聖騎士団現る! 第1話

シブルリックオーダー
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※掲載されている画像の無断転載を禁じます!
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※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

決戦、メカビオベミラ!

 ――爆炎。
 琉那市の郊外にある廃工場跡が、轟音と閃光の連続で揺れた。

「くっ……!」
 紫の装甲――《流星(オリオン)》を纏った紫城心翔は、バスタードソードを握りしめ、迫り来る金属の巨体と必死に打ち合っていた。
 敵は、つい数日前に倒したはずの妖魔結社ザイザムの戦略諜報参謀――ビオベミラ。しかし今目の前にいるのは、生身ではない。脳を機械の躯に移植し、鋼鉄の巨兵と化したメカビオベミラだ。

「さぁ、もっと苦しめぇぇぇ!」
 金色に光る機眼が不気味に光り、腕部の回転鋸が唸りを上げる。
「させるかっ!」
 金色の《獅王(レオ)》――美濃本敦が、長距離ビームライフルを連射。青白い光線が工場内を貫き、メカビオベミラの装甲を弾き飛ばす――はずだった。
「なにっ……効いてねぇ!?」
 厚い複合装甲が、ビームすら通さない。

「――はぁっ!」
 エメラルドグリーンの《翠蘭(スイラン)》――瀬尾梨帆が疾駆。しなやかにスピアを振るい、足元を薙いだ。だが、槍先は火花を散らして弾かれ、逆に薙ぎ払われた金属の腕に吹き飛ばされる。
「ぐっ……!」

 流星オリオンの剣も、獅王レオの火力も、翠蘭スイランの槍も、敵の防御を抜けられない。
 三人の息は荒く、視界が汗と砂塵で霞む。
 そのとき――

 轟音が、空から降ってきた。
 廃工場の天井が崩れ、銀の閃光が舞い降りる。
 続けて、漆黒と緋色の影が背後から疾駆する。

「――遅くなったな」

 先頭の銀色の戦士は、長いオリハルコン刀を抜き放つ。刀身には不気味な紋様が浮かび、「偽刀《悪食》」の銘が刻まれている。
 漆黒の装甲の戦士は、両手にグレートソードを構え、炎を噴くような殺気を放った。
 そして小柄な緋色の戦士は、褐色の腕に握られた二本のトンファーを軽やかに回す。

「何者だ……?」心翔が呟く。

 答えるより先に、黒騎(カウザー)が動いた。
 爆ぜる土煙を裂き、巨躯のメカビオベミラへ突進。
「フン、それで終わりか、ビオベミラ?」
「……おのれェェェッ、貴様、何者!?」
 轟く声とともに、両者の武器が激突。金属音が耳を裂く。

 戦いは一方的だった。
 白銀(シルバー)の刀が関節部を裂き、緋炎(ファイア)のトンファーが装甲の隙間を叩き割る。
 カウザーは力任せではなく、怒りを研ぎ澄ませた正確無比な剣筋で巨体を押し込む。

「この私の顔を見忘れたか?」
 黒騎カウザーがヘルメットを外す。現れたのは、長い金髪と碧眼の美青年。
「ま、まさか……お前は!?」
「トドメだ! 我が恨みを思い知れ!!」

倒れるメカビオベミラは、Leonardo.AiのモデルLeonardo Anime XL(Anime General)で生成しました。

 咆哮とともに、グレートソードが振り下ろされる。
 ――金属を裂く轟音。
 メカビオベミラの巨体が真っ二つに割れ、火花と黒煙を噴きながら崩れ落ちた。

「ウギャアアッ!!!!!!」
 断末魔を残し、かつての女幹部は今度こそ地獄へ落ちた。

 静寂。
 白銀シルバーが刀を納め、緋炎ファイアが笑顔で手を振る。
 黒髪を後ろで束ねた白銀が、「いったいお前たちは何者なんだ?」という心翔の問いに肩をすくめる。
「ま、あとでご挨拶に顔出させてもらうわ。詳しいことはその時にな」

 三人は踵を返し、瓦礫の向こうへと去っていく。
 心翔、敦、梨帆は、ただ茫然とその背中を見送るしかなかった――。

指揮権剥奪!?

