聖騎士団現る! 第7話

シブルリックオーダー
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※掲載されている画像の無断転載を禁じます!
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暗黒大博士に囚われている瀬尾梨帆を救うため、シブルリックオーダーホーリーオーダーの両チームはハイテクオリハルコンスーツのアップグレードを急ぐ。

※chatGPTで生成した文章に、一部編集を加えております。

いざ、決戦へ!

 乾いた風が吹きすさぶ採石場に、紫城心翔美濃本敦の二人の姿があった。
 岩肌に反射する太陽の光が、白く鋭い刃のように辺りを照らしている。

 「梨帆はどこだ!?」
 心翔が声を張り上げる。

 「……フン。あれを見ろ!」
 ギガントロイドの金属声が轟き、指し示した丘の上――そこには、全身を縄で縛られ、口を猿轡で塞がれた瀬尾梨帆の姿があった。
 1本の木に繋がれ、弱々しくも必死にこちらを見つめるその瞳。

「んっ、んんっ…!!」

瀬尾梨帆イラストは、KazuHanabi様。
背景は、Stable Diffusion Onlineで生成しました。

 「約束のデータはどうした?」
 ギガントロイドが一歩、踏み出すたびに地面が震える。

 心翔はポケットから銀色のUSBメモリを掲げた。
 「この中にある!」

 「よし……ではお前が一人でこちらに持ってこい!」
 「ふざけるな! 梨帆が先だ!」
 「いや、USBメモリが先だ! 人質がどうなってもいいのか!?」

 金属の巨体と心翔の視線がぶつかり合い、重苦しい沈黙が広がる。
 押し問答が続くその裏で――。

 岩陰を伝い、三つの影が音もなく走っていた。
 「……今だ」迅毅が低く呟く。
 「了解」グレアムが応じる。
 「行きます……っ!」咲琉も決意を込めて頷いた。

 三刀谷迅毅は白銀の輝きを纏う〈白銀(シルバー)〉を、
 グレアム=グレゴリー=リチャードソンは漆黒の装甲〈黒騎(カウザー)〉を、
 与那城咲琉は紅蓮の炎を宿す〈緋炎(ファイア)〉を身にまとい――。

 瞬時に丘の上の縄を断ち切り、猿轡を外した。
 「……っはぁ……!」解放された梨帆の瞳に、希望の光が宿る。

 「梨帆さん!大丈夫ですか!?」
 「ありがとう咲琉ちゃん!」
 梨帆と咲琉が互いに手を握りしめる。
 「退避だ!」迅毅が叫び、三人は梨帆を守りながら岩陰へと跳んだ。

 「……お……おのれ! 謀ったな!!」
 ギガントロイドの目が赤く灼け、怒声が轟音となって採石場に響き渡る。

 「へへん! ザマァ見ろ!!」
 心翔が勝ち誇った笑みを浮かべ、敦と共に駆け出した。

 救出された梨帆も加わり、三人は近くに待機していた移動基地トレーラーへ飛び込む。
 瞬間、トレーラーの格納庫が開き、オリハルコンの輝きが迸った。

 心翔は流星のように煌めく〈流星(オリオン)〉を、
 敦は咆哮する獅子を象る〈獅王(レオ)〉を、
 梨帆は翠玉の光を湛える〈翠蘭(スイラン)〉を――。

 三人は一斉に装着し、戦闘モードへと移行する。
 すでにハイテクオリハルコンスーツのアップグレード作業は完了していたのだった。

 「これで全員そろった!」
 「オリハルコンの秘密はお前たちには渡さない!」
 「……行くぞ!」

 空気が震え、採石場の空に金属と怒号の戦いの幕が切って落とされた――。

ダブルオーダーの共闘

 採石場の大地が震えた。
 怒り狂ったギガントロイドが、巨腕を振り上げて岩盤を粉砕する。
 「小僧どもがァ! 一人残らず粉々にしてくれるわッ!!」

 「やれるもんならやってみろ!」
 心翔が〈流星(オリオン)〉のスラスターを点火し、鋭い突進を仕掛けた。
 だがギガントロイドは分厚い装甲に覆われた腕で容易く弾き返す。

 「チッ、硬ぇな!」
 敦が〈獅王(レオ)〉の豪腕を振り下ろす。拳が地面を砕き、衝撃波がギガントロイドの足元を襲った。

 「ぬぅんッ!」ギガントロイドは踏みとどまり、獅子の一撃を耐え切る。

 「行くぞ、えみるー!」
 「はいっ、とーしーさん!」
 迅毅の〈白銀(シルバー)〉と、咲琉の〈緋炎(ファイア)〉が左右から同時に突撃。
 白銀の閃光と緋炎の火焔が交錯し、巨体を切り裂かんと迫る。

 「二人がかりかァッ!!」
 ギガントロイドが咆哮し、両腕を広げて二人を薙ぎ払う。しかしその隙を――。

 「オラァッ!」
 グレアムの〈黒騎士(カウザー)〉が背後から一閃、黒き刃で装甲を削ぎ取った。
 「ぐおおおッ!」火花が散り、ギガントロイドの背部に傷が走る。

 「今だわ!」
 〈翠蘭(スイラン)〉を装着した梨帆が、翠光のスピアを振りかざす。
 光の刃が敵の装甲を引き裂き、さらに損傷を拡大させた。

 「やるな、シブルリックオーダー!」迅毅が声を上げる。
 「当たり前です! 梨帆さんは私の尊敬する先輩ですから!」咲琉が応じ、再び炎を纏った拳を突き出した。
 「私たちホーリーオーダーも負けてはおれんな!」グレアムも呼応して咲琉の攻撃に続く!

 怒涛の連携攻撃に追い詰められたギガントロイドは、ついに地面へ片膝をつく。
 「ま、まだだァァァ!!」

 「ここで決める!」心翔が叫ぶ。
 6人の戦士たちは互いに視線を交わし、一斉に必殺技を展開した。

 「流星(オリオン)――流星衝破ッ!!」
 「獅王(レオ)――獅子烈破拳ッ!!」
 「翠蘭(スイラン)――翠風連矢ッ!!」
 「白銀(シルバー)――光刃断罪閃ッ!!」
 「黒騎士(カウザー)――暗黒滅斬ッ!!」
 「緋炎(ファイア)――紅蓮爆炎撃ッ!!」

 光、炎、風、影、雷撃のようなエネルギーが一点に収束し、ギガントロイドの胸部を貫いた。

 「ば、馬鹿な……このギガントロイドが……こんな、小僧どもに……! 暗黒大博士、バ、バンザ~イッッ!!!!!」
 その巨体が爆ぜ、閃光と爆炎が採石場を包み込む。

 爆発の衝撃が収まると、そこには――砕け散った金属片だけが残っていた。

 「……やったな」
 迅毅が汗を拭い、仲間たちへ頷いた。
 「ええ。これで終わりましたね」咲琉が息をつき、笑顔を浮かべる。


 一方その頃――暗黒大博士のアジト。
 通信機の報告を聞き終えた博士の表情が、憤怒に歪んでいた。

 「……な、何だと……ギガントロイドが……!?」
 身体中から黒煙を吐きながら顔が軋み、怒声が研究室に響き渡る。

 「おのれぇぇぇッ!! よくもギガントロイドをぉぉぉぉぉ!!!」

 博士の叫びは、闇の奥底で新たな狂気を孕んでゆくのだった――。

(つづく)


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コメント

  1. bakubond より:

     ご無沙汰しております。
     屋外で木に縛り付けられているという場合、立ち姿になるのが定番で座らされた状態というのは珍しい気がします。

     梨帆ちゃんを救出した後はアルマちゃんの力でアップグレードを果たしたシブルリックオーダーとホーリーオーダーの共闘で見事ギガントロイドを撃破‼次回はフィリス様=天空(ゴッデス)もこの輪に加わってほしいと思うのは私だけではないはずです。アルマちゃんの力をもってすれば5分間制限の弱点もクリアできそうですし…。

  2. JUDO より:

    天然の木に縛り付けるというのは、なかなか珍しいパターンでしょうか?

    王道の救出劇からの燃える燃える共闘でしたね(⌒∇⌒)

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