学生報道部VSグラビティ・ブレイカーズ 第2話

こちら学生報道部
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
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鷺島国際大学報道部の小寺洸介漆崎亜沙美から、パルクールについて取材を受ける久我美輝たちグラビティ・ブレイカーズ。ところがその洸介と亜沙美が闇パルクール運営委員会を名乗る男たちに誘拐され、二人を人質に取られたグラビティ・ブレイカーズは闇パルクールへの出場を強要されることに。

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

グラビティ・ブレイカーズの作戦会議

 急いで仲間たちのところへ戻った美輝は、洸介たちが連れ去られた事情を説明した。
 その場の空気は張りつめ、誰もが真剣な眼差しで美輝の言葉を聞いていた。

「……というわけで、洸介さんと亜沙美さんは黒服の連中に連れ去られた。やつらは“闇パルクール”の使者を名乗っていたんだ」

「闇パルクール……?」
 志道考貴が低く唸る。

「ヨシくん、具体的に何か手掛かりは?」
 リーダー格の片倉ジョアン雅清が問いかける。

 美輝は黙って、あの時受け取ったカードをテーブルに置いた。そこには指定された日時と場所が明記されていた。

「これが……指定された日時と場所だよ。奴らの言うとおりにしないと、洸介さんと亜沙美さんの命が危ないんだ!」

 沈黙を破ったのは和泉原萌菜だった。
「……ちょっと待って。最近のネットニュースに似たような話があった気がする」

「俺も検索してみる」
 上月智晴がすぐにノートPCを開き、萌菜と並んで調べ始める。しばらくすると、画面に不穏な見出しが浮かび上がった。

『パルクールチーム所属の若者たち、相次ぐ謎の失踪──警察も原因不明』

「……ほら、これよ!」
 萌菜が声を上げる。

 記事には、全国各地でパルクール選手や練習生が突然姿を消す事件が連続して発生していることが記されていた。

「きっとこれ、闇パルクールと関係してるに違いないよ」
 智晴が険しい表情で言う。

「つまり、洸介さんと亜沙美さんも……その事件に巻き込まれたってことか」
 雅清が拳を握りしめる。

 場の空気が一層重くなる中、美輝は強く言い切った。
「絶対に助け出す。闇パルクールが何であろうと……僕たちグラビティ・ブレイカーズの力で!」
「勿論だぜ!」
「闇パルクールだか何だか知らないけど、どんと来やがれってんだ!」

囚われの身となった洸介と亜沙美を救うため、闇のパルクールからの挑戦を受けることを少しも臆することなく全会一致で即決断した美輝たち。洸介たちとはまだ知り合って日も浅いが、それでも二人を見捨てて知らないふりをするという選択肢は、美輝たちには最初からなかった。ここで萌菜が、何かを思い出したかのように、ふと声を上げる。

「そうだ! 警察には連絡するなっては脅されてるけど、鷺島の大学の報道部の人たちには一応この事を知らせておかないと!」
「モナちゃん、連絡先は知ってるのか?」
「うん、亜沙美さんから名刺もらってたから大丈夫」

萌菜は自分のスマホをポケットから取り出して、事前に教えてもらっていた番号へかけ始めた。

偽りの電話

 一方その頃、埼玉県鷺島市にある鷺島国際大学のキャンパスにある報道部の部室。
 部室で作業していた桜庭陽平のスマホが突然鳴り響いた。

「……もしもし、桜庭です。ああ、あなた方はグラビティ・ブレイカーズの? 今日の取材は無事に終わりましたか? ……はい……はい……えっ!? 何ですって!?💦」

 陽平の声が一段と大きくなる。部室にいた他の部員たちがざわめいた。
「……事情は分かりました。僕たちもすぐそちらに向かいます」

桜庭陽平、鳳凰院優、報道部の部室背景は、Dreamina: Create realistic talking avatars with AI avatar generatorで生成しました。

 通話を終えた陽平の顔は蒼白だった。すぐに鳳凰院優が駆け寄る。
「桜庭くん? 何かあったの?」

「大変だ優ちゃん! どうやら小寺と亜沙美ちゃんが事件に巻き込まれたらしい!」

「小寺くんと亜沙美が!? それって本当なの!?」
 優の声が震える。

「僕たちもすぐ現場に急行だ!」
 陽平は荷物をまとめながら叫んだ。

 だが、報道部には洸介たちが乗って行った車しかなく、残された二人には足がなかった。
 陽平と優は顔を見合わせ──そして頷く。

「仕方ない、公共の交通機関を使うしかないな!」
「うん! 絶対に二人を助ける手がかりを見つけなくちゃ!」

 こうして二人は駅に向かい、埼玉から横浜へと電車に飛び乗った。
 胸に不安と決意を抱きながら──。

しかし、それから数分後――
報道部部室の備え付けの固定電話に一本の電話がかかってきた。留守番をしていた2年生の先輩部員が受話器を受け取る。

「もしもし、グラビティ・ブレイカーズの和泉原萌菜といいます。報道部の桜庭陽平さんか鳳凰院優さんはいらっしゃいますか?」

「ああ、桜庭と鳳凰院なら、ついさっきグラビティ・ブレイカーズの人に電話で呼び出されて外に出かけて行きましたけど?」

「……えっ!? それって本当ですか!?💦」
 萌菜の声が裏返った。

 彼女は思わず仲間の方へ視線を向ける。まるで「私以外に誰か先に電話を掛けたの?」と問うように。

 だがその場にいた美輝、雅清、考貴、智晴の四人は、一様に驚いた表情を浮かべ、誰もが「自分じゃない」と無言で首を横に振った。

「……!」
 萌菜の心臓が嫌な音を立てる。

 ――誰かが、私たちを騙って陽平さんと優さんをおびき出した!?

 室内の空気が一気に凍りついた。
 考貴が唇を噛みしめながら低く言う。
「くそ……つまり、敵はすでに他の報道部員にも手を伸ばしてるってことかよ」

 智晴も拳を握りしめる。
「二人が狙われたら、俺たち以上に危険じゃないか……普通の大学生なんだよな?」

 雅清は黙って空を見上げ、深く息を吐いた。
「やられたな……。相手は周到だ。俺たちの名を騙るなんて」

 美輝は手元のカードを見つめたまま、声を絞り出す。
「……洸介さんと亜沙美さんを奪った連中と同じ仕業だ。次のターゲットは、陽平さんと優さん……」

 萌菜は今にも泣き出しそうな声で呟いた。
「お願い……どうか二人に、何も起きていませんように……」

 闇パルクールの影は、確実に広がりつつあった。

(つづく)


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コメント

  1. JUDO より:

    陽平君&優ちゃん・・・青とピンクのコンビが連縛されるかと思うと(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

    味方を装った電話は定番ですが、闇パルクールにも高度なボイスチェンジャーでもあるんでしょうか?

    • > 陽平君&優ちゃん・・・青とピンクのコンビが連縛されるかと思うと(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

      次回の第3話を是非ご期待ください( ̄ー ̄)ニヤリ

      > 味方を装った電話は定番ですが、闇パルクールにも高度なボイスチェンジャーでもあるんでしょうか?

      陽平くんと優ちゃんは、たぶんグラビティ・ブレイカーズと直接会ったことはこの時点でまだないと思うので、誰も声なんて知りません。なので敵にとって騙すのは容易と思われます。

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