 数日後。
 シブルリックオーダー秘密基地――地下司令部。
 警報もなく、重厚な自動扉が静かに開いた。そこに現れたのは、黄金の髪、そして碧眼を涼やかに光らせる青年だった。その背後には、彼が連れて来た若者が三人、堂々と並び立つ。

「久しぶりだね、フィリス」
 微笑と共に放たれた低く響く声に、司令席の女性が目を見開く。
「……お兄様!?」
 シブルリックオーダー総司令フィリス=ミラ=エクセリアの口から驚きが洩れた。
 その男――リュキシアス=ネオレム=エクセリアは、フィリスの実兄にして、聖騎士団(ホーリーオーダー)の指揮官である。

 リュキシアスは静かに歩み寄り、横に立つ三人を手で示す。
「この間、メカビオベミラとの戦いで君たちを助けた仲間だ。正式に紹介しよう」

 最初に前に出たのは、黒髪を後ろで束ねた青年。黒いシャツにカーゴパンツという軽装だが、その整った顔立ちには油断ならぬ光が宿る。
三刀谷 迅毅(みとや としき)。《白銀(シルバー)》の装着者であり、ホーリーオーダーのリーダーだ」
「よろしくな♪」
 迅毅は軽く片手を上げ、にやりと笑った。飄々としたその仕草に、心翔は一瞬拍子抜けするが、どこか底の知れない気配を感じ取った。

 続いて、一歩前に出たのは長身の青年。長い金髪が背まで流れ、青い瞳は真っ直ぐに相手を見据える。
グレアム=グレゴリー=リチャードソン。《黒騎(カウザー)》の装着者だ」
 その名を聞いた瞬間、心翔と梨帆の間にわずかな緊張が走る。
 グレアムは二人に歩み寄ると、興味深げに顔を覗き込んだ。
「……あ、あのー、どこかでお会いしましたっけ?」心翔が恐る恐る口を開く。
「私を覚えていないのか?」グレアムの声音に、かすかな寂しさが滲む。「私だ。あの時戦った――妖魔暗黒騎士カウザーだ」
「あなたが……カウザー!?」梨帆の目が大きく見開かれる。
 かつてザイザムに拉致・洗脳され、彼は暗黒騎士として梨帆を人質に取り、心翔と死闘を繰り広げた。今はアスカロン財団の手で救出され、洗脳も解かれている。
「あの時は、君には申し訳ないことをした」
 真摯な謝罪の言葉に、梨帆は短く首を振る。
 そしてグレアムは心翔に目を向け、口元に戦士の笑みを浮かべた。
「……また改めて、勝負したい」
 その瞳に宿る闘志は、過去の呪縛ではなく、純粋な戦士の矜持によるものだった。

 最後に前に出たのは、小柄な少女。黒髪のボブカット、褐色の肌が健康的に輝き、均整の取れたスタイルの中に意外なほどの豊かな胸元を持つ。
与那城 咲琉(よなしろ えみる)。《緋炎(ファイア)》の装着者だ」
 咲琉は深く一礼し、明るい笑顔を見せる。
「初めまして。シブルリックオーダーの皆さん、お会いできて光栄です」
 礼儀正しいその声には、沖縄訛りがほんのり混じる。
「梨帆先輩は……前から、尊敬してました。こうして会えるなんて、夢みたいです」
 梨帆は思わず微笑み、「ありがとう」と短く返した。

 全員の紹介が終わると、リュキシアスは司令席の前に立ち、低く告げる。
「アスカロン財団の意向により、今後――シブルリックオーダーの指揮は、私が執らせてもらう」

 司令部に緊張が走る。
 フィリスは兄の瞳を見つめ、心翔たちは言葉を失う。
 果たして、これから何が起こるのか――。

(つづく)


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シブルリックオーダー
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コメント

  1. 旅鴉 より:

    やっぱり次はこれできましたか、復活!メカビオベミラ!
    脳以外は全て機械化へと改造したその姿、いったい誰が改造したのか?
    やっぱりルディウス元帥改め首領?それとも暗黒大博士か!?
    でもこんな機械化して復活するキャラ、昔のアクションゲームのラスボスにいましたね、ベア・ナックルだったかな…?

    さて、全身機械となりパワーアップしたビオベミラの前に苦戦するジブルリックオーダーの前に突如現れた新たなオリハルコンスーツを着た者達、
    復活怪人の性か、先ほどまでの活躍が嘘のように、新たに現れた者達にあっさりと倒されてしまうビオベミラ様…なんともあっけない…あっけない最期だった…今度こそ復活はなさそうですね…

    >「この私の顔を見忘れたか?」
    元妖魔暗黒騎士カウザーことグレアムに、この言葉を言わせたかったです!

