BRAVERS EDITION episode.20

BRAVE SUCCESSION
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※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※掲載されている画像の無断転載を禁じます!
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犯罪組織ネオブラックマフィアの違法薬物取引の現場を偶然に目撃してしまったごく普通の平凡な男子高校生・夏幹時生を警護するため、彩堂寺戒錦織佳代稲垣健斗の3人が合同でチームを組んで任務にあたることになった。

※文章は、chatGPTで生成しております。

護衛任務開始!

夏幹時生のマンション

戒が運転する車は、静かな住宅街の一角にある高層マンションの前で停まった。助手席に座る佳代は手元のファイルを開き、任務対象である少年、夏幹時生のプロフィールを読み上げている。

「夏幹時生、東京都立水瀬高等学校普通科に通う高校2年生。年齢は17歳。身長は175センチ、体重は65キロ。誕生日は8月15日で、血液型はO型の獅子座。父親は商社マン、母親は専業主婦。両親は父親の仕事の都合で海外に長期滞在中で、時生くんは日本に一人で残っているわけね」

佳代が読み終えると、後部座席から健斗が呟いた。
「つまり、放っとかれてるってわけか。俺ならそんなの耐えられねぇな」

戒はバックミラー越しに健斗を一瞥し、短く答える。
「お前の意見は聞いていない」

「なっ!」
健斗が反論しようとするが、戒はそれを無視して車を降りた。

「行くぞ」

佳代が続き、健斗も慌てて車を降りる。三人はそろってマンションの高層階へ向かった。


時生との対面

エレベーターを降り、指定された部屋の前で戒がドアベルを鳴らした。しばらくすると、ドアが少しだけ開き、中から少年が顔を出す。
その少年こそ、夏幹時生だった。

「なんですか?」
やや不機嫌そうな表情を浮かべた時生に、戒はICPO捜査官の身分証を無言で提示する。

「夏幹時生君だな。俺たちは君の護衛のために来た」

時生はその言葉を聞いた瞬間、露骨に眉をひそめた。

「護衛? なんで俺がそんなの必要なんだよ?」

「君がネオブラックマフィアの薬物取引現場を目撃したからだ。すでに君の情報は彼らに知られている可能性が高い。命を狙われるリスクがある」
戒は冷静かつ端的に説明した。

だが、時生の態度はますます硬化する。

「聞いてないし、そんなの関係ない! とにかく迷惑だから帰ってくれ!」

夏幹時生イラストは、花房ケイ様。
彩堂寺戒、稲垣健斗、錦織佳代は、Leonardo.AiのモデルLeonardo Anime XLで生成しました。
背景は、【フリー素材】 みんちりえ 【背景イラスト配布サイト】様のフリー素材より拝借しました。

「君の身を守るためだ。俺たちが来ることは、所轄の警察から事前に説明があったはずだが?」
戒は動じることなく言葉を重ねるが、時生は首を振る。

「知らないし、そんなの要らない! 部屋に入らせる気もないから!」

言い終わるや否や、時生はバタンとドアを閉めた。


マンションの外での警護

「ったく、何なんだあいつ!」
マンションの前に戻ってきた健斗は、怒りを露わにしながら声を上げる。

「護衛してもらえるってのに、あの態度はねぇだろ!」

佳代は軽くため息をつきながら健斗の肩を軽く叩いた。
「まぁまぁ、いきなり知らない人が来て『護衛する』なんて言われたら、普通は警戒するわよ。それに、両親が海外にいるんじゃ、精神的に不安定になっててもおかしくないわ」

「それにしたってさぁ……」
健斗はなおも納得がいかない様子だ。

一方、戒は腕を組みながらマンションの窓を見上げていた。
「室内に入るのが無理なら、外から警護するだけだ」

「え? 外から?」
健斗が目を丸くする。

「俺たちが護衛を放棄すれば、奴らにとって格好の獲物だ。護衛の依頼を断る権利は彼にはない。俺たちは必要な仕事をするだけだ」

その冷静な判断に、佳代がうなずいた。
「そうね。まずは様子を見るしかないか。健斗、文句ばっかり言ってないで、しっかり協力しなさいよ」

「……わかったよ、佳代さんがそう言うなら」
しぶしぶ頷いた健斗だったが、内心ではまだ納得できない気持ちを抱えたままだった。

こうして、戒、佳代、健斗の三人は、マンションの外から時生を守るための警護を開始したのだった。

幼馴染の秘密

マンションの前に停めた車の中で、戒、佳代、健斗の三人は交代で警護の任務を続けていた。そして翌朝になり、窓の外はすっかり明るくなった。街はいつものように動き出している。

