ネオ・ヴゥンタジス・コーポレーション主催のネプチューン・イニシアチブ見学ツアーに参加した橘拓斗らエバーグレン高校の生徒たち。しかしそこにはネオブラックマフィアの罠が潜んでいた。食事に一服盛られていた睡眠薬で眠ってしまった拓斗たち、そして一人だけ難を逃れた中村弘樹の運命は!?
身体測定
レイラ・ジェーン・ウィルソンと滝沢美香の二人は、海底牧場施設内の医務研究室で、身体測定のデータを取られていた。
「身長体重は無論のこと、バスト、ウエスト、ヒップ、あらゆるデータを取り尽くしてやる。大人しくしてればすぐに終わるから暴れるなよ。ぐへへ…」
「んんーっ!んむぐぐーっ!!」
「んむむぅっ!!んんむーっ!!」
ネオブラックマフィアの黒い医師に直接イヤらしい手つきでボディタッチされそうになり、悲痛な視線と呻き声で抵抗の意思と不快感を訴えるレイラと美香。だがそこへ別の黒服男が部屋の中へ入って来た。
「K-0016からの命令だ。眼鏡の少女だけ別の部屋へ連れて行く」
「…チッ、これからってのに残念。まあもう一人はここに残るからいいかww」
「おいっ、下手な考えを起こすなよ? その少女たちに手を出していいのは総統閣下だけなんだからな!」
「はいはい、分かってるよ…」
ロープで吊るされていた両手首を拘束から解放され、口からガムテープも剥がされたレイラは、改めて縛り直されて廊下へと連行されて行った。
「イヤッ、放してよ! 私をどこに連れて行く気!?」
「質問に答える必要はない。とっとと歩け」
「あの部屋に残った美香ちゃんはどうなるの? 答えてくれないなら大声で騒いでやるからッ!」
「フハハハハ…好きにしろww いくら大声を出したところで地上には聞こえん。それにそんなにお友達のことが心配なら、素直に言うことに従った方が身のためだぞ?」
「うっ……」
美香を人質に取られているような状態では、今は逆らうのは得策ではないと判断したレイラは屈辱に耐え、ここは相手の言うとおりに従うことにするのだった。
悪の誘い
別室に着いたレイラはロープを解かれ、ソファに座らされた。そんな彼女を二人の科学者風の男が取り囲む。どうやら二人ともK-0016の直属の助手のようだ。
「レイラ=ジェーン=ウィルソン君、我々のリーダーK-0016は君の優秀な頭脳に着目している」
「K-0016が取り仕切る科学班のメンバーに加わるつもりはないか? このままデスクローン総統の愛玩動物として飼い殺されるより、その方が少しは待遇はマシだろう」
「冗談じゃないわ! どっちもお断りよ! アンタたち悪党の道具にされるくらいなら、〇んだ方がマシだわ!!💢」
「抜かしたな小娘!」
「せっかく情けをかけてやればつけあがりやがって! すぐに強がったことを後悔させてやるぞ!」
科学班たちを怒らせてしまい、再び縛り上げられてしまったレイラは実験室へと連れて行かれた。
「んんーっ!!んんーっ!!💦」
「フフフッ…お前は何の生物がモチーフの怪人に改造してもらいたいのかな?」( ̄ー ̄)ニヤリ
いろいろな動植物の遺伝子サンプルが入った試験管を黒い医師が見繕っている中、改造実験台に載せられたレイラは、果たして何をされようとしているのか!?
つづく。
コメント
>「身長体重は無論のこと、バスト、ウエスト、ヒップ、あらゆるデータを取り尽くしてやる。大人しくしてればすぐに終わるから暴れるなよ。ぐへへ…」
研究室らしきところで身体測定と言う名のセクハラを受けようとしていたレイラちゃんと美香ちゃん、節操のなさから旧ブラックマフィアの人間かな?
まあこんな美女2人を目の前にすると、セクハラしたくなる気持ちもわかりますが…
だがレイラちゃん連れ出しに来た男に止められる黒衣の医師だが…
>「おいっ、下手な考えを起こすなよ? その少女たちに手を出していいのは総統閣下だけなんだからな!」
>「はいはい、分かってるよ…」
これ解ってないやつだ…1人残された美香ちゃんが心配ではありますが…そろそろ鉄パイプ持った奴が現れそうな気配がするんですが…
そして、優れた頭脳を持つレイラちゃんを、自分達の仲間に引き入れようとするK-0016が率いる科学班…
レイラ「だが断る」
どうやらレイラちゃんは自分が優れていると思っている悪党に「NO」と断ってやる事が出来る子みたいですね。
その答えにプッツンきて紳士の仮面が剥がれた科学班、再びレイラちゃんを縛り上げガムテープで口を塞ぐ、
そして、メガネ美女のレイラちゃんをこともあろうに改造人間にしようとするのであった、ここで改造されちゃったら、それはそれで今後物語が広がり、どこぞバッタみたく活躍するのかもですが…それはとある神様の望む展開ではないでしょうね。