    >刀身には不気味な紋様が浮かび、「偽刀《悪食》」の銘が刻まれている。
    彫ったのか…って多分迅毅そう勝手に名前を決められ、頭にきたアルマがそれならと彫ったんでしょうね(笑

    ビオベミラ様をあっさり始末した後、名乗るほどの者ではございませんとばかりに今は立ち去る迅毅達「聖騎士団(ホーリーオーダー)」
    だが、再会の日はすぐにやってきた

    フィリス司令の兄のリュキシアス=ネオレム=エクセリアが突如、昨日の3人を引き連れやってくる、そして突然入って来た兄ちゃんリュキシアスが3人を紹介する。

    >「よろしくな♪」
    姉弟揃ってどことなく軽い、三刀谷の弟の方、三刀谷迅毅。

    >「……あ、あのー、どこかでお会いしましたっけ?」
    何だか懐かしい雰囲気を感じる心翔くん
    >「私を覚えていないのか?」グレアムの声音に、かすかな寂しさが滲む。
    寂しがるところはちょっと可愛いが、覚えてるわけねーだろ、お前兜被ってたんだから!
    でもしっかりと梨帆ちゃんに詫びるところは偉い、そしてそれをあっさり許す梨帆ちゃんも優しいです。

    そして…

    >「初めまして。シブルリックオーダーの皆さん、お会いできて光栄です」

    いきなり好感度を上げてくるえみるー、さっそく尊敬してる梨帆ちゃんに会えてウキウキな感じ!

    ファーストコンタクトは上手くいったようで、これは仲良く出来そうな感…

    >「アスカロン財団の意向により、今後――シブルリックオーダーの指揮は、私が執らせてもらう」

    …っといきなりぶちかますリュキシアス…
    ああ…空気が一気に冷めた…

    ジブルリックオーダーサイドの声を表現するとしたら。

    「はぁ?💢」の一言でしょうね…

    • > やっぱりルディウス元帥改め首領?それとも暗黒大博士か!?

      今回登場させるヴィラン(制服姿の咲琉ちゃんを誘拐する役割)を誰にするか、実はまだ決めておらず迷っています。
      暗黒大博士がいいかなぁ…?
      小西李苑に施したレギウス用パワードモード装甲は本家(ブレイバーズ)から紛い物と喝破され、今また自分が改造したメカビオベミラもホーリーオーダー相手にあっさり敗れ、このままだと自分の沽券と商売に関わると焦った暗黒大博士が、ハイパーオリハルコンスーツの秘密を狙って咲琉ちゃんに魔手を伸ばすとか…。

      > …っといきなりぶちかますリュキシアス…
      > ああ…空気が一気に冷めた…

      果たしてリュキシアスとホーリーオーダーは、ニチアサ追加戦士が初登場の時点でありがちな高慢で非友好的な性格だったりするのか…!?
      たぶんその懸念は次回であっさりと吹き飛びます(;^_^A アセアセ・・・

  2. JUDO より:

    いきなり最終回と見紛うような連載スタート(1シーズンのみアニメ化された某魔法少女でもありましたが・・・(;^_^A)ですな。

    メカビオべミラ様、マシン・マゼ〇ダみたいになってしまい・・・我が軍もそろそろ大教授様のご助力を本格的に乞いますか。

    アスカロン財団、少々キナ臭くなりましたか。

    • > いきなり最終回と見紛うような連載スタート(1シーズンのみアニメ化された某魔法少女でもありましたが・・・(;^_^A)ですな。

      サイボーグとなって復活したフリーザ様とコルド大王父子が、いきなり初登場したトランクスにフルボッコにされてあっけなく退場したシーンを参考にしました。

      > アスカロン財団、少々キナ臭くなりましたか。

      これもアーロン会長のスーパーヒーロー統制計画の一環なのでしょうが、彼の唯一の誤算?だったのが、リュキシアスが極度のシスコンであったこと(;^_^A アセアセ・・・

      フィリス「お願いです、お兄様! 〇〇を許可してください!」
      リュキシアス「ダメだ。許可は出来ない。これは財団の決定だ」
      フィリス「…くっ、どうしてもダメですか?」
      リュキシアス「でもフィリス、君が水着コスプレ写真集の撮影モデルを引き受けて出版にも応じてくれるなら、何とか善処してみようじゃないか」( ̄ー ̄)ニヤリ
      フィリス「………」(´゚д゚`)ポカーン

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