夏合宿に向かうテニスサークル「TEAM FRIENDS」のメンバー、勢川理人、岸本愛実、平瀬倫生、藤永沙織の4人は、仲の良い後輩の女子高生・星本有理紗を誘って、目的地である鬼哭山のキャンプ場にやって来たのだが……。
凶悪犯によるキャンプ場襲撃事件も無事に解決したかと思いきや、理人たちは再び謎の集団に捕らえられてしまった!
秘密要塞
「んっ、んんっ…」( ノД`)シクシク…
マズい現場を目撃してしまい、謎のフード男たちに捕まってしまった星本有理紗。彼女は洞窟のさらに地下にあるまるで要塞のような区画に連れて来られ、そこで縛られてしまった。
まさかあの洞窟の地下にこんな広大な区画が整備されていようとは…!
有理紗のいる場所は、鍵の掛けられた扉や鉄格子のような脱出を遮るようなものはなく、特に見張りも付いていなかったが、この地下深い広大な地下要塞からはとても逃げられる気がしなかった。
心細い気持ちで不安に駆られながらしくしくと泣いていた有理紗だが、ふと近くの床にカッターナイフが落ちていたことに気がつく。もしかしたらこれがあれば脱出できるかもしれない! 思えば自分はいつも理人や愛実に助けられてばかりだった。いつまでも先輩たちに守られてばかりではダメだ! そう自分に聞き聞かせた有理紗は僅かな勇気を振り絞って一念奮起し、縛られている不自由な身体をカッターナイフのある方向へと必死に寄せる。
「んんっ!! んんっ!!」
しかし有理紗は気づいていなかった。そのカッターナイフはわざと彼女の目の付くところに置かれていたことに。そして彼女の行動は逐一、監視カメラによって要塞指令室から遠隔的に監視されていることに…。
生体実験
その頃、森で謎の集団に捕らえられた勢川理人は、愛実たち仲間とも引き離されて、一人だけ研究施設のような場所で拘束されていた。
「くっ…は、放せ! 僕らが一体何をしたって言うんだ!?」
理人の両手首と両足首にはしっかりと鉄枷が嵌められ、身動きは取れない。周囲では白衣を着た研究員と思しき怪しげな男たちがいろいろと実験機器を操作している。やがて一人の研究員が理人の前にやって来た。その顔を見て理人が驚く。
「あ、貴方は!?…確か隣のトレーラーハウスに泊まっていた田中さん!?」
その研究員は、理人たちと同じキャンプ場の利用客であった田中さん一家の父親だったのだ!
「フフフッ…覚えていてくれたかね勢川理人君。尤も田中というのは偽名だし、一緒にいた家族も全員偽装していた偽家族で組織の一員だがね」
「組織…?? ところで僕をどうするつもりだ!? 改造手術でもしようってのか?」
「心配するな。そこまではしないよ。我々の目的は、君のようなスポーツがそこそこ得意な若い青年の生体サンプルを採取することにある」
キャンプ場では「田中」と名乗っていた研究員の話では、インターハイ優勝者だとかプロ野球やプロサッカー選手、オリンピック代表選手クラスの有名人を狙うと騒ぎが大きくなるので、理人たちのようなそこそこスポーツが得意なレベルの一般の人間をターゲットに据えて拉致するのがちょうどいいのだという。
「愛実たちはどうした!? 仲間をどこにやったんだ!?」
「もうお喋りの時間は終わりだ。無事に家に帰りたかったら、我々に対して素直に従順でいた方が身のためだぞ。どれ、ひとまずコイツでも嗅いでもらおうか…」
「…な、何をするんだ!? やめろー!! んぐぐぅっ…んむむぅぅー!!」
理人は口と鼻にクロロホルムが染み込んで布を押し当てられ、気を失ってしまった。
果たして理人の運命は!?
そして愛実ら他の仲間たちはどこへ連れて行かれてしまったのであろうか!?
つづく。
コメント
やたらと広い地下室にポツンと1人監禁されている有理紗ちゃん、これは不安になりますよね~
テニスウェアの緊縛姿、初お披露目ですよね、実に良いですね~
この状況に絶望しながらしくしく泣いている有理紗ちゃんがふと床に目を落とすと…なんと脱出アイテムの十八番、カッターナイフが!
