で弾を抜き、床へ落とす。

最後に、銃を床へ投げ捨てる。

カラン――

二つの拳銃が、部屋の中央で無力に転がった。

ベッドの上で縛られたままの里恵は、息を詰め、二人を交互に見つめている。

逃げ場のない、狭い空間。

拳も、足も、互いに届く距離。

ヴォルフは、ゆっくりと構えを取った。

無駄のない、実戦そのものの動き。

「来い、ライトシーカー」

段十郎もまた、静かに腰を落とす。

「……人質の前で殺し合う趣味はないがな」

「だが――」

視線が鋭く光る。

「お前を倒さなければ、誰も救えない」

次の瞬間。

床を蹴る音が、ほぼ同時に響いた。

重たい衝撃が、空気を裂く。

段十郎とヴォルフ――
二人の距離は一瞬で消え去り、

拳と拳が、真正面からぶつかり合った。

囚われた里恵が、思わず目を見開く中――

廃工場の一室で、
運命を懸けた一対一の戦いが、静かに幕を開けた。

(つづく)


コメント

  1. JUDO より:

    触手、筒轡(と言っていいんでしょうか?は、初試みですかね?
    いずれにしても、こういうときに、軟体動物系怪人は便利になりますな(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

    段十郎対ヴォルフ・・・これは、これはハリウッド作品のクライマックスで見られる最強親父(某セガールやら某ハリソンなどなど・・・)対テロリストの親玉という王道対決のようで・・・更に美少女(美人)の人質もセットという完璧な布陣(o^―^o)ニコ

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