「来たぞ」
戒の一言で車内に緊張が走る。視線の先には、制服姿に着替えた夏幹時生が現れた。だが、彼は一人ではなかった。

夏幹時生と広田真衣イラストは、花房ケイ様。
背景は、【フリー素材】 みんちりえ 【背景イラスト配布サイト】様のフリー素材より拝借しました。

時生の隣には、同じ学校の制服を着た女子高生がいた。清楚なロングヘアの髪に、明るい笑顔を浮かべた美少女。二人はまるでカップルのように親密な雰囲気を醸し出しながら、並んで歩いている。やがてマンションの正面玄関から自転車に乗ると、楽しそうに話しながら学校へ向かっていった。

「佳代、あの女の子は誰だ?」
戒が短く尋ねる。

「え~っと、ちょっと待ってね」
佳代は手早くタブレットを操作し、捜査ファイルを開いた。すぐに目当ての情報が見つかる。

「名前は広田真衣。17歳。時生くんの部屋の隣に住んでいる女子高生で、彼と同じ学校に通っているみたい。しかもクラスメイト。それだけじゃない、幼馴染だって!」
佳代はにやりと笑い、声を弾ませた。
「はは~ん、そういうことね♪」

「なるほどな……」
戒も納得したように頷く。

だが、そんな二人のやり取りを見た健斗は、意味が分からずムッとした表情を浮かべる。
「何だよ、二人してニヤニヤ笑ってさ! 何か分かったなら俺にも教えてくれよ!」

佳代は苦笑しながら、健斗に言った。
「全く鈍いんだから。つまりね、時生くんは真衣ちゃんのことが好きなのよ」

「えーっ!?」
健斗の目が驚きで大きく見開かれる。

その反応を横目に、戒は静かに推測を語り出した。
「夏幹時生が日本に残って一人暮らしをしているのも、両親に放っておかれた訳じゃないだろう。幼馴染の彼女から離れたくなくて、自分から両親に頼んで日本に残してもらったんじゃないか? 俺たちを追い返したのも、彼女を危険に巻き込みたくないからだろうな」

「なるほど…」
健斗は腕を組み、しばらく黙った後でぽつりと漏らした。
「男女の恋心は難しいぜ」

戒は無言でエンジンをかけ、車をゆっくりと発進させた。

「さて、学校までの道中も安全とは限らない。本人たちに気づかれないように尾行するぞ」

車内の空気が引き締まる中、佳代はタブレットを閉じ、健斗は窓の外をじっと見つめた。前方には、楽しげに自転車を漕ぐ時生と真衣の姿が見える。彼らのやり取りに微笑ましさを感じつつも、戒たちは任務として冷静にその姿を追っていた。

こうして、彼らの警護は二人の青春の影に寄り添いながら続いていくのだった。

暗黒の命令

都内某所、繁華街の地下深くに広がるネオブラックマフィア東京支部のアジト。鉄骨むき出しの天井、無数のケーブルが這う壁、低くうなる機械音――この場所はまさに闇の巣窟であった。

広いホールの中央に、組織の幹部・加茂嶋青虎かもしま せいこが一人、膝をついていた。無造作に結われた青い髪に、険しい顔つきの中年男。その額には汗が滲み、鋭い目つきも今はうつむいている。

その視線の先、ホログラフィで浮かび上がる巨大な黒い姿があった。全身を黒い甲冑で覆い、表情を一切読み取らせない鉄仮面。肩からなびく漆黒のマントが威圧感をさらに強める。ネオブラックマフィアの絶対的支配者、デスクローン総統である。

「加茂嶋青虎……貴様の失態には、もはや失望を禁じ得ぬぞ」
総統の声は深く低く、洞窟の奥から響くようだ。その口調には冷酷さと圧倒的な権威が宿っている。

青虎はギリッと奥歯を噛み締めながらも、なお頭を垂れた。
「恐れ入ります、総統閣下。ですが、どうかもう一度だけ猶予を賜りたく存じます!」

「猶予、だと?」
デスクローンの仮面の奥で光る紅い瞳がぎらりと輝いた。

「目撃者を放置しておけば、これまで余が築き上げてきた薬物ネットワークが蟻の一穴から崩壊する恐れがある。そうなれば、我が組織は貴重な収入源の一つを失うのだ。分かっておるのか?」
「承知しております!」
青虎は地に頭を擦りつけんばかりに平伏する。

「ならば、どうするつもりか?」

顔を上げた青虎の目には、必死の光が宿っていた。
「目撃者の少年は、必ずや近日中に始末してみせます! 閣下の期待にお応えするため、命を賭して――」

だが、その言葉を遮るようにデスクローン総統は声を上げた。
殺すな。

「――えっ……?」
一瞬、青虎の表情が困惑に歪む。

「目撃者の少年……夏幹時生とか言ったな。その者は生かして余のもとへ連れて来い。よいな?」

デスクローンの言葉は冷たく、だが反論を一切許さぬ威圧感があった。青虎は驚きつつもすぐに頭を垂れ直し、声を張り上げる。
「はっ……! 総統閣下のご命令、しかと承りました!」

デスクローンのホログラフィの姿が薄れ始めると、最後に低い声が響いた。
「もし貴様が再び失敗するようなことがあれば……そのときは、自らの命で償う覚悟をしておけ」

その一言に、青虎の背筋が凍る。


ホールに静寂が戻ると、青虎はゆっくりと立ち上がった。その顔には、怯えと決意が入り混じっている。

「目撃者を生け捕りに……か」
青虎は苦々しく呟く。

やがて彼の体に異変が起き始めた。首筋の皮膚が硬化し、血管が黒く脈打つ。
「まあいいさ。俺には失敗は許されねぇんだ……ならば全力を尽くすまでよ!」

ネイビータイガーは、leonardo.aiのモデルDreamShaper v7で生成しました。

彼の口元が不気味に歪むと、その姿は瞬く間に変わっていった。人間の枠を超えた、獣のような怪物――ネオブラックマフィアが誇る改造人間、加茂嶋青虎の「怪人形態」だ。

ネイビータイガー、それが加茂嶋の変身体の名前である。

「夏幹時生……覚悟しておけ。お前の人生は、ここで終わるんだよ」

そう吐き捨てると、ネイビータイガーは闇の中へと姿を消した。アジトに再び静寂が訪れる頃、暗黒の作戦は確実に動き始めていたのだった。

つづく。


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コメント

  1. 旅鴉 より:

    ブレイバーズとICPOの連合トリオが、ネオブラックマフィアに狙われている時生くんの護衛に、時生くん宅を訪れたわけだが…

    >「護衛? なんで俺がそんなの必要なんだよ?」

    >「君がネオブラックマフィアの薬物取引現場を目撃したからだ。すでに君の情報は彼らに知られている可能性が高い。命を狙われるリスクがある」

    >「聞いてないし、そんなの関係ない! とにかく迷惑だから帰ってくれ!」

    >「君の身を守るためだ。俺たちが来ることは、所轄の警察から事前に説明があったはずだが?」

    >「知らないし、そんなの要らない! 部屋に入らせる気もないから!」

    …こいつは何を言っているんだ…?
    普通ならやべぇ奴らに狙われてると聞いたら、逆に泣きながら護衛を願い出る筈なのだが…?
    パーソナルスペースがやたらと広いコミュ障なのだろうか…と思ったら…

    お隣の広田真衣ちゃんと仲良くチャリ登校するところを目撃される、なんだよ愛しの幼馴染とイチャコラしたいだけかよ、親の海外赴任について行かないぐらいですから、時生くんは真衣ちゃんのことをそれだけ愛しく思ってるんですね~、でも幼馴染って最近負けヒロ…スイマセン殴らないで…

    さて、ところ変わってどこぞの地下室では…なんだかコーホー言ってそうなガチガチフルアーマーのデスクローン総統のホログラムに、脂汗かきながら跪く青髪のオッサン、どうやらヤクの売買を見られた時の責任者のようで…名前は…加茂嶋青虎…紅虎姉さんと対なす名前ですね。

    その正体は、ネオブラックマフィアが誇る改造人間、ネイビータイガー!

    てっきり新手のレギウスかと、まあタイガーは詩郎くんがいますからね。

    こんないかにもぶっ〇します的ビジュアルの奴だが、デスクローン総統からの指令は生け捕り、デスクローン総統の意図が気になるところですね。

    >「夏幹時生……覚悟しておけ。お前の人生は、ここで終わるんだよ」

    お前生け捕りする気ある?

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