ドリーム出版などでよくあるアレですよね、これは使わない手はないですよね~、もじもじしながら懸命にカッターナイフを使って縄を解こうとする有理紗ちゃんの姿を想像するだけでお腹いっぱいになりそうですね。
>しかし有理紗は気づいていなかった。そのカッターナイフはわざと彼女の目の付くところに置かれていたことに。そして彼女の行動は逐一、監視カメラによって要塞指令室から遠隔的に監視されていることに…。
デスヨネー、うん、良い趣味してる、こうゆう姿を眺めるのが良いんですよ、そして再捕獲までがセットですよね~
ところ変わって…なんだ野郎の拘束か…(オイオイ引き返すな
捕らわれの理人くんの前に現れたのは…
「あ、貴方は!?…確か隣のトレーラーハウスに泊まっていた田中さん!?」
誰やねん…って思ったら、ああ、偽装してたキャンプ客ですか、本当に劇団員だらけだったんですね~
さて、理人くんを誘拐した目的は…
>「我々の目的は、君のようなスポーツがそこそこ得意な若い青年の生体サンプルを採取することにある」
なるほど…なんだか凄くマッドな大きな秘密組織のようだ…
>キャンプ場では「田中」と名乗っていた研究員の話では、インターハイ優勝者だとかプロ野球やプロサッカー選手、オリンピック代表選手クラスの有名人を狙うと騒ぎが大きくなるので、理人たちのようなそこそこスポーツが得意なレベルの一般の人間をターゲットに据えて拉致するのがちょうどいいのだという。
え…まあそうだろうけど…なんだかヘタレと言うかセコイと言うか…急に小物臭が…
でも前回神の贄がどうとか言ってたような、マッドなサイエンティストなのかカルトなのか、色々とカオスな組織のようですね…
さて、他のメンバーのことも気になるところですね(特に女性陣
> やたらと広い地下室にポツンと1人監禁されている有理紗ちゃん、これは不安になりますよね~
> テニスウェアの緊縛姿、初お披露目ですよね、実に良いですね~
やはり今回エピソードの最大の目玉は、有理紗ちゃんのテニスウェア姿でしょうから、彼女のテニスルック緊縛パターンもこの際なのでたくさん試してみたいですね♪
> ドリーム出版などでよくあるアレですよね、これは使わない手はないですよね~、もじもじしながら懸命にカッターナイフを使って縄を解こうとする有理紗ちゃんの姿を想像するだけでお腹いっぱいになりそうですね。
ちなみにカッターナイフを使って一度縄抜けに成功した後でしばらくしてから再捕獲されるのと、縄が完全に切れる前に見張りに見つかってしまいカッターナイフを取り上げられてしまうのと、どちらのパターンがお好きですか?
管理人は両方好きです(^^♪
>ちなみにカッターナイフを使って一度縄抜けに成功した後でしばらくしてから再捕獲されるのと、縄が完全に切れる前に見張りに見つかってしまいカッターナイフを取り上げられてしまうのと、どちらのパターンがお好きですか?
自分も両方好きですね、でも縄を解いた後で後ろから口を塞がれ、後ろ手に腕を捻り上げられるって展開は確かに興奮しますね。
ド〇ーム出版でもたまに「ようやく両手の縄を自力で解き終わって、これから足首を縛っている縄を解こうとしたちょうどのタイミングで戻って来た犯人(浜田さん?)に見つかり、後ろ手に腕を捻り上げられて再度縛り直される」展開がありましたね。できればそのパターンを白ミニスカを穿いた宮田〇りさん、児玉ひ〇るさん、小川め〇みさんで見て見たかったです。ド〇ーム出版の作品は後年になるほど白ミニスカの着用率が低くなり、個人的にはその点が非情に残念でした_| ̄|○
完全にカッターで切る直前にカッター取り上げられ、さらに厳重拘束(最初からされていなければ、ここで猿轡追加が好きです( ̄ー ̄)ニヤリ)されてしまうパターンを希望です!
もうご存知かもしれませんが海外ドラマです。16:17のところでそんなシーンがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=6XPMJADnD-8&t